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島裕晃のトーク
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  • 島裕晃
    渡邊大介(昔はアドマン)渡邊大介(昔はアドマン)

    【お願い:「育成を諦めない」ということ】人事周りについて話しつつ、とっても大事だなぁ、と思うので、ぜひ共感いただけたらシェア頂ければと思います。

    「採用には全力を尽くす」はフレーズとして、「21世紀を代表する」の次に浸透しているフレーズとなり、サイバーエージェントのコアDNAになっていると感じます。採用は本当に最重要事項、どんどんサイバーの会社としての格が上がると、それに伴って優秀な人がたくさん入ってきますし、個性も多様化してきます。

    そこでお願いしたいのは、「採用に全力を尽くす」に追加して「育成を諦めない」ということ。あるいは「可能性を決めつけない」ということ。これをめちゃくちゃお願いしたい。

    最近MGRランクと話していて感じる違和感のひとつは「あの新卒は◯◯だから良くない」というようなある種の「諦め」や「決めつけ」です。多少反抗的でもいいじゃないですか。多少めんどくさいやつでもいいじゃないですか。向き合ってあげてください、と。

    内定者バイトが一般化し、新卒から即戦力を求める文化が出来つつあるのはもちろん理解できるのですが、ひとにはそれぞれ成長のスピードやピークが異なりますし、最初の半年でラベリングをしてしまうと、その後の可能性を消してしまうことにつながると思います。

    何より僕がそうでした。おそらくサイバー至上でもトップ数%に入る「めんどくさい新卒」であったことは自他共否定の余地もないのですが(今でもめんどくさいやつだと思いますが)、それでも最初の局長である野島さんに激ギレされつつもいろいろ教えてもらい、鷲田さんやカトテツさんに見出して頂いて、ようやく3年目で初めて開花できました。うまくいくまでに、丸二年かかっています。ベストプレーヤーとして総会の壇上に立つまでは丸3年かかりました。

    最初の2年は全く鳴かず飛ばず、でも生意気。先程の話で言うなら「渡邊って新卒は頭でっかちで気が散っていて、成果にコミット出来ていないからダメだ」とあの時可能性を諦められていたら、3年目以降の僕はあり得なかったと思います。たぶんやめていた。

    僕としてはこういう「義理・恩義」があるので、こんな性格ではありますが、僕なりにCAへのロイヤリティは高く、12年も働けていると思っていて、「育成を諦めないことの重要性」は本当に高いな、と思っています。

    他にもいます。例えば本部の北本くん(09入社)です。彼も(未だにそうですが)社会不適合な新卒で、最初に会った時(配属が僕の部署でした)は「よくサイバー受かったなこいつ」と思ったものですが、見捨てず見放さず、ヒト対ヒトでぶつかり続けていたら、一人前のプレーヤーに育ったと思います。そして未だに2人でLIVEに行くくらい仲も良い。

    採用には採用人事だけでなく、300人ほど(おそらく)のエース格の社員に毎年「全力」でご協力頂き、毎年いい新卒が取れていると思います。こんなに「パワー」と「時間」と「コスト」とリソースを掛けまくっているのが、サイバーの新卒です。

    ぼく個人的には、16、17新卒は本当に自分の公私共に時間をかけて採用した超絶かわいい奴らで、そいつらが才能開花して、「俺の選択、私の選択が間違ってなかった」という菅田を見たいし、その反対は絶対に見たくない。もちろんこれから入ってくる18や今から採用する19もそう。ぜひ才能を見限らず、可能性に期待して、諦めずに育成をしていってもらいたいなぁ、と思い、「育成を諦めない」ということを片隅においていただけると嬉しいな、と思います。

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