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片雲の風にさそはれて
トーク情報
  • てんあつ
    見城徹見城徹

    今日の午前中は映画館で映画を観る。気になる映画だが、慌てて観なくてもいいと思っていた。報知映画賞の選考委員をしているため、選考会が近付けばサンプルのDVDが届くのだ。しかし、この映画は秘書が映画館で観るかどうか?を珍しく毎週、訊いて来た。映画のチケットは秘書に予約してもらっている。3周続けて訊かれて、これは何かの予兆であろうと判断し、観ることにした。ずっと一雫ライオン・著[二人の嘘]を読んでいる。圧倒的な描写力。ぐいぐいと小説世界に引き込まれる。小説を読む快感を久し振りに味わっている。2時間後、それを中断して映画を観に行く。土曜日の贅沢な午前中だ。

  • てんあつ
    見城徹見城徹

    ↑ [月刊カドカワ]です。まだ持っているんだね。編集長だった自分でも思う。[月刊カドカワ]は唯一無二の奇跡の雑誌だった。

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  • てんあつ
    見城徹見城徹

    ↑ 尾崎豊の事務所[アイソトープ]を作る時、
    尾崎豊と鬼頭明嗣を連れて尾崎の実家を訪ね、ご両親に仁義を切った。玄関近くの狭い日本間のちゃぶ台に出前の鮨が並び、ビールで乾杯をした。ご両親は大喜びで迎えてくれて、僕はホッと胸を撫で下ろしたのを覚えている。角川書店(現・KADOKAWA)のサラリーマンでありながら尾崎豊の事務所を作るなどと言う無謀なことをよくしたなあ、と今となっては思う。
    あの日が無ければ尾崎豊は復活しなかった。
    しかし、あの日が無ければ尾崎豊は死なずに済んだかも知れない。今さら考えてもしょうがないことだけど。
    あの日、尾崎豊の実家からの帰り道、僕たちは希望に溢れていた。

  • てんあつ
    見城徹見城徹

    一雫ライオン・著[二人の嘘]を読んでいる。もう、終わりが近い。園長と礼子の喫茶店での会話のシーン。しばらく声を上げて泣きながら読み続けた。切なくて、暗い。この長い小説はどこまでも切なくて、暗いが、生きる姿勢において凜とした大事なものが一本通っている。人生はきっと誰でも切なくて、暗い。しかし、その中にも救いはある。一条の光は射す。後100ページとちょっと。どうしようもなく先を読みたいが、涙を拭って分厚い本を閉じる。

  • てんあつ
    見城徹見城徹

    [二人の嘘]。読んだ。読み終わった。
    最終九章のタイトルは直裁に「悲劇」。
    そのタイトルにもかかわらず、それまでの八章までと比して第九章は明るい。そうか、こういう終わり方で来たのか?裁判。被告人。判事。判決。判決を下された者の人生の事情、そして罪と罰。判決を下した者の人生の事情、そして罪と罰。ここまで暗く切なく憂鬱な世界を構築して突き抜けたシンプルで凜としたラスト。ハラハラ、ドキドキし、嗚咽した僕は言葉もなく立ち尽くしている。

  • てんあつ
    見城徹見城徹

    40代の高倉健と30代の吉永小百合が演じるこの小説の映画が観たい。
    40代の高倉健と30代の吉永小百合が今の日本映画界には不在である。
    2人が主演した[動乱]をプロデュースした岡田裕介も既に逝ってしまった。

  • てんあつ
    見城徹見城徹

    複雑な夢を見た。長くなるので内容は書かないが、その夢が僕の潜在意識を映しているとするならば、僕はこんなにも絡み合った不安に怯えていることになる。多分、それで当たっている。幻冬舎を創業した頃と全く変わらない。うなされるように目覚めた朝だった。

  • てんあつ
    てんあつ

    おはようございます。

    今朝もワタクシ的ルーティンから。
    見城さんの過去ログからは2018年8月と2021年7月のトークをピックアップさせていただきました。
    小説[二人の嘘](幻冬舎 刊)の感想文大会は非常に面白かったですね。当たり前なのだけど、同じ小説を読んでも人により着眼点が違い、自分では気づかぬところを発見させていただいたりと。もうすっかり懐かしいです。

    ということで9月月末、今日もかけがえの無い1日を。