この一節を語ろう 第17回 遠回り いつもここから 大切な夢 輝き始める 悩んだり道に迷って 自分の地図ができて行くんだね あきらめちゃいけない そう笑顔でいよう 「遠回り」前田敦子 作詞:秋元康 じゃんけん大会が近づいて来た。 私はそもそも栄６期生推しだから彼女たちを応援している。日に一度は彼女たちの優勝する姿が頭をよぎって、会社やレストランで突然うるうるしてしまったり困ったものだ。 しかしながら優勝して欲しい気持ちがある反面、優勝して欲しくないという気持ちもある。なぜかというと、逆境の中で歯を食いしばって一歩一歩這うように歩んで来た彼女たちが好きだからという、まったくもって身勝手な理由からである。栄冠を手にした時、彼女たちの何かが華開くと同時に何かが終わるのがなんだか怖い。 とは言え様子を見ていると、栄６期生は地に足がついているようだ。栄６期生として戦う意味を噛み締めながらこの大会に挑んでいるように思う。勝ち負けを越えて彼女たちは何かを掴みに行っている。 目指すものに近道などない事、遠回りの中で本当に大切なものが見えてくる事を、彼女たちはきっと誰よりも理解しているのだ。遠回りの栄６期生にエールを贈りたい。