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見城徹

今にも雨が降り出しそう。涼しくて老体には助かるが、このまま夏が終わってしまうのかと思うと淋しい。 ビーチボーイズの[エンドレス・サマー]が発売され、繰り返し聴いていた1974年の夏。24歳。D・Yという女性以外、僕には何もなかったけれど、あの頃の夏は輝いていた。 20代、30代はその若さだけで素晴らしい。人生のエンドレス・サマーだ。 新宿ゴールデン街で酒を飲み、女の胸で眠った。死ぬほど本を読んだ。あんな日々はもう二度と戻らない。

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