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    見城徹見城徹

    僕は自分の名刺は自分の命が入っていると思っている。目の前で破られたら辛いだろうなあ。
    日本を代表する企業の社長から木原誠ニさんを紹介されて8ヶ月以上が過ぎた。名刺を送っていただけないかと紹介してくれた社長に直ぐにお願いしたのだが、名刺はまだ届かない。社長は確かに木原さんに伝えたと言う。僕は木原誠ニ先生にまともな人間扱いされていないと思うしかない。少なくとも対等ではないのだ。木原誠ニ先生に渡した僕の名刺を返して欲しいとさえ思っている。いや、あの場で泥酔していたようだから、既に紛失しているか、破られたり、捨てられたりしている可能性が強い。人を人だと思わない政治家。人の痛みなど感じない政治家。そういう政治家を許してはならない。

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    見城徹見城徹

    早朝に目が覚めてしまって色々と考えた。かつての早朝は[吉本隆明論 私的闘争の仁義]を書くのに七転八倒していた時間だが、最近は僕に関わってくれる一人一人を理解しようとして四苦八苦している。理解しなければ愛せない。その単純なことの深さに胸を打たれる71歳の夏。
    僕は僕に関わってくれる人々に生かされている。

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    見城徹見城徹

    愛する者には愛されない。そういうことってよくあるよね(笑)。愛する者に愛されたら、それはもの凄くラッキーだ。そう思わなければいけない。

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    見城徹見城徹

    ↑ これからハワイに行く人のために一言。新しく出来た店では「ミロ」と「ナチュール」は素晴らしい味です。
    「ミロ」は10年〜20年前に僕がよく通った「カフェ・ミロ」の場所に、ハワイのスーパースター・シェフのクリスが作った店。店名を「ミロ」と残してくれたのも嬉しい。僕は「ヴィンテージケイヴ」、「セニア」とクリスがシェフだった店をずっと追いかけて来ました。
    「ナチュール」はパリから引き抜いた
    天才・山中シェフを擁して「パリ ハワイ」を経営していたゼットンが山中シェフのスーシェフだった小川苗さんをシェフにして、同じ場所にオープンした自然派レストラン。
    どちらも1ヶ月前から予約しないと取れませんがーー。

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    見城徹見城徹

    ↑ 強烈に何かを失う覚悟がなければ、大きな決心なんか出来ないよ。人はリスクと引き換えに新たな地平を獲得する。人生はその連続だ。それが辛いなら自分を殺して生きればいい。生きながら死ぬか、死を覚悟して自分の道を生きるか、だ。
    そういう僕も大きな決心の前で足踏みをしている。人生は生きようと意志する者に残酷だ。

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    見城徹見城徹
    yuki
    高校生の時にこころを読み、やるせない後味の悪さを感じ先生とKのどちらにも共感出来ませんでした。世間知らずで無知だった私にはなぜの連続でした。大人になり相手にもいろいろな葛藤や良心の呵責があるのかもしれないと思うように。自分の中に利己的な部分を感じる時は、踏み絵のような役割を果たしてくれている気がします。決して清廉潔白な人生ではないけれど、後ろ暗い思いにならぬようにが自分の行動基準だったりします。

    なるほど!
    夏目漱石[こころ]、五味川純平[人間の條件]、高橋和巳[邪宗門]は僕には衝撃的でした。自己否定の思考は僕の体内に染み渡り、吉本隆明[転位のための十篇]で踏み絵を踏み抜く覚悟が大量の涙と共に決まりました。出口のない憂鬱な日々でした。若き日の読書は人に「自己否定」という痛苦な想いをもたらします。しかし、その痛苦な想いに一度も葛藤しなかった人を僕は信用出来ません。

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