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ロングコートダディ堂前

4月6日(月) ベランダで洗濯物を干し終え、部屋に戻ろうとすると 隣のベランダとの仕切りの隙間から、手紙がスッと出てきた。 手紙を開いて、中を見てみると 「HIMAdesu」 と書かれていた。 隣の部屋の人はめちゃくちゃ外国人だ。 僕も暇だったので、部屋に戻り 隣の部屋の方の壁を トントントン と叩いてみた。 すると トントントン と返ってきた。 僕が トトトントントン と叩くと トトトントントン と返ってきた。 僕が トトトントントトントトトントットントントン と叩くと 「HAHAHAHA!murimuri!」 と爆笑する声が聞こえてきた。 僕が 「レッツセッション!」 と言い、 ベースをアンプに繋ぎ、音を鳴らしてみた。 すると 「OK!」 と声が返ってきて ペチペチという音が聞こえてきた。 恐らくだが、お尻を叩いている。 お尻ドラムだ。 しばらくセッションをする。 中々のグルーヴ。 すると途中から、少し高い音のペチペチが入ってきた。 「キャハハ!」という声もする。 子供のお尻だ。 子供のお尻も叩き出した。 セッションもヒートアップ 最初は ペチ ペチペチ ペチ ペチペチ ぐらいのリズムだったのに ベチベチベチペッチーンベチペチベチペチ ベチベチペッチペッチベチベチベチベチペーン! ぐらいになっている。 自分のお尻と子供のお尻をうまく使い分け音を出している。 子供の声が聞こえなくなっている。 大丈夫だろうか。 僕は 「オッケーイ!ナイスセッション!センキュー!」 と言い終わらせた。 すると 「No! Never ending story!」 と返ってきた。 まだやろうということだろうか。 僕は子供が心配だったので 「Sorry! This is ending story!」 と返した。 すると 「Ok...see you next」 と返ってきて ペッチーン!! という一番大きい音が鳴った。

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