（ちゃんと写真、撮りました😅） 中山先生の「俺たちは神じゃない」を読んだ。 （図書館で借りた） 「泣くな研修医」シリーズとは打って変わって、一人前になった外科医の、きびしい日常が描かれている。 冒頭からすぐに引き込まれて、一気に読んでしまった。 中山先生が言われているような、毎日が手術ばかり、しかもアクシデントも沢山起こる。 助かるかどうか瀬戸際の患者を前に、様々な葛藤もある。 中山先生は、本当にただただ、外科医の実情を描きたかったんだな、と思った。 それと、自分が手術を受けていながら、それも麻酔科医に説明を受けてたにも関わらず、麻酔科医の重要性を分かっていなかった。 この物語でそれがとても良く分かった。 物語の最後にロボット手術でアクシデントが起こる。システムのMEの設定ミスだったのだが、やはり人がやる事だから、完全なことはない、という事だ。 その手術支援ロボットの名前が〈HOKUSAI〉（ほくさい=北斎）になっていた。私が知っている限りだが本名は、〈ダヴィンチ〉という。あのダヴィンチから取っている。 中山先生が〈HOKUSAI〉としたのは、もちろん物語がフィクションとしての扱いであるのも当然だが、私はちょっと先生なりのセンスを感じた。 引き続き、「泣くな研修医」シリーズを読み続けたい。（5悩め医学生 と、6外科医、島へ がまだでした）