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見城徹
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見城さんが、尾崎豊さんの曲をいまだに聴けないというお話しは昔なんらかの形でお聞きしたことがありました。おそらく、最期のアルバム『放熱への証』も聴かれてないかと思いますが、その収録曲の「汚れた絆」を聴くと、見城さんと鬼頭明嗣さんのことがふと頭をよぎります。長くなりましたが…見城さんのおかげで、わたしは『普通の愛』『白紙の散乱』等たくさんの書籍に出会えました。本当に感謝しています。

「放熱への証し」は一曲も聴いていません。当然その中の[汚れた絆]は歌詞も知りません。人からあれは見城さんを歌ったものではないかと、聞かれたこともありましたが、聴いていないので僕には解りません。聴きたいとも思いません。僕も鬼頭も命懸けで尾崎に寄り添ったつもりです。地獄のような日々でした。当事者以外、誰にも解らないことが沢山あります。何を言っても虚しいです。「編集者という病い」に尾崎については書きました。4月10日に発売になる「たった一人の熱狂」の文庫版にも尾崎のことは書き足しました。しかし、やはり、虚しさが残ります。しょうがないことってありますね。合掌。

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