#libra
Libraの場合、価値の源泉をPoW(Proof-of-Work)(仮想通貨などのコンセンサス・アルゴリズム手法、個人的には冪乗を求めるC言語などの関数とも考えられますが苦笑)やPoS(Proof-of-Stake)(暗号通貨のブロックチェーンネットワークによる分散型コンセンサスの達成を目的とするアルゴリズムの一種)のようなアルゴリズムに依拠するのでは無く、既にある別の物に価値の源泉を置くスキームで、複数の法定通貨を発行相当額分銀行に信託することで価値を保全する。日本の場合は法定通貨建てのステーブルコインは通貨建て資産に該当するので、取り扱う場合は仮想通貨交換業では無く、資金移動業の登録か銀行のライセンスが必要になると言う事なのだろうが、下のホワイトペーパーを読んで個人的に気になったのは「問題意識としては金融へのアクセス(金融包摂(Financial Inclusion))で、先進国より新興国を意識しているように見える(新興国向けのFacebook Liteなどとも繋がる問題意識)」/「ブロックチェーンはオープン型(bitcoinのように誰でもアクセス可能)では無く条件を満たした参加者のみアクセス出来るパーミッション型(コンソーシアム型)。将来的にはオープン型にしたい意向は示している」で、どういう導線があるとFacebookで決済をしたくなるかと言うのが見えて無く、行動は習慣、FBでの日常的な行動は明示的にユーザーの送金・受取に紐付くものは少ない。サービスとして使われている≠そこでユーザーが全ての行動をするが、逆に言えばそこの整備がキーになるのでしょうが...。ただFBにとっては特にリスクを良くも悪くも高める方向の新サービスを発表したなは思います。↓
『The Libra Whitepaper(PDF有り、日本語版)』 https://libra.org/ja-JP/white-paper/ #Whitepaper #Libra #Facebook