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藪 医師(中山祐次郎)

自分のものだけリトークをすみません。 あの頃、僕は東京にいて、名門病院である都立駒込病院に勤めていました。そのままいれば今頃はそこのスタッフとして、つるりとした人生を送っていたように思います。見城さんにはよく恋愛相談をさせて頂きましたし、たびたび会食にお声がけいただいて幸福な日々でした。 ですが、見城さんにこのメッセージをお送りした後、院長が急逝し存続の危機に立たされた高野病院に急遽手を挙げて行くことになり、引っ越しも間に合わずスーツケース一つで行きました。そこから約5年の福島での生活は、まさに暗闇でジャンプの連続でした。着地に失敗し何度怪我をしたかわかりません。 でも、行ってよかったと今ならはっきりと言えます。苦しい思いや嫌な思いもいい思いもたくさんし、ざらざらした人生になりました。福島に行ったことで自らの人生、東京という街、人のいのちについて考え、少しは書くものが豊かになったのではと思っています。コロナ禍があり、見城さんと疎遠になってしまったのは残念でしたが、ここ755でいつでもお顔や動静を伺うことができます。

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