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久我 雄三

「読書という荒野」読んだ。 「書を貪り喰ったもの」「著者の内臓を喰らい、口から真っ赤な血を滴らせている」という秋元さんの表現そのまま、1冊に凝縮されて込められていた。 人生の中で出会った一冊一冊が見城さんの血となり肉となり、人間の厚み、思考の深み、人生の幅を作り上げてきた。どのページからもそれがビシビシと伝わり、響いて、突き刺さってきた。 見城徹という人間が、人とともに生きた証、軌跡が書かれている、というより「刻まれて」いる。 「人に寄り添って」という生易しいものではなく、全身でしがみついて、爪を立てて握りしめて、喰らいついて、強烈に絡み合いながら生きる、生々しい、血の滴る「生」が1ページごとに、一行ごとに刻まれている。 1人の人間とですら、これだけ深く融合して生きるのは容易くないはずなのに、見城さんは一体何人とそんな関係を築いてきたのか。。。人の数だけ、出した本の数だけ、強烈に濃厚な血肉を体に入れているんだと思う。だから、あまりにも果てしない。 「人と生きる=人生とはかくあるべし」と突きつけられ、奮い立たされる。その一方で、そこには程遠い自分の現状に挫けそうになる。 それでも、もがき突き進むこと、暗闇でジャンプする勇気を持つこと。戦い続けること。 人との出会いに感謝しながら、歯を食いしばって生きる。

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久我雄三 「頭のメモ」と「心のノート」
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  • 久我 雄三
    見城徹見城徹

    ↑ 有難う。[二代目はクリスチャン]は今回公演で2度目です。前にもう1回観てくれたのは幻冬舎presentsの違う演目だと思います。

  • 久我 雄三
    久我 雄三

    あぁ!大変失礼しました!
    よくよく記憶を蘇らせると、

    一回は、
    幻冬舎Presents『無謀漫遊記-助さん格さんの俺たちに明日はない-』でした!

    こちらも最高の舞台でした。

  • 久我 雄三
    久我 雄三
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    『暗殺』 柴田哲孝
       

    「この物語はフィクションである。」

    たったこの1行で ”自由の翼” を手に入れた作者が
    内に秘めたすべてを解き放ち、思いのままに飛び回って書き上げた…

    タイトルの重々しさとは裏腹に、そんな解放感と疾走感で、あっという間に一気読みした。そして圧倒的な納得感。
    あの事件に関してもやついていたことへの「解」と「末恐ろしさ」を存分に味わえる、とんでもなく凄い1冊だった。

    この1冊で、今後の人生の中で、世の中の見え方、ニュースの受け止め方がひっくり返る人も少なくないと思う。

    読み終えたときの「凄い本書いたな…」という衝撃がすさまじい分、冒頭の1行の存在の大きさをまざまざと実感。

    これ、読まないと人生損する。とマジで思った。

  • 久我 雄三
    久我 雄三

    もったいないお言葉☺️
    ニュースを扱っていた身としても、とても考えさせられる本でした。

    何よりイチ本好きとして最高に楽しませて頂きました!