久我雄三 「頭のメモ」と「心のノート」
トーク情報- 久我 雄三
久我 雄三 『暗殺』 柴田哲孝
「この物語はフィクションである。」
たったこの1行で ”自由の翼” を手に入れた作者が
内に秘めたすべてを解き放ち、思いのままに飛び回って書き上げた…
タイトルの重々しさとは裏腹に、そんな解放感と疾走感で、あっという間に一気読みした。そして圧倒的な納得感。
あの事件に関してもやついていたことへの「解」と「末恐ろしさ」を存分に味わえる、とんでもなく凄い1冊だった。
この1冊で、今後の人生の中で、世の中の見え方、ニュースの受け止め方がひっくり返る人も少なくないと思う。
読み終えたときの「凄い本書いたな…」という衝撃がすさまじい分、冒頭の1行の存在の大きさをまざまざと実感。
これ、読まないと人生損する。とマジで思った。