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久々原仁介のトーク
トーク情報
  • 久々原仁介
    久々原仁介

    今年の本屋大賞のなかでも朝井リョウ先生の作品がくるのではないか、そんな期待をしていたので、驚きもある。

  • 久々原仁介
    ikutamaikutama

    KRY山口放送で放送された[【作家・久々原仁介】余韻が消えない一冊『海のシンバル』が心に響く理由|孤独と手紙がつなぐ物語]をYouTubeで見ました。

    下関市の海の色と風の匂いに包まれて育った久々原さんが、別の海が生んだ悲劇を知り、その場に立ち会えなかった者として、海に命が飲み込まれる過程を書く。久々原さんは自己嫌悪と責任感に揺れながら、それを書き抜いた。
    2人の思いを交わす“気送管”。そこに費やされる手間と時間から、理解と誤解の物語が生まれる。これは、人と関わることに深く悩んだ久々原さんが書かなければならなかった心の叫び。
    [海のシンバル]は、まさにシンバル音のように、私の心に響き続けています。
    『自由でいられる孤独』と向き合う次回作にも期待が高まります。「孤独」とは寂しさではなく、自分を写す大切な鏡だという久々原さんの言葉は、大変興味深いものです。

  • 久々原仁介
    久々原仁介

    ikutama様

    こんばんは。KRY山口放送まで見ていただけたこと、そしてあの短い時間の中にある想いを、ここまで丁寧に汲み取っていただけたこと本当に、ありがとうございます。

    下関の海で育った自分が、別の海の出来事を書くということには、ずっと迷いとためらいがありました。おっしゃる通り、そこにはどうしても拭えない自己嫌悪や、言葉にしていいのかという葛藤がありました。それでも書いたのは、あの「距離」と「届かなさ」を、どうしても形にしたかったからだと思います。
    誰も望んではいないのかもしれません。それでも僕は、伝える責任を負いたいと思いました。

    それと同時に僕は弱い人間であり、この弱さを克服しようとしない卑怯な人間なのだと思っています。
    この弱さを見てくれ、弱いまま生きる僕を正面から見てほしい。そんな僕自身の大人になりきれない感情が物語には散らばっていると思います。

    響け。
    届け。
    この叫びを。
    このうえない衝動を。

    読んでほしい。僕は人に一緒の時間を歩んでほしいなんて、言うことができない人間だから。せめて僕の心だけは、あなたの本棚に入れてほしいと願うんです。
    それが僕の精一杯の生き方なんです。

    次回作についても触れていただき、ありがとうございます。
    「孤独」をどう捉えるかは、これからも自分の中で向き合い続けるテーマだと思っています。

    構想を少しずつ組み立てますので次回作もぜひよろしくお願いします🙇

    久々原仁介

  • 久々原仁介
    久々原仁介
    投稿画像

    小説を書くということについて。

    小説を書くという行為は、誰かに評価されるためだけのものではないと思っている。むしろ、自分でも持て余してしまう感情や、うまく言葉にできなかった記憶や後悔を、どうにかしてこの世界に残そうとする行為に近い。しかしその表現方法もよく考えると、正しいものではないような気がする。僕にとって執筆は世間に対して顔向けしづらい、なんだか後ろめたさを煮詰めた爆弾のようなものに近い。

    楽しいから書く、という瞬間ももちろんある。けれど実際には、それだけでは続かない。書かずにはいられない何かがあるから、時間を削ってでも向き合ってしまう。時間とは、人生そのものだ。この時間があれば、両親にもっと親孝行できるのかもしれない。仕事に打ち込めて出世できるかもしれない。大切な人たちと向き合えるかもしれない。
    そんな大切な時間になり得たかもしれない。
    けれど書いている間だけは、自分の弱さや醜ささえも肯定できる気がする。

    だから小説は、とても不器用な表現だと思う。遠回りで、時間もかかるし、読まれる保証もない。それでもなお、誰か一人に届くかもしれないと信じて書く。その“かもしれない”に、自分の時間や人生を賭けている。

    もし読んでくれる人がいるのなら、その人の中にほんの少しでも何かが残ってくれたらいい。それが救いになるのか、傷になるのかはわからないけれど、それでも確かに触れた証として。

    書くということは、世界とつながろうとする、ささやかな抵抗なのだと思う。

  • 久々原仁介
    K0183K0183

    見城さん、755の皆さま、おはようございます。

    命の前では、綺麗事はすぐ剥がれる。

    嘘を祈りと呼ばなければ、現場に立てない時がある。

    「せめて正しく在りたい」

    患者のためなのか。自分の良心が傷つかないためなのか。

    両立しないものを、毎日抱えている。

    現場とは、その矛盾を消す場所ではない。
    抱きしめたまま立つ場所だ。

    正直、誠実、善良、真心。
    本日もよろしくお願い申し上げます。

  • 久々原仁介
    K0183K0183

    見城さん、755の皆さま、久々原仁介さん、
    おはようございます。

    この手は、人を救い、人を捨ててきた。

    現場では、迷えない。手を止められない。
    選択の余地は、ない。

    向き合えなかった顔が、積もっている。

    机だけが、穏やかでいられる場所だ。
    ここでだけ、弱さや醜さを、見つめていい。

    呑み込んだ言葉が、机の上で、もう一度息をする。

    奪ってきた時間。置いてきた傷み。
    書いている時だけは、逃げていない。

    赦されない業を抱えた遠回りだけが、
    私を世界につなぎ止めてくれる。

    正直、誠実、善良、真心。
    本日もよろしくお願い申し上げます。

  • 久々原仁介
    久々原仁介

    K0183さん、おはようございます。

    静かに沁みてくる言葉をありがとうございます。独り身なもので、誰かからのおはようが、こんなにも嬉しいのかと思いました。

    向き合えなかったものや、飲み込んできた想いを、それでもこうして言葉にして差し出してくださることにもあたたかさを感じます。

    机の上で息をする言葉たちは、きっとK0183さんの心にそっと救っているのだと思います。

    どうかご自身のことも、少しだけやさしく抱きしめてあげてくださいね。

    本日も穏やかな一日になりますように。よろしくお願いいたします。