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吉田真悟
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今朝、電車内で不覚にも泣いてしまった。 可愛そうだと同情したわけではない。 夏実とひかるが保健室のソファーに並んで腰かける姿を想ってである。 よく出会ったものだ、正反対の二人である。 学校や担任や幼馴染やクラスメートが大好きなのに、眠れず、起きれず保健室にしか通えない夏実。 正反対に学校や他人が怖くて大嫌いで無気力で死んだ目をしたひとみ。 このタイミングしかない、どん底の二人だから、言葉を交わさずとも分かり合える二人の出会いに「良かったね」とつぶやいた。 中学時代、一人が好きなのに無理していい子ぶって親を欺き担任に媚びていた。 あさはかで、背伸びして、頑張って、疲れて、眠れなくて、直ぐ傷つく。 劣等感の塊で自意識過剰で人と話すとき顔が真っ赤になる。思い出すと今でも苦しくなる。 本当は夏実の様に生きたかったかもしれない、ひとみだったかもしれない。 恥ずかしい昔の自分と合わせて3人に出会えた。 さてこのあと(第三章の途中)どうなるのかな? 泣いても恥ずかしくないところで読もうっと。

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