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井上尚弥選手、山中慎介さんの仇討ち、四本のベルトの防衛、東京ドーム大会の成功、なにより速くて強くて上手くて、そして狡猾にしてクレバーなルイス・ネリ選手からの勝利、本当におめでとうございます。 初の被ダウンもありましたが、サウスポーへのジャブの命中率、、実戦ではとても難しいと言われる正中線への度重なる攻撃など、困難な方を選んで選んで戦っていた、と感じました。 そして電撃のフィニッシュブロー、右ストレート。苦悶を呼ぶリバーブローを選ばず、意識を刈り取るパンチで終演とは。ルイス・ネリ選手を山中さんの仇ではなく、きちんと一人のボクサーとして認めて、プロボクシングの更なる高みを見せつけるかのような劇勝でした。 流石はモンスター。 拳で語るとは、正にこのことか。 ボクシング観戦の至福、極まれり。 帽子がWBCだったんです。やはり、そうですよね。笑 不安になり、考え、楽しくなり、目が乾きまくるほど凝視してしまう好試合。 ありがとうございました。 勝った!勝った!勝った! わーい!!!! 尚弥、エグいわー!!!! ( 。・_・。 ) 🥊 #井上尚弥 #ルイスネリ #東京ドーム

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schläfrig 13
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    東北大震災の時も、『津軽海峡・冬景色』を、レコーディング時の歌唱方法で歌い、能登の震災の今年も『能登半島』を十九歳の本人で歌う。
    石川さゆりさんの底力、胆力、なにより歌唱技術に震える。
    昔々、何かのインタビューで美空ひばりさんが「歌は魂ですか?心ですか?」と訊かれて、「技術よ」とバッサリ答えたのを思い出します。
    桁外れの、「今」の『能登半島』でした。
    ありがとうございました。

    ( 。・_・。 ) ♪

    #石川さゆり
    #能登半島

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    21万部突破のロングセラー
    たった一人の熱狂
    幻冬舎
    代表取締役社長
    見城 徹
    [幻冬舎文庫]650円(税込価格715円)
    幻冬舎 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-9-7

    【特別収録】母校の創立50周年の記念誌に寄稿
    静岡県立清水南高等学校 創立50周年記念誌に寄せて(2013年)

    〈かけがえのない今日〉
    44年前、僕は四回生として、静岡県立清水南高等学校を卒業した。
    小学校・中学校と劣等生だった僕にとって、高校入学は今から考えても決定的に大きな人生の転機になった。
    東京での大学生活を通じても、高校時代ほど生命のエキスが凝縮された時間はなかった。
    海と山に囲まれて、日差しがさんさんと降り注ぐ、花と緑が目に染みる、青春ドラマの舞台になるような高校で、僕は全身をぶつけて、恋愛や友情、勉強やスポーツに向き合った。あれほど懸命に生きた記憶は、後にも先にもあの3年間だけである。あの3年がいまの僕を形作り今の僕をあらしめていると、はっきりと断言できる。それほど僕にとって、濃密で一心不乱の季節だった。
    初めて異性を愛しいと思い、一挙手一投足に振り回され、思い詰めた日々を過ごしたこともなかったし、ロックンロールに夢中になってビートルズという一組のミュージシャンにあれほどの熱量でのめり込んだこともなかった。
    ラグビーに出会って、鈍い運動神経ながらも初めてスポーツを楽しいと思ったのも、高校の3年間だけだった。社会に出てからも、ラグビーのクラブチームをつくってトレーニングにも励んだけれども、高校時代のようなトライの快感は得られなかった。
    嫌だ嫌だと逃げたい心を押さえつけて一日3時間睡眠で受験勉強をしたのも、海辺で友人と日が暮れるまで議論したのも、本を片端から読んだのも、その3年間に限られている。
    一歩を踏み出すこと、目標に向かって努力すること、死ぬ気で何かに熱中すること、それらすべてを高校の3年間は僕に天の恵みのように教えてくれた。自分の信じた道を真っ当に努力さえすれば、時間がかかろうとも必ず少しは報われる、そのことに僕は高校に入って初めて気づいたのだ。
    何故それが高校時代だったのか、丁度、強烈な自我に目覚める年頃だったのか、よく解らないけれど、高校3年間で僕は、生きるという営みの歓喜と切なさを全身で受け止めたのだ。
    自分が信じたものに熱狂できる特権はわかもの特有のものだ。社会に出れば、様々な大人の事情が、それを許さない。小・中学生では子供過ぎるし、大学生では自由過ぎる。親のスネをかじりながら、受験という目の前に立ちはだかる乗り越えるべき大きな壁にぶつかりながら、自分が熱狂するものにもがき苦しみ、全力を尽くす。
    僕が清水南高で得たものは62歳の僕の人生を左右し、僕の人生を決定づけた。あの3年間がなかったら、今の僕はなかった。
    そのさ中にある者には、その貴重さは解らない。
    そのさ中をどう生きるのか。
    何とどう向き合うのか。
    君達は二度と戻らない、その貴重な季節のさ中にいる。
    何でもいい。何かに熱中しろ。何かと格闘しろ。もがき、苦しみ、悩み抜け。それがどれだけ大切だったか、思い知る時がきっと来る。
    光陰矢の如し。今日と違う明日をつくれ。
    それには圧倒的努力が必要だ。10年なんてあっという間だ。
    昨日と同じ今日、今日と同じ明日。そんなものはつまらない。
    「君がなんとなく生きた今日は、昨日死んでいった人達が、どうしても生きたかった大切な明日だ」
    アメリカ原住民に伝わる言葉である。
    人生の中で最も恵まれた季節を、なんとなく生きるな。
    失恋してもいい。失敗してもいい。
    勇気を出して、自分が夢中になれる何かに一歩を踏み出してくれ。
    どんなにボロボロになっても、それがあとで、かけがえのない一日になる。
    (本文より)