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須崎恭彦|獣医師|犬猫の食事・栄養学
さっちー
さっちー
はじめまして。私の愛猫(アビシニアンのオス)が、先天性の『膝蓋骨内方脱臼』になりました。痛みはあまり無さそうで、診て頂いている獣医さんには、体重を現状維持して、激しい運動は避けるように。と、そしてうちでは診れない。と言われました。しかし現在、もうすぐ生後9カ月で体重が3.7㎏です。この年齢で体重制限をしたりしても、その他の部位に障害や未発達、骨格の形成不全などにならないですか?

正確には、診療しないとわかりませんが、その診断が正しいものとして、話を進めてみます。 人間には、生き方に次のような極端な生き方があります。 「途中経過はどうなろうと、必ずあのゴールに向かうんだ!例え途中で落とし穴に落ちて骨折しても、骨がつくまでじっとしていて、歩けるようになったら、また進みはじめよう!」という生き方と、「何かが起こるくらいなら、何もしないをしよう。」という生き方です。 高校時代にインターハイクラスの運動をやっていた方なら、ギリギリのラインで体を動かしているはずです。 一方、そこまでの運動をしていない方は、何かが起こると、安静を選択します。 若いうちに安静を選択すると、筋肉が発達せず、脱臼を支えられなくなります。 でも、安静を選択すれば、何も起こらないとは思います。でも、猫に動くな!はなかなか通用しません。 また、体重は、立った状態て、お腹が地面に着く様な状態にならなければ、大丈夫でしょうし、そこまで太れない猫種と思います。 以上のことから、体重は現状維持で、5kgとかにしないほうが良いのは当然としても、運動はきちんとさせて、筋肉でカバーできるようにしてあげたほうがいいと思います。 自然界では、動物は、歩けなくなったら死ぬことになります。 でも、さっちーさんに飼われていれば、それよりは長生きできそうですね。 頑張ってください。 追伸:返信遅くなり、失礼いたしました。このアプリは、通知が来ないみたいで、しばらく見ていませんでした。ごめんなさい。

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須崎恭彦(獣医師|須崎動物病院 院長)のトーク
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