じゃんぐるのトーク
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- じゃんぐる
じゃんぐる 人怒る最大の理由は自尊心を傷つけられることである。
また、人を認めることでその人の気持ちを動かすことができる。
人が認められたと思うことは、言葉での報酬より価値のある報酬を与えることでさらなる気持ちの高揚を産む。
これは人だけでなく知力がある程度高い動物にも適用できる効果である。
犬を教育するときの基本は餌を褒美に与えることも有名な手法であることはご存知かと思う。
また、認知症の方々は何もわからない。ということは認知症に携わる専門職の言葉ではない。
認知症であっても長い年月溜め込んだ長期記憶による感情や感覚はやはり亀の甲より年の功といえよう。
うまく認知症の方と接することができない方は、上記の内容を頭の片隅に置き考えてみてはいかがでしょうか?
いくら認知症を患い10秒前のことを忘れたとしても、魂は必ず覚えているのです。
自尊心を傷つける行為の連続は体が反応してしまうのです。
我々介護に携わる専門職は福祉の理念に添い、自分がされては嫌な支援はするべきではない。いや、それ以前に人間としての倫理を守るためするべきではないのではないだろうか?
我々、福祉に携わる専門職は、人と接する専門職であるはず。
ならば、人をうまく接するためのスキルは必要最低限のスキルであるはずである。
人の心を早く開く秘伝の方法は、楽しいことを提供することに始まる。
一番良いのは相手を笑顔にさせること。
なぜが?
人が笑顔を見せているときは心の中は無防備になる。
最近の詐欺師の手法にもこの手口が増えてきているように感じるが、無防備になったときは、少し難しい頼みことも受け入れていただける確率が高いのである。
さらに文頭に近いところで記載した、相手を認める行為が備えれば、さらなる難しい頼み事も受け入れ可能の確率は上がる。
人を育てるための手法も笑顔にしてから認める。
その後に追加で「したらどうですか?」「するともっといいですよ」のように取りはからうと向上心が芽生え気持ちが入りやすいのではないかと感じる。
しかしながら残念なことに、福祉士と名がつく国家資格はコミュニケーション論の教材が少ないように感じる。福祉士の世界の第一歩である介護福祉士の教科書はコミュニケーション論を全体の9割に持って行くべきだと感じるこの頃である。