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ほそかわ
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一通りの作業を終え、月曜10時出社から久々の帰宅である。すでに情報解禁を終えているので、差し支えない範囲でラインナップを以下表記。 月曜/スピードワゴン 火曜/矢口真里 水曜/ライムスター宇多丸 木曜/清春 金曜/週・月替わり(初回けみお) 皆様のおかげで豪華なラインナップになったと自負。立場上私はプロデューサーという肩書きであるが、Dとしての魂を持ち、Pとしての責任を背負う、という気概で臨む。単純なお飾りPになってはならない。 「深夜1時は"俺"たちのエンペラータイムだ」と公言しても笑われないように。 宣伝チームの若手社員に大人気なく引くほどキレ倒した結果、とても素晴らしい概要イメージもできた。「間に合わない」「人が足りない」、その気持ちはわかる。しかしそれは視聴者にとっては全く関係のないこと。制作物に対して裏側のドタバタまで思いを馳せてください、というのはルール違反だ。「予算も時間も人も足りない中、こんなものできたんです、どうぞ!」なんて許されるのは学生まで。 紙とペンしかなくても、ものすごく愛を込めれば、人の心を打つ作品は作れるのだ。絵の具がなきゃ、筆がなきゃ、キャンバスがなきゃ、なんて言い訳だ。 社会に出て10年、ただの一度も「仕事が面白い」と思った事はない。辛いし、しんどいし、眠たいし、帰りたいし。ただ、仕事をして給金を頂くということは、そういう事であると考えている。何かを犠牲にした分だけ配当を得るのだ。配当とは何も金銭だけではない。私の場合で言えば、「視聴者のリアクション」という最高のご褒美も待っている。 死ぬ程つらい思いをしてVを完パケて、何徹もして作業を終え、朝方電車に乗る。そこで人々が「昨日の○○さ〜」などと会話をしている。それを作ったのは俺だよ!その構成考えたの俺だよ!などと思わず声をかけたくなる。最高の気分だ。だから、仕事を変えようとか辞めようと思った事もない。 現在の仕事は本当に面白くない。過去遡っても一番しんどい。今までの仕事の中で一番人に嫌われている。もうやだ。すぐにでも逃げ出したい。 ただ、犠牲を払った分だけ成果が出る、と考えているタイプの人間ではあるので、面白くない作業をたくさんやって、週末しか家に帰らないほどしんどい思いをして、散々嫌われ者になって、それで面白いコンテンツができるなら、いくらでも背負う。 私のそういう想いを「ほら!」と視聴者に提示するつもりは全くない。しかし、不思議なことに、力入れた番組か否かは、視聴者に伝わるものなのである。丁寧なコンテンツ作り。それがテレビ屋としてのプライドだ。動画屋なんかに負けるかよ。 だから私は頑張れるのである。 了

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内容の8割はウソです。
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