基礎速読英文 Amazonのレビューがいいね。 12 人の方が｢このレビューが参考になった｣と投票しています。（総投票数= 10 ） 5英語が好きになる By koitaro 一生懸命勉強しているのに、偏差値５０前後をふらふらしている子たちを指導した際に使いました。 英文自体はかなり簡単なもの（高校入試程度）から始まり、最後は高校１年生終了か２年生ぐらいまでで終わります。単語レベルも易しいです。文章毎に、単語も構文としても少しずつ難しくなるように配置されています。全部で１８題ですが、英語が苦手な子でも９ぐらいまではすいすいいけます。１０あたりから少しずつ重くなります。問題は選択問題。ほとんど文章と適合しているかというものばかりですので、だいたい読めていれば答えられます。 「難関校目指しているのに、そんな簡単な文章やっていたら受験に間に合わない」と言われました。 「偏差値５０ということは基本的な長文の読みが足りないんじゃない？難しいものをやればできるようになるのは勘違い。ちゃんと簡単なレベルを１００％にしていこうよ」となだめて、とにかくやってみようと薦めました。 ただし、やり方は、「適当に読んで、問題を解いて、全問正解、はい次」と絶対にそうやっちゃダメと釘を刺しました（問題が簡単なので全問正解が当たり前レベル）。きちんとＳＶＯＣを意識して読むこと。答え合わせをした後、もし単語や熟語等で分からない、怪しいものがあったら必ず覚えること。文章は解いた後に「黙読したあと音読する」のセットを１０〜２０回は繰り返すこと（一日１〜３セットずつで）。 この子たちは、今まで頭の中で英単語を一つ一つ日本語に置き換えながら意味を把握していたので、遅い上に不正確でした。つまり、「英語」を「漢文」のように日本語に置き換えて読んでいたわけです。この本を飽きるほど繰り返し、このレベルを１００％きっちり英語を英語としてそのまま読めるようにした結果、センター模試で１４０点〜１６０点（偏差値５５〜６２ぐらい？）まで上がりました。 （その子の元からあった単語力、文法力、国語力でやはり差が出る） でも、総じてみんなに言えたことは、「英語が『英語』として読めるようになりました」「文章が楽しいです」という感想。 というわけで、「速読」の本として使ったわけではありません。が、結果的に速読できるようになりました。