豊永阿紀(HKT48)豊永阿紀(HKT48) TakeYasu後輩が真面目すぎていろんなことを、抱え込み過ぎてます。 もうちょいテキトーにやろうぜって言っても真面目な性格ゆえできそうにありません。 なんと声かけてあげたらいいですか?21.
やっす〜のトーク
トーク情報TakeYasu TakeYasu 豊永阿紀(HKT48)豊永阿紀(HKT48) 2018.06.27
青空と逃げる/辻村深月
川、風、船。
1ページ目の景色がとても爽やかで、今までの辻村さんの作品とは少し違うなと思ったところからのはじまり。
家族がキーマンになったりすることはあっても、ここまでの親子の話というのも珍しい気がしました。
ところで、この本の主人公は誰なんだろう。
物語は、小学5年生の男子、本条力が四万十で初めて体験する川漁から始まる。わたしは、力になり、力の感じる風や、匂いや、食感や、重さ、記憶、感情を動かす。だからわたしは、当たり前に、力が主人公だと思っていたんです。
なのに、場面が変わると、視点が変わっていた。力の母、早苗が語るその続き。母から見た力や四万十の話。
ああ、辻村さんの作品だなぁ、と思いました。
辻村さんは、子どもの気持ちをずっと忘れない。感じた理不尽や、疑問を忘れない。でも、大人だ。大人から見たその理不尽の理由や、答えを知っている。わたしがなりたかった大人。
この親子は、父/夫のスキャンダルに巻き込まれ、いろんな場所を転々とし、慣れた頃にまた逃げないといけなくなる。そんな2人の特別な季節の話。ずっと一緒にいるのはお互いだけで、そのぶん、記憶や日常は、濃く重なり、その重なった部分を通して、とても自然に、何も考えることもなく自然に、主人公が変わっていくんです。
その後も、力と、早苗が交代に時間を進めていきます。そうして、交互に主人公が変わるのは、まるで人生そのもののようでした。
人の数だけ物語があり、それぞれが主人公だ。何千回と聞いた言葉の意味が、ようやく腑に落ちたような、そんな感じ。
1つの出来事に対して感じることや考えることは、立場や自分の持っているカードで変わるのだと、気づかされました。
2人の主人公が、次々とめくっていくカードで、だんだんと真相が解き明かされていく。
親子なのだから、家族なのだから、はじめから全て見せていれば、こんなに長い間逃げなくてもよかったのに。それでも家族だから、護りたくて、傷つけたくなくて、想像して、なかなかあかせないこともある。
いや、家族だけじゃない。護りたい思うものがあると、一方で言えないことがあるというのは、誰しも心当たりがあるような気がします。それは家族だったり、自分の身だったり、誰かの未来だったり、人それぞれで。それが少しずつずれるから、一筋縄じゃいかないんですよね。
この親子は、すごく優しくて、すごくつよい。
でもそれは特別なことなんかじゃなくて、根底にあったものたちが、いろんな人に出会い、味わい、あたたかさと冷たさに触れるたび、少しずつ少しずつ、顔を出したもの。人は誰しも、そんな力があるらしい。人間、いざとなればどこにでもいけるし、どうにでもなれる。そして、何かに一生懸命に生きていれば、本当に困った時、手を差し伸べてくれる人がいる。助けを求めていいんだって、また教えてもらいました。
この本の舞台に行くことも、また一つ夢になったんだけど、47都道府県行ったからか、こういう感じか、こういう風景か、温度か、においか、ってわかる自分がいてびっくり。
それぞれの地で出会った彼らは、いまどうしてるだろう。
いつか、力の会いたい人にまた会えるといいなと思うし、いつか、思い出として、思い出せる日が来るといいな。
それから力の人形劇、2人の血を引いてるんだなぁ、と微笑ましくなったけど、血のつながりがなくても、同じ思考回路で、同じ行動をする2人もいる。家族って、不思議だ。
個人的な話、凍りのくじらの理帆子と力は仲良くなれそうな気がします。
またひとつ好きな本が増えました。TakeYasu 豊永阿紀(HKT48)豊永阿紀(HKT48) 改めて、生誕祭ありがとうございました!!
幸せ者だなぁと感じる生誕祭でした。
チームHとして迎える初めての誕生日。
昇格してもうすぐ一年。
この一年はすごくいろんなことを考える一年でした。
チームHに来たのがわたしでよかったのかな、メンバーやスタッフさんはこれをどう思ってるのかな、とか、ファンの方を他のレーンで見るたび、気づいてないだけで、みんなが嫌になるようなわたしになってしまってるんじゃないかとか、たっくさんいろんなことを考えて考えて、
でも、わたしを好きになってもらうのがこのアイドルと言う仕事で、そうして好きになってもらえたわたしを、自信を持って磨いていくのが最大の誠意だと気づきました。自分を貶すことは、みんなのセンスや人を見る目も貶すことになるもんね。
ちょっと前、本当にこんなことないってくらいどん底まで気持ちが落ちてしまった時、何もしても、何を言われても立ち直れなかった時に、客席でわたしをみて笑ってくれてる姿を見て、わたしはこの笑顔がたくさんみたいな。って純粋にそう思って。霧が晴れたようにすっきりして、力をもらいました。本当にありがとう。
みんなもわたしも、言えないことや、言わないこと、それぞれにあると思うけど、せめてみんなに見せるわたしは、みんなを幸せにできるわたしでありたいと思います。心を動かすわたしでありたいと思います。
19歳も多分悩みながら過ごしていくんだろうけど、それでも、きっと結論は腐らずに、驕らずに、真っ直ぐに、真摯にひとつひとつ乗り越える。きっとそこにたどり着くと思うから。
どんな19歳を過ごすのか、まだまだわかりませんが、この一年、また一緒に歩いてほしいと思います。
みんなの自慢の推しでいられるように、わたしを選んだことを後悔させないように、胸張って前見て、10代最後、大切に過ごしていきます!!
19歳もよろしくお願い致します。
あきちゃんより