修治修治 ディアハンターは男だけが真に理解できる作品。
女性なら正視できない様なシーンも多い。
ディアハンターを観て「素晴らしかった」とか「感動した」って言える女性は、内面に男性的な部分を多く抱えてる女性ならあり得るかな.笑
含むものが多い作品で、観終わった後でも色々と考えさせられてしまう作品。
最初に観た時は疑問に思う点もいくつかあった。
■戦争であんな悲惨な思いをしたマイクが、ロシアンルーレットの賭けの会場に客としていた事
■負傷して車椅子姿のスティーブンの元へ、毎月差出人不明の現金が届いていた事。送金しているのは明かにニックだけど、麻薬中毒でかつての親友の顔すら思い出せないのに、それでもきっちり毎月金を送れていた事
■賭け試合で連戦連勝で、金は潤沢にあったのに、アメリカにニックが帰ろうとしなかった事
■マイクと再開し、麻薬中毒の濁った意識でニックはマイクの事が分からなかったのに
ニック「一撃か」
マイク「ああ、一撃だ」
というやり取りで記憶が戻った瞬間、あきらかに次に引き金を弾けば、弾が発射される事を確信したかの様に引き金を弾き、倒れた事。
こういう点はおそらく、この作品が封切られた直後に〝辻褄が合わない〟という事で、色々批判されたんじゃないかと思う。
しかしコレは辻褄が合わないのではない。
今は自分なりに上の疑問点は〝きっとこうなんじゃないかな〟という自分なりの納得がいっている。
こんなに感動して、色々考えさせられて泣けた作品も少ない。
万人受けはしなくても、大好きな作品だ。
北海道旭川から
トーク情報tomo