メロン兄メロン兄2016年02月14日 22:41第2章 「統一!ハワイの大王!」 不可思議現象研究所に久しぶりの依頼が来た。依頼人は30歳前後の女性だった。 「どんな依頼なのですか?」 御成がそう尋ねた。 「はい…それが…私の夫なんですけど…最近変なことばかり口にしてて…それだけじゃなくて行動も変わったっていうか…」 「変なこととは?」 「『ハワイを収めるぞ。』とか『カラニオプウ…』とか…」 「確かにそれは変ですな…眼魔の仕業に違いありません。」 するとそこへタケルがやってきた。 「今のって…もしかしてカメハメハ大王じゃない?」 「カメハメハ?私、歴史人物とかあまり知らないので…」 「大丈夫、必ず助けるよ。」 御成とタケルとアカリは彼女の旦那さんの元へ向かった。 「っていうか、アカリ!いつのまにいたの。大学に行ってたんじゃないの。」 「いつのまにって、さっきからいたわよ。」 すると男性が現れた。確かになんか喋ってる。 「カラニオプウ…」 するとアカリが言う。 「っていうかカラニオプウってなに?」 「ああ、カラニオプウっていうのはカメハメハ1世の叔父に当たる人だよ。ハワイ島の首長で、カメハメハは彼によって育てられたんだ。」 「へ〜」 「とにかくタケル殿、彼を助けるのですぞ。」 「うん。彼の体内にはもしかするとアイコンがあるのかもしれない。」 「アイコン!?」 タケルはベルトを巻いて構える。 「変身!」 仮面ライダーゴーストへ。するとタケルの前に数体の眼魔コマンドが。 「もうなんだよこんなときに。」 タケルはコマンドと戦い始めた。一体一体は弱いのですぐ倒せる。だがめんどい。 「はっ!」 キックで吹き飛ばす。 「よし、こいつでいこう。」 『カイガン!ムサシ!』 ムサシ魂へ。さらにガンガンセイバーをベルトにかざす。 『ダイカイガン!ガンガンミナ!』 そして必殺を決めた。コマンドは爆発。 「よし!」 タケルは男性の前に行き、目の紋章を作る。そして右手をかざすと彼の体の中からアイコンが出てきた。タケルはアイコンを手にした。 「これは…やっぱりカメハメハアイコンだ!」 タケルは変身を解いた。男性はというと普通に戻ったようだ。 「今日は本当にありがとうございました!」 依頼人らは帰っていった。 「よかったですな!さあ帰りますぞ!」 御成とアカリは帰った。だがタケルの前にまた誰かが現れたようだった。 「やあ、ゴースト。」 「お前は…」 アランだった。 「何しに来た。」 「お前のアイコンをもらうためさ。急に研究材料として必要になったんだ。」 「渡すわけないだろ!もしかしてさっきの眼魔たちを召還させたのはお前か!?」 「は?なんのことだ。眼魔など召還してないぞ。」 「じゃあ誰が…」 「ごちゃごちゃうるさい。」 アランはアイコンをブレスにセット。 「変身!」 『テンガン!ネクロム!』 仮面ライダーネクロムへと変身した。 「だったらこっちも!」 タケルはカメハメハのアイコンをセット。 「変身!」 『カイガン!カメハメハ! ハワイ!ワイワイ!収めたい!』 カメハメハ魂へと変身した。 「新しいアイコンか。」 「ああ!」 タケルらは戦い始めた。またネクロムの強さに圧倒されるタケル。なかなか攻撃が打てない。だが、カメハメハの力でネクロムを押していく。 「強くなってるな。」 ガンガンセイバーガンモードとバットクロックでネクロムを撃ちまくる。 「おわりだ!」 『ダイカイガン!カメハメハ!オメガドライブ!』 必殺技を決める。ネクロムは吹き飛んだ。 「なかなかやるな。まあ今日はここまででいいか…」 アランは去っていった。タケルは変身を解く。 「あいつ…」 黒い正装に青い手ぶくろの男がつぶやいていた。 「2つか。順調だな。」 彼は何者なのか…