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ikutama

「書かずにはいられない」。誰もが何かを抱えている。何かを“せずにはいられない”。普通は「少し書き」、他のこともしてバランスを取る。「書かずにはいられない人」は、代替手段を持たず、書くことでしか救われない。それは読む人がいなければ続かない。 「書かずに自分と他人を救えること」。これは幸せなことなんだと気づかされる。しかし、そこに覚悟の差が生まれるのだろう。書く人と書かない人、どちらかだけが苦しめばいい、そんなはずは無い。

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ikutamaのトーク
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  • ikutama
    見城徹見城徹

    仕事の結果が出れば出るほど、結果を出した人は苦しくなる。周囲や上司は更なる結果を求めるからだ。例えば一つのベストセラーを出すとする。会社はもっと売れる戦略を課して来る。圧倒的努力でベストセラーを作ったのに、作ったその人こそが辛い立場に追い込まれる。つまり、仕事の結果を出すと、その結果より先の困難な問題に立ち向かわざるを得なくなる。「もっと、もっと」と周囲は期待する。クリアしてもクリアしてもそれは続いて行く。つまり、無間地獄なのだ。しかし、結果を出すとはそういうことなのだ。憂鬱でなければ、仕事じゃない。それを日々実感し続けていると、地獄の道行きが楽しくなる。充足感に満たされる。困難や試練こそが生きている証なるのだ。

  • ikutama
    ikutama

    期待される前に結果を出すことと、その後に結果を出すことは全く別物だ。期待無き成功はマイペースで準備できる相手へのサプライズプレゼントだ。しかし期待されると、少なからず他人の人生を背負うことなる。
    過去の私は期待から逃げてきた。「期待に応える心意気」の有無が人生を分ける。信用されれば期待される。期待以上の結果を残せば、信用も増す。期待に応えることが社会人になるということだ。
    期待の一歩先を目指して努力を重ねたい。

  • ikutama
    ikutama

    人との関わりの分だけ「誤解」は増し、誤解を解く機会も限られる。一流には、一流の悪意と嫉妬がやってくる。想像を絶する孤独と苦しみの海。
    覚悟して刺激を喜びに変える。他者に依存せず自分の勝負を続ける、そんな思いが伝わってくる。

  • ikutama
    見城徹見城徹

    26年前に角川書店を辞めた。徒手空拳で幻冬舎を四谷2丁目の雑居ビルに設立した。あの頃はなーんにもなかった。それが爽快だった。ガランとした会社の冷蔵庫に白ワインだけが冷えていた。
    最近、年下の友人が広告会社を設立した。幻冬舎が最初にあったすぐ近くの雑居ビルだ。禿鷹広告社というユニークな名前だ。名前は僕が付けた。

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  • ikutama
    ikutama

    義理を果たすために、徒手空拳で再スタートする。手放すとは使い切ることなのかもしれない。終わりは、何かの始まりでもある。
    禿鷹広告社、驚き、凄みととに並々ならぬ覚悟を感じる。待つことを捨て、獲る。

  • ikutama
    見城徹見城徹

    藪医師とは僕がやり始めたばかりの755で知り合った。ただ熱心に755に投稿する都立駒込病院の無名の外科医だった。毎日のように午前中は消化器(特に大腸)の悪性腫瘍の手術をし、午後の診療勤務が終われば時にかなりの量の酒を飲み、それ以外は原稿を書いることが755から伝わって来た。僕のトークにやじコメして来ていて、僕も返信していたのだが、ある日、原稿を送りたいと言って来た。やむなく了承し、読んでみると書かずにはいられないものを抱えていることがよく解った。これはモノになると直感した。幻冬舎に来てもらって初めて会い、その原稿を手直しの上、出版することになった。それが[幸せの死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと]という藪医師こと中山佑次郎のデビュー作になった。その後、ベストセラーとなった[医者の本音]や処女小説[泣くな 研修医]などを矢継ぎ早に出版、医師としても福島県双葉郡の高野病院の院長を経て、今は福島県郡山市の総合南東北病院の外科医長として活躍している。藪医師と僕の関係は755がなければ成立しなかった。藪医師の結婚披露宴では僕が新郎側の主賓としてスピーチをした。
    755の奇跡だと僕は思っている。

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  • ikutama
    ikutama

    「書かずにはいられない」。誰もが何かを抱えている。何かを“せずにはいられない”。普通は「少し書き」、他のこともしてバランスを取る。「書かずにはいられない人」は、代替手段を持たず、書くことでしか救われない。それは読む人がいなければ続かない。
    「書かずに自分と他人を救えること」。これは幸せなことなんだと気づかされる。しかし、そこに覚悟の差が生まれるのだろう。書く人と書かない人、どちらかだけが苦しめばいい、そんなはずは無い。

  • ikutama
    見城徹見城徹

    狂ってしか出来ないことがある。いや、本当はそんなことばかりだ。無難にやったら無難な結果しか出ない。この2、3日ある人とラインで大量に話していてそれを痛感させられた。僕も相当狂っているつもりだが、その人は僕の比ではない。まだまだ僕は鈍(なま)っている。何かを成し得る人は誰もがリスクを取って、狂ったように前に進む。出来るか?出来ないか?ではない。やるか?やらないか?だ。鮮やかな結果はその先にある。

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  • ikutama
    ikutama

    「無難な結末」を出す。驚きや感動は無いが、期待に応え続ける。これは基本。問題は“自分の満足が続くか”。技術が向上した時に「もっといい仕事をし、もっと喜ばせ、感動させたい。」と思うかどうか。“今の立場”を他人に譲って、ファーストペンギンとなる。誰が強いるでも無いことを自ら行う、これが世の中を一歩発展させる。