まゆさんは、外山さんが書いてるように舞台やテレビや何かしらの仕事のためにいつも自己練習してたそうです。
例えば、生放送の歌番組が終わるとみんなでご飯とかなるところ、まゆさんだけは帰る。スタッフさんともお疲れ様と別れたあとに、あくまでもプライベートとしてレッスンのためにスタジオに一人で訪れたそうです。誰にも言わず。
ある時、その話を朱里としたことがありましたが朱里も知らなかったそうです。まゆさんくらいになると、と言ったらなんですが、AKSのレッスン場は若手にみたいな。まゆさんがいたらみんな遠慮しちゃいますからね。だから自分だけのレッスン場所に、しかもみんなが家に帰る時間こそがまゆさんのレッスンの時間だったのですね。
小栗は、まゆさんから後継者として指名された。いくら正統派アイドルだとしても後継者ってなんか変じゃない?となるところだけど、こういう他者を寄せ付けない圧倒的正統派アイドルだったまゆさんなら、その後継者と言われてもしっくりくる。そしてそれが小栗なら納得いく。
755という個人のトークだから名指しで失礼するが、中井りかさんは決して正統派とは言えない。むしろ真逆。わたし的にはアイドルとしてあり得ない存在だが、かといって辞めろというのはまた違う。色々な個性があって当たり前だし、やんちゃなメンバーがいてこその正統派だ。全員がまゆさんのようなアイドルだったらきっとつまらないグループになってしまう。
それに、正統派なんてくそくらえ、炎上アイドルでいいじゃないかってファンもたくさんいるんだ。結局のところアイドルって、各々がメンバーの良いところを見つけて好きになって応援してる。推しの良さは推しにしか分からないこともある。
色々なメンバーがいて、その中で「正統派」と言ってよいメンバーはほんの一握り。それで良いのだ。まゆさんは正統派アイドルを全うし、芸能人としてもそのまま去っていった。AKBGとしてはそのポジションを小栗が担う。正統派として一握りの中の一人だし、小栗自身それを目指してる。
朱里も真面目なメンバーだったけど、正統派かと言われたらそれとはちょっと違う。アイドルとして暗黙?の約束は守るメンバーがほとんどだからそれだけをもってして正統派というのは少し違うかなと。
多分「正統派」って、もって生まれたものなんだろうなぁ。そこにいるだけで光を放つような存在。
でも。
正統派って言われるのは疲れるのかもしれないな。
渡辺麻友さん、お疲れ様。
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