フェイスブックでの連載
テリーズ通信6
今回は簡単な自己紹介を。
東京生まれ。小学生時代は野山を駆け回り、野球三昧の日々を送る。中学生時代はエレキギターで遊び、高校生時代は、マンガ家をめざし、石ノ森章太郎氏のアシスタントを希望するが、本人から断わられる。『COM』全号読破!
大学の専攻はフランス文学、卒論はモーリス・ブランショ論。卒論担当教授は平岡篤頼先生と吉田裕先生。大学時代はフォークソングクラブに入りバンド結成、12弦ギターを弾く。また、シンセサイザーで多重録音し、作曲を試みる。
卒業後、武蔵野郵便局勤務、山下書店アルバイト(時給270円)の後、アテネフランセの真下にあった語学教材出版社へ。その後、転職し、フランス語辞典、思想雑誌・書籍、および新書・文庫の編集。1988年、哲学雑誌に憧れて、某出版社へ。
尊敬する出版人で、お話をお聞きしたことのある方。松岡正剛氏、見城徹氏、安原顕氏、小黒一三氏、松田哲夫氏。
読書会を開いていただいていた作家として中上健次氏。紀州には何度も行った。『からかぬち』の観劇、都はるみのコンサート、それに火祭りにも参加した。火祭りは角川春樹氏もいらしていた。また、中上氏の「枯れ木灘」チームの野球にも参加。捕手は蓮實重彦氏。アンパイアを任されたが長身の蓮實氏の後ろでは球がよく見えず、氏からきびしいお言葉も。
中上氏の読書会で取り上げられた作品・作家はといえば、『エミリーに薔薇を』(ウイリアム・フォークナー)、『エレンディラ』(ガルシア=マルケス)、『長雨』(尹興吉)、『女殺油地獄』(近松門左衛門)、『ゴドーを待ちながら』(サミュエル・ベケット)、『田園の憂鬱』(佐藤春夫)、『水府』(津島祐子)、『なぎの葉考』(野口冨士男)。
編集を担当したことがある著者の方としては、瀬戸内寂聴氏、安野光雅氏、吉本隆明氏、谷川俊太郎氏、司馬遼太郎氏、野村万作氏、梅原猛氏、五木寛之氏、横尾忠則氏、河合隼雄氏、日高敏隆氏、永六輔氏、塩野七生氏、立木義浩氏、篠山紀信氏、沢渡朔氏、稲越功一氏、養老孟司氏、赤瀬川原平氏、加山雄三氏、小林カツ代氏、夏井いつき氏、北山修氏、忌野清志郎、小田和正氏、島田雅彦氏、茂木健一郎氏、村上春樹氏、糸井重里氏、日比野克彦氏、原田宗典氏、鷺沢萠氏、吉本ばなな氏、大沢たかお氏。
編集者としていちばん印象深い経験は、東北新幹線で東京から大宮間で瀬戸内氏と打ち合わせをすることになり、企画していたテーマが某出版社の反対にあって没になったと氏より告げられた。よほど私がしょげていたのか氏は心配してくださり、天台寺にいっしょに来なさい、そこで新しい企画を考えましょうと言ってくださった。しかし、天台寺に着く頃には氏は新しい企画をいくつも提案してくださる。着いたところでお寺の方や村の方々とどぶろくをご一緒させていただき酒盛りに。また、宿も近くにとってくださった。翌日は、天台寺の本堂裏手の山にあった長慶天皇のお墓をぜひ見ておくといいと。晴れた朝、山をひょいひょいと軽快に登っていく氏の姿は今も心に深く残っている。
デザインをお願いしたことのある方としては、仲條正義氏、和田誠氏、浅葉克己氏、井上嗣也氏、南伸坊氏、菊地信義氏、木村裕治氏、坂川栄治氏、祖父江慎氏、タナカノリユキ氏、中島英樹氏、鈴木成一氏、唐仁原教久氏、松田行正氏、山田英春氏、秋山具義氏。
講演、あるいはシンポジウムで肉声を聴いた海外の哲学者、あるいは作家の方として、ホルヘ・ルイス・ボルヘス氏、ミッシェル・ビュトール氏、アラン・ロブ=グリエ氏、マルグリット・ユルスナール氏、ピエール・ドゥ・マンディアルグ氏、ジュリア・クリステヴァ氏、フェリックス・ガタリ氏、ジャック・デリダ氏、ミッシェル・フーコー氏、リチャード・ドーキンス氏。
仕事で行った海外の場所としては、ハワイ、フランクフルト、ハイデルベルク、ロンドン、オックスフォード、ニューヨーク、ニース、サントロペ、ミラノ、ヴェローナ、ベネチア。
編集者として今いちばん興味を持っているテーマは何かといえば、『最強「編集者」列伝』。このテーマを皮切りに続々と最強シリーズを編集していけたらと思っている。
20260615 前へ 次へ