K0183のトーク
トーク情報K0183 幻冬舎箕輪 日報幻冬舎箕輪 日報 ■敗者の凱旋
人はどう思っているかわからないけど「オレは敗者だ」という気持ちはありますよ。それは謙遜して「敗者だ」と言ってるんじゃなくて「死ぬときに凱旋したい」とは思ってますよ。敗者が凱旋するときに、それが万雷の拍手で迎えられたらカッコいいけれども、そうじゃない。自分に敗者の凱旋の冠をかけてやりたい。石原慎太郎のエッセイ集のタイトルに『孤独なる戴冠』というのがあるんだよ。「孤独なる戴冠」とはすげえいい言葉で。シビれるタイトルだと思う。個体の掟で生きた人の言葉ですよ。
もう一個、石原さんと同世代の大江健三郎のエッセイ集で『厳粛な綱渡り』という本があるんだ。これもいいよね。『厳粛な綱渡り』。この2冊は両方ともエッセイ集の最高傑作だとオレは思っている。石原慎太郎の孤独は自由。何者にもとらわれず、自由に生きた石原慎太郎だけど、死ぬときに孤独なる戴冠をする思いだったと思う。「誰もオレを理解しない」。あんな秀でた人だから、孤独なる戴冠をするしかないのよ。あれだけの票を集め、あれだけの人気者になっても、孤独なのよ。K0183 MiRAIMiRAI ![投稿画像]()
[孤独なる戴冠 石原慎太郎 全エッセイ集]
「戴冠(たいかん)」とは、国王や皇帝が即位したしるしとして、初めて王冠を頭にのせることを意味します。また、転じて、優勝やタイトル獲得を表す言葉でもあります。
「孤独なる戴冠」
ほんとに。痺れるタイトル。
見城さんの言葉によって
より心に入り込み、
石原慎太郎さんの後ろ姿を
想像することができました。
印刷 昭和41年7月1日
発行 昭和41年7月5日
•「狼生きろ豚は死ね」
初演にさいして浅利慶太との対談
•「名前を刻まぬ墓場」のこと
•劇場という巷
他、あげきれないほど連なる
石原慎太郎さんの生々しい息づかい。
たまらなくなり、
誰もが敬服してしまう作品だと思います。
