柏木は「私、柏木由紀はAKB48を卒業しようと思います」と発表。会場が「エエエー」と、どよめきに包まれると、「まあ、そろそろかなと、思ってた方もね、メンバーもいたと思うんですけど、やっとこう、卒業する決心がつきました」と伝えた。
「今日もコンサートやってて、やっぱりほんとに、AKBの一員でいる 毎日があまりにも楽しくて、メンバーとかファンの皆さんにも甘えてきてしまったなっていうのが、ほんとに素直な気持ちです」と胸中を吐露。後輩たちに「みんなにこれからのAKBをもっともっと引っ張っていってほしい。そんなみんなに卒業を見届けてもらえたら本当に私は幸せだなと思って、このタイミングで卒業を決めました」と話した。
卒業時期については「卒業コンサートを(来年)3月16日にぴあアリーナ(横浜・ぴあアリーナMM)でやらせていただくことになりました。活動は4月中の予定です。AKB48人生残り半年間、楽しんでいきたいと思います」と宣言。客席からは温かい拍手が贈られ、「今のAKB48が1番大好きです」と伝えた柏木は目元をぬぐった。
現役“最古参”メンバーの柏木は、2006年12月にAKB48の3期追加メンバーオーディションに合格。加入から今年8月のチーム制廃止まで、チームB一筋で活動してきた。『第3回AKB48選抜総選挙』(2011年)では“神7”の牙城を初めて崩して3位に。2010年に派生ユニット「フレンチ・キス」で、2013年2月にはソロデビューし、14~15年にNMB48兼任、16~19年にはNGT48を兼任した。
俳優としても活動し、2018年にはNHK大河ドラマ『西郷どん』に出演したことも。2021年7月には、10万人に1人といわれる難病「脊髄空洞症」の治療で1ヶ月ほど休養した。柏木が卒業すると、1~11期生までが巣立ち、12~18期生とドラフト1~3期生で構成されることになる。
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