絵を描いたりお話を作ったりするのが好きで、
小学生の時の夢は漫画家だった。
中学生になったらミシンの面白さを知った。
学校に行けなくなって
ごはんが食べられなくなって
生きていく為に調理師免許をとることにした。
専門学校に行くようになると自分の欲しい洋服は自分で縫っていた。
髪は自分で切っていた。
社会人になってからは
0から100を産み出す製菓が面白くて
製菓のインストラクターの資格を取った。
19歳でトライバルのタトゥーに憧れて
タトゥーアーティストになりたかった。
ずっと、何かを創ることは自分の一部だったし
憧れだった。
いまは、無限に広がる夢の可能性を持った子供たちと一緒に
ものをつくる楽しさを分け合う仕事をしてる。
「せんせー!手伝って!」
「これ、どうやってつくるの?!」
「おおー!すごい!できたー!!せんせーみてよ!!」
幼い頃に願ったものにはひとつもなれなかったけど考えたこともなかった「先生」になってしまった。
人生ってなにが起きるかわからない(笑)。
いまは子供たちと手を重ねて頭をくっつけあって、
ものをつくる喜びを分かち合っている。
幸せな日々だと思う。
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