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No fun
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  • No fun
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    昨夜は就寝前にYouTubeで小林秀雄の講演を聴いていた。
    この二週間はトラブルが多過ぎたせいか、ビルエバンスの陽気な『枯葉』を聴いても気分は全く晴れない。
    そんなこんなで、脳をリセットするつもりで聴いた。

    あれだけ難しい文章を書く人なのに、講演は非常に分かり易い。
    何より声がいい。
    新潮社版の講演集を購入すると一万弱するけれど、YouTubeで充分。

    ユリゲラーの話からベルクソンに行って、最後はお高くとまった知識人達をバッサリ。

    何だかスッキリしたせいか、今朝の『枯葉』は楽しく聴けました。

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    最近就寝前に聴いている小林秀雄の講演でハッとする一言があった。
    「読まそうと企んだ文章などには決して引っかからない」というものだ。

    読まそうと企んでいる文章って、どんな文章なんだろう。
    これが分からないうちは、引っかかっている可能性が高い。
    同じ理屈だと「見せようと企んでいる映画には決して引っかからない」もあるだろう。

    「好きなものを見つけたら、とにかく掘る。
    掘って掘って掘り下げていけば、しまいに地下水に達する。
    その地下水っていうのは皆んな繋がっているわけね」
    これは河合隼雄のインタビューだったと思う。
    人生は短いとか量を超える質とか、文学や映画を好む人が語る際の慣用句だ。
    これを間に受け、若い頃は週に5本は映画を観ていたが、いまではジャンルに偏りがある。
    これは地下水にぶち当たったせいだろう。
    ただ見せようと企んだ映画に騙されているか、そうでないかは不明だけれど。

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    マルケスの『予告された殺人の記録』を読んでいるけれど、片仮名が多過ぎて辛い。
    コロンビアが舞台だから人物名もラテン系の名前が多く長いので、スムーズに読み進められない。

    ファーストネームだけにして翻訳出来なかったのだろうか。
    まぁOKが出なかったんだろうけど。

    面白いんだけど、読みにくい。

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    土曜日はTHE MODSのライブへ。
    森山達也も70歳なら、観に来ている客も高齢者ばかり。
    始まる前、友人と「前の方のお客さん、白髪に薄毛なのにリーゼントに革ジャンだよ。なんかカッコいいね」なんて話していたら18:00きっかりに始まり、19:40にきっかり終わるという、高齢者には親切なライブでした。

    その後、馴染みの焼き鳥屋、バーとハシゴして2:00頃に帰宅。

    歳のせいか、最近の音楽は解りにくいものが多いと感じます。
    解りにくい中に何かしら解るものがなければダメなんだって細野さんも言っていたけど、この言葉は年配者には心強い。
    ジャズやレゲエも一時期どっぷりハマっていたけれど、マイルスならヒップホップ以降、レゲエだとイギリス系へシフトしたダブ以降は、何がいいのか解らないから聴いていない。
    とか言いながら、好き嫌いだけの問題なんだけど。

    「TWO PUNKS」が始まり、かすかに泣いていた友人を見れた事も含め、非常に楽しい時間でした。

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    先週はBバルドーの映画を4本と他諸々と、併せて8本は観たんだけど、そのどれも印象には余り残っていない。
    つまらないという訳では無いけど、どの作品にも頭から離れない、ずっと居座るような、前のめりになるような場面が無かった。
    唯一、このシーンを除いては。笑
    中島みゆき!
    オールナイトニッポンの月曜を聴いていた世代には耳馴染みのある、あのギャハハな喋り方丸出しで、場末のスナックママ役がハマっている。
    まぁ厳選されたキャスティングというより、竹中直人だから出演されたという印象。

    岩井俊二の映画にはムーンライダーズの鈴木慶一がよく出演しているし、高橋幸宏も20世紀少年に出ていた。
    ミュージシャンの演技を観ると大抵(頑張ってるなぁ)と思う反面、興醒めする事の方が多い。
    でも、この中島みゆきは別。
    こんなスナックなら行ってみたい。

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    先週行ったバーで散々聴かされたのが、甲斐バンドの『かりそめのスイング』
    この曲も『テレフォンノイローゼ』と同じくイントロが印象的で、バイオリン、ウッドベースの音色が心地いい。

    「日本のロックでもクリスマスにちなんだ曲は沢山あるけどさぁ、この曲の切なさを超える曲ってないよなぁ」って語っていたバーのマスターも63歳。
    〝生きてきた虚しさを吐き出すかの様に”呟く姿に笑ってしまった。

    シングルカットされた際のB面が『ポップコーン〜』ですが、こちらの方がテンポも早く、世間的にはこちらの方が有名。

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    4K復刻版

    あの埃っぽい独特の空気感が伝わらないのは残念だけど。
    冒頭の雨のシーンと夜間の決闘シーンが鮮明に再現されている。

    台詞が少なく、目線で語る作品。
    クローズアップとロングショットが繰り返されたのちの勝負は一瞬。
    いつ観ても痺れる傑作。