No fun
トーク情報- No fun
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最近就寝前に聴いている小林秀雄の講演でハッとする一言があった。
「読まそうと企んだ文章などには決して引っかからない」というものだ。
読まそうと企んでいる文章って、どんな文章なんだろう。
これが分からないうちは、引っかかっている可能性が高い。
同じ理屈だと「見せようと企んでいる映画には決して引っかからない」もあるだろう。
「好きなものを見つけたら、とにかく掘る。
掘って掘って掘り下げていけば、しまいに地下水に達する。
その地下水っていうのは皆んな繋がっているわけね」
これは河合隼雄のインタビューだったと思う。
人生は短いとか量を超える質とか、文学や映画を好む人が語る際の慣用句だ。
これを間に受け、若い頃は週に5本は映画を観ていたが、いまではジャンルに偏りがある。
これは地下水にぶち当たったせいだろう。
ただ見せようと企んだ映画に騙されているか、そうでないかは不明だけれど。 - No fun
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土曜日はTHE MODSのライブへ。
森山達也も70歳なら、観に来ている客も高齢者ばかり。
始まる前、友人と「前の方のお客さん、白髪に薄毛なのにリーゼントに革ジャンだよ。なんかカッコいいね」なんて話していたら18:00きっかりに始まり、19:40にきっかり終わるという、高齢者には親切なライブでした。
その後、馴染みの焼き鳥屋、バーとハシゴして2:00頃に帰宅。
歳のせいか、最近の音楽は解りにくいものが多いと感じます。
解りにくい中に何かしら解るものがなければダメなんだって細野さんも言っていたけど、この言葉は年配者には心強い。
ジャズやレゲエも一時期どっぷりハマっていたけれど、マイルスならヒップホップ以降、レゲエだとイギリス系へシフトしたダブ以降は、何がいいのか解らないから聴いていない。
とか言いながら、好き嫌いだけの問題なんだけど。
「TWO PUNKS」が始まり、かすかに泣いていた友人を見れた事も含め、非常に楽しい時間でした。 - No fun
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先週はBバルドーの映画を4本と他諸々と、併せて8本は観たんだけど、そのどれも印象には余り残っていない。
つまらないという訳では無いけど、どの作品にも頭から離れない、ずっと居座るような、前のめりになるような場面が無かった。
唯一、このシーンを除いては。笑
中島みゆき!
オールナイトニッポンの月曜を聴いていた世代には耳馴染みのある、あのギャハハな喋り方丸出しで、場末のスナックママ役がハマっている。
まぁ厳選されたキャスティングというより、竹中直人だから出演されたという印象。
岩井俊二の映画にはムーンライダーズの鈴木慶一がよく出演しているし、高橋幸宏も20世紀少年に出ていた。
ミュージシャンの演技を観ると大抵(頑張ってるなぁ)と思う反面、興醒めする事の方が多い。
でも、この中島みゆきは別。
こんなスナックなら行ってみたい。







