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    説明が少なく判然としない場面も多いが、捜査風景や追跡場面がドキュメンタリータッチで、他の刑事モノに比べても緊張感が半端ない。
    この作品が公開された2年後に深作監督の【仁義なき戦い】は公開されているが、仁義シリーズには以前からこの作品の影響を少なからず感じていた。

    とにかくジーン・ハックマン演じるポパイ刑事がずっと怒っているけれど、映像は冷めているという不思議な作品。
    90箇所以上のロケのお陰で、70年代初めのニューヨークの雰囲気がリアルに伝わるのも嬉しい。

    アカデミー賞には脚色賞という、小説や舞台劇から起こされた脚本に贈られる賞があります。
    フレンチ・コネクションも受賞していますが、先日修治さんがUPなさっていた【大統領の陰謀】も受賞しています。
    原作を台本化し、それをどう演出するかは監督のアイデア次第でしょうが、この作品の様な、あわや大事故になりかねない場面を撮るのは、やはりトップレベルのプロ集団にしか出来ない芸でしょう。
    「警察24時間」などのリアリティ番組ではなく、フィクションで再現する撮影の苦労は、脚色賞と同時に撮影賞受賞で報われたと思います。

    最近の、カーチェイスが売りの作品も幾つか観ましたが、この作品のカーチェイスを観ると、最近のものは味がないと感じてしまいます。
    やっぱり刑事は、カツ丼やタバコ勧めなくてもいいから、怒ってないとダメ。

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    1のポパイ刑事
    ずっと怒っているけれど、映像がクールなのでバランスがいい。

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    同僚のロイ・シャイダー
    映画[ジョーズ]の警察所長役でお馴染みです。
    あっちではロバート・ショー相手にビクビクした役柄でした。

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    修治修治
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    自分にとっては、すごく不思議な事なんだけれど、ドラマ版ファーゴのシーズン1の主人公であるレスター・ナイガード。
    彼のエピソード10の最後のシーンだけど、死んではおらずに生きているよね??

    3、4年前にも、そして実は昨日もネットで検索したけれど誰も、どの記事も〝実はレスターは生きている〟って推測しているモノが一つも見当たらない。

    自分はシーズン1エピソード10のラストシーンの数分前から『あぁ、コレはレスターは絶対に警察に捕まらないな』と確信しながら観ていた。だからあの最後のシーンも全然驚かなかった。むしろ最高の終わり方だったと感じた。最後の最後のシーン観てもそれは変わらなかった。

    だって〝死んではいない〟っていう伏線が映像の中に最低でも2つはあったと自分は思ったし、ノア・ホーリーも絶対に意図的にそのシーンを作品の中に挿入したはず。自分はそう感じたけど、なぜそう思う人がいないのか?不思議で仕方ない。

    ところで...ハンジー⇄モーゼス・トリポリのところだけは違和感有りまくりだったし、それは今でも変わらないw

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    もう何年も前に観た作品だけれど、修治さんの気になるシーンってどこだろう?
    もう一度観ようかな。
    シーズン2を観ている人しか分からないネタも、中華を食べるシーンの一瞬だけだったから忘れてた。笑

    レスターが保険代理店で成功し、マルヴォが歯科医師になったんだぁ。と思っていたら、まさかの。
    ここからの展開は映画版より数倍緊迫している。

    カセットテープなどガジェットの使い方も絶妙だし、FBIへ架電する内容などは、底が見えない悪意を感じる作品。
    キルスティン・ダンスト目当てでシーズン2から観たファーゴシリーズですが、もう一度シーズン1から気になるエピソードだけでも観てみようと思っている。

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    昨年、久しぶりに再会した友人二人から「観るべきアニメ」のリコメンドが、二ヶ月遅れの「明けましておめでとう」と共にLINEが来た。
    原因は自分にある。
    最近観た[BLUE GIANT]について熱く語った事と、とあるバーで飲んでいた時、隣にいた紳士が「車とゴルフに興味のない男は男じゃない」なんて大声で喋っていたのにムカツいたことを、うっかり送信してしまったのが敗因。

    この二人、どんな話題にも独特の視点で絡んで来るから面白い。
    膨大な読書量を誇りながらもソレを鼻にかけず、知識や蘊蓄を放出して楽しむタイプで、「見た目とは裏腹にアニメに詳しい自分」に酔うタイプでもない。

    友人Rは、ジャズが内包する文学性とBLUE GIANTの本来の意味(蒼き巨星)を掛け合わせた持論を熱く語りながら[薬屋のひとりごと]と[悪役令嬢]いう謎解きアニメを、もう1人の友人Kは[最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました]一択で推してきた。

    手垢に塗れた言葉だと「人生を楽しむ」、それっぽく言うと「自己を生きる」とでも言えばいいのか。
    他者に評価されれば一応は嬉しいみたいだけど、根本的には誰にどう思われても気にしないタイプの二人だから、いつも本音で話せる。
    しかし、Kの方は飲みながら電話してくるので、まあまあシンドイ。。

    最近、本を読む気が起こらないから丁度良かった。
    この二人が薦めるのなら面白いに決まっているし、無為、無駄に満ちた人間らしい日々を今週から送れることに、今は喜びを感じている。

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    半年振りの大阪。
    今回は出張でした。
    前乗りだったので、取引先の担当二人と予約していた和食屋へ。
    予想以上に外国人でごった返していたが、個室を用事してもらっていたので安心して食事が出来るのはありがたかった。

    麦焼酎で乾杯し、名物バッテラや鰆のタタキ、フグの唐揚げなどを頂く。
    仕事と家庭の話は一切しないというルールを設定し、映画[オッペンハイマー]、ヨーロッパ企画やタモリ倶楽部、市川紗椰のスムージーの本などを肴に楽しいひと時を過ごせた。

    『遠交近攻』
    この言葉は、遠国とは交わり、近国は攻めるという軍事戦略を表す『史記』に出てくる言葉です。
    人間関係に置き換えるなら、毎日顔を合わす人とはトラブルが起きやすいと解釈すると、嫌でも自尊心のぶつかり合いは避けられないという風にも捉えられる。

    「プライドが年々減っていくんですよ。友人が増えたのはそのせいかなぁ」
    「自分に見合った美意識ならいいけれど、他人の基準で語るのって恥ずかしいよね」

    この二人、相変わらず面白い。
    遠交近攻というより、(老眼ではないが)「遠近両用」と言った方がしっくりくる。

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    映画の食事シーンは、登場人物の個性を解りやすく表現する重要な要素です。
    『タクシー・ドライバー』でアイリスが食べるグラニュー糖をまぶしたジャムトーストや、『マンハッタン』のベッドで食べるテイクアウトの中華などは、見た目とは違い、その人物の精神的未熟さを表現していました。

    アイリスとトラヴィス、40歳の放送作家と17歳の高校生カップル。
    今では設定すらアウトです。

    そんなモラル的な事より、『マンハッタン』です。
    映画を通して見てきたニューヨークにずっと憧れていた子供時代でしたが、この作品は、物語や街の雰囲気より箱の中身が気になって仕方なかったなぁ。
    あの箱の中には何が入っているんだろう。
    焼きそばっぽいけれど、凄く美味しそう。と思った記憶がある。

    今ではアマゾンでも箱だけ買えるけれど、輪ゴム付きラップを被せた中華の出前ではなく、持ち帰り専用中華は当時の僕には斬新でした。

    他には『サイドウェイ』の主人公の行動も印象深い。
    ワイン通のマイルスが別れた妻が再婚すると知って、大切に寝かせていた超高級ワインを大衆食堂に隠し持って行きガブ飲みするシーンです。
    ネットで調べてみると、1961年のシャトー・シュヴァルブランって70万はするんですね。

    SNSに散見される様な損得勘定を含む怒りではないから、この真っ直ぐな感情爆発には、切ないけれど笑える。
    本気のやけ酒ってこうでなくっちゃ。
    こちらも、別の意味で斬新でした。

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    [燃ゆる女の肖像]
    無名の女流画家と貴族令嬢の恋愛もの。
    台詞は少ないし、女優達の表情も決して豊かではない
    しかしながら、細かな心情や内在する情熱を視線だけで表現する。
    見る側の視線、見られる側の視線、それを見守る視線
    絵画のような上品で淡い映像と、女優陣の演技対決は見応えがあります。
    [ファルコン・レイク]
    思春期特有の感情の揺れと、終始払拭出来ない死の匂いが何とも不穏な気配を醸し出しています。
    ノスタルジックな映像も相まって、最後は心地良く騙されます。
    16歳の少女と、14歳の少年が主役ですが、この年代の3歳差は大きい。
    女子はグイグイ誘惑するのに、男子はソワソワ、ドキドキからのアタフタ。
    こればかりは全世界共通なんですね。

    四月に観た映画です
    中でも時代劇は全て当たりでした。
    ・ドロステのはてで僕ら
    ・リバー、流れないでよ
    ・燃ゆる女の肖像
    ・ファルコン・レイク
    ・市子
    ・仕掛人・藤枝梅安1、2
    ・ゴジラ-1.0
    ・善き人のためのソナタ
    ・フェア・プレー
    ・ペーパー・ムーン
    ・クレイマー・クレイマー
    ・嘘八百1〜3
    ・居眠り磐音
    ・都会のアリス
    ・ヨコハマBJブルース
    ・蘇える金狼

    ・余韻の長さだと「燃ゆる女の肖像」がダントツ。
    ・劇団ヨーロッパ企画はどれも面白い。
     もっと人気が出そうだし、脚本が完全オリジナルなところも👍
    因みに、[リバー、〜]は『日本批評家映画大賞』で脚本賞を受賞しています。
    ・[ペーパー・ムーン]は、モーゼとアディと一緒に旅をしている気になる。 
    やっている事は全て犯罪だけど、微笑みながら見入ってしまう作品。
    ・[クレイマー・クレイマー]の朝食シーンのアタフタ感は最高。この時代のダスティン・ホフマンは全て素晴らしい。
    ・梅安役のトヨエツはハマってたし、色気が半端なかった。
    ・優作主演の二作品は何度も観たけれど、『蘇える〜』は、前屈みに走る優作、吹雪ジュンの可愛らしさ、佐藤慶と顔色の悪さが脳裏から離れない。
    BJは・・・ライブシーンを観るため作品。かな。

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