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プライド0802@遊撃捜査班

つづき  けれども、ここまで新鮮に感じるのは、やはり彼女たちのパフォーマンス面も大きいように思う。正直こんなに良い表情をしている欅坂46は初めてである。憑き物が取れたようなさっぱりした雰囲気、満面の笑み、「ラスト楽しめー!」と叫んだ「危なっかしい計画」での解放感あふれる表情……そして最も鮮烈だったのが「10月のプールに飛び込んだ」での2期生だ。新曲でセンターに抜擢された森田ひかるを始め、2期生たちの若さあふれる躍動感に終始魅せられた。「今までこの曲でこういう表情を見たことなかったな」とか「この曲ってこんな見え方になるんだ」とライブ中に何度思ったことか。そういう意味では発見の多いライブでもあった。  もうひとつ重要なのは、メンバー個人の成長物語をライブ演出に組み込んでいる点である。「二人セゾン」の前には小池美波がひとりでステージに立ち、グループ結成時から今までを振り返るような映像とともに曲を始めた。「制服と太陽」では原田葵、「コンセントレーション」では尾関梨香、「誰がその鐘を鳴らすのか?」では守屋茜、「サイレントマジョリティー」では菅井友香……といったように、メンバーひとりひとりの物語にフォーカスして欅坂46としての活動を振り返っていた。もちろん曲数的にも全員というわけにはいかなかったが、グループの歴史を個人の歩みの集積として見せることで、この5年間という期間がより密度濃く、よりドラマチックに感じ取れたのである。  そして、櫻坂46の新曲に触れないわけにはいかない。「その角を曲がると新しい坂道が続いてた……」という言葉から始めたイントロダクションとともに真っ白な衣装で登場した櫻坂46の1stシングル「Nobody’s fault」。センターは2期生の森田。小柄な体型にも関わらず身体を大きく使った叩きつけるようなパワフルなダンス、時にカメラを挑発するような妖艶な眼差し、黒い髪から覗く不敵な微笑み……欅坂46時代に築き上げたものを踏襲しつつ、また新しい要素が加えられていると感じた。  楽曲を魅せる演出への高い熱量、メンバーたちの新鮮な表情~パフォーマンス、それぞれの成長物語……様々な要素が盛り込まれた今回の配信ライブ。コロナ禍で人びとの心に暗雲が立ち込める今、彼女たちの“開花”が世界を明るく照らすだろう。 荻原 梓 欅坂46が見せた、“櫻坂46”として新たな坂を駆け上る姿 5年の軌跡を凝縮したラストライブDAY2レポート(リアルサウンド) https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20201014-00010032-realsound-musi 欅坂46が見せた、“櫻坂46”として新たな坂を駆け上る姿 5年の軌跡を凝縮したラストライブDAY2レポート(リアルサウンド) https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20201014-00010032-realsound-musi

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