本日のシアターの女神公演でなおぽんが卒業発表した。夢である舞台女優への道に進むためだ。とても素晴らしい決断だと思う。私は全面的に支持する。 昨年末から今年の頭にかけて彼女とは総選挙に関して何度か話をして来た。その中で彼女は選挙そのものに出ない可能性も十分あると思っていたし、その場合は卒業だろうと思っていた。 AKBは学校だ。芸能界のイロハを学ぶ学校であり、本来ならいつまでもいるところではない。あくまでモラトリアムなのである。だから明確にやりたいことがあるのなら躊躇わずに辞めた方が良いと思っている。 もちろん中にいてそれができるならばいい。しかし実際に本店以外の支店メンにはほぼそのチャンスはない。なおぽんの人生の転機となったのは昨年の恋工場の朗読劇だと言う。ファンが必死になってラビリンスで送り込んだ舞台だ。 しかし、有り体に言えば本店メンや、支店でも序列上位メンは普通に出られている。なおぽんに取ってはファンとともに全力で取りに行った特別な仕事も、他の人にとってはただの村内仕事でしかないのが現実だ。 なんとしても芝居がしたい。だとしたらもはやなおぽんはHKTにいる意味はない。これはもう誰が考えてもわかる道理である。だとしたら一刻も早く辞めてその道に進んだ方がいいに決まっている。私は何度かもう辞めたらどう？と喉元まで出かかった。 もちろん寂しくないと言えば嘘になる。しかし、それよりも今は彼女の出演する舞台を観に行く日を期待してワクワクしている。なおぽんはゼロからのスタートだと言っていたがそんなことはない。そこをゼロからではなくするのがAKBの存在理由なのだから。 残り少ないアイドル期間、目一杯、いつものなおぽんで燃焼して欲しい。最後の日まで卒業おめでとうの言葉は言わない。というか直接言おうと思う。