一言集
トーク情報- 工藤さんちの、独り言。
工藤さんちの、独り言。 「すみません、一応列を作って並んでるので、後ろにまわってくれませんか」
男は聞こえないふりをして無視を決め込んだ。
「すみません、後ろに並び治して下さい」
男は睨み付けてきた。
「お願いします」
「俺にいってるのか? - 工藤さんちの、独り言。
工藤さんちの、独り言。 来てくれたんだ。
来ると連絡したろう、
だから迎えに来てくれた。
そうなんだけど。顔を見るまでは確信持てなかった。
昔、すっぽかしたからかな。
そうかもね。
それに、ここは遠いわ。
遠い近いは関係ない。
今回は緊急事態だ。
今回は
加奈子が笑ったように見えた。
それで何かわかったの?
メールで連絡した通り、何もわからない。一月前こちらの大学の寮に入ったことは確認できるのだけど、その後の足取りが全くわからないの。
教授は毎年夏にはここに来ていただろう。
そう、夏休みの最低一月はこちらで研究していたわ。
あれからも毎年?
毎年。欠かしたことはないわ。
今回は緊急に教授と連絡をとらなければならない用件ができて何度コンタクトしても返信がなくて、それでこちらに来てみたの。