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橋場日月

↑ てんあつさんの秀逸なコメントに刺激されて元ネタ(?)をリトークさせていただいておきます。 戦国時代の梟雄の一角に挙げられることも多い出雲の尼子経久。 彼は話し相手から自分の持ち物を褒められるとすぐそれをプレゼントしてしまい、墨跡も衣服も太刀も刀も馬も鞍も手放すだけでなく、年末には挨拶にやってくる家来にそのとき着ている服さえ次から次に脱ぎ与えたために、毎年薄綿の小袖1枚で年末年始の数日を過ごすハメになったという。 あるとき、庭の松を褒めた客にはその松を掘り起こして贈ろうとしたが、客が「我が屋敷は狭く、この見事な松は入りません」と断ると、彼は松を細かく断ち割り、切り分けて運び込ませた。 (『塵塚物語』) 経久は稀代の謀将と呼ばれるが、大欲は無欲に通じる。見城社長の無欲も「無私の大欲」の裏返しではないでしょうか。 経久は78歳まで現役で働いたわけで、見城社長にもまだまだまだ熱狂して生きていただきたいです。

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橋場日月のトーク
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