ログイン
詳細
モウリス@ニコ生NEX ZERO

テレビに限らず、トークでもメールでも、説明の基本じゃないですかね。 うちの会社では、まず何を話すか/書くか、結論から話すように指導しています。 論点が複数ある場合には「ご提案ご相談が3点あります」から始める。さらにメールの場合は、文章で長々と書くのではなく、①〜②〜のように箇条書きにする。 「まず結論から」という形式は、30数年前に小中学生向けのドラクエカードゲームの企画制作を担当していたときに、ルールマニュアルを作成するときに気づきました。 当時の福島社長(現・名誉会長)をはじめ堀井雄二さん中村光一さんらがテーブルゲームマニアだったこともあり、子ども向けのキャラクター商品とは言え、ゲーム的に本格的な内容を求められていたので、プレイのやり方を小中学生に説明するためには工夫が必要でした。 そのためにフルカラーのギャグマンガ形式にしたり、説明の仕方も、最初のページにざっくりとした全体の流れを勝敗まで明示し、商品の全内容物を俯瞰出来る写真を見開きで入れました。 後にパワーポイントなどが登場し、企画書、提案書などの要求水準(ページごとのレイアウト等)が上がって来たときに、その手法が有効なのは子ども向けに限らないことが分かったのです。 そこに名著『分かりやすい説明の技術』(講談社)などにあるノウハウを足していきましたが、実は黒澤明の映画も参考になりました。 黒澤明の映画は、芸術性とともに娯楽性も高い。簡単に言えば「分かりやすい」。その一つの手法として、これから起きることを先に説明する、というのがあります。 『隠し砦の三悪人』では、せめぎ合う3つの領地の地形を登場人物が地面に書いて見せる場面が有名です。 『天国と地獄』では、特急車内での身代金受け渡しがどんな方法で行われるか?を刑事たちが推理することで、この先に起きそうなことを観客にイメージさせます。(その上で、予想外の方法だった…と展開します) 歴史の勉強なんかもそうだと思うんですよね。何で「前方後円墳」の説明から始まるのか??(最近はどうなのか知りませんが、昔はそうでした) まずは、日本史なら日本史の流れや、そもそも何故歴史を学ぶ必要があるのか、ポイントを押さえてから始めて欲しいです。人類は社会を形成し、国をつくり、やがて法律をつくり、権力が貴族から武士へと降りてきて、近代では主権が国民にまで降りて来る…という流れを意識するだけで、現代に到達する歴史物語が、だいぶ楽しく勉強出来るんじゃないですかね。 https://twitter.com/cult_and_fraud/status/1583159094856122368?s=46&t=Lmwe0vQxLVofRG3QJe6vCg

前へ次へ
【新】モウリスのトーク
トーク情報