デブなのに夜に溶けていくなんてカッコつけたトークするのはなぜですか？お腹が出ていて絵にならないんですけど。 というDMを頂きました。アンチの方からですね。愛の反対側は無関心ですからご批判もありがたいです。 はい。もちろん男としては見城さんのような肉体美には憧れますし、実際1998年まではジムに毎日通っていたので腹筋も割れていたと思います。 所属は渋谷インフォスタワー地下のエスフォルタ渋谷でした。高級ではないですが有名人もチラホラ拝見するレベルです。 さて、同年8月のある日、背中に強い痛みを感じながら目覚めました。あまりに痛みがひどいので、近所の外科で受診しましたが「寝違えですね」とのこと。湿布を処方されました。もちろん鮮やかな誤診です。後から考えれば。ありがとう那須外科医院。笑 夜になっても痛みが引かず、いよいよ歩けないほどになったので、タクシーに転がり込むようにして広尾(渋谷区)の日本赤十字社医療センター夜間救急外来にすがりました。 昭和の人間ですから(笑)救急車を呼ぶのはためらわれましたし、自分の車を運転していく元気は完全にありませんでした。 ご存知のように救急といっても夜間ですから初診担当は若手の医師。はい、ではレントゲン撮りましょうね。出来上がるまで待合室でお待ち下さい。 30分ほどたったでしょうか。看護婦さんが迎えにきてくれました。どうぞ中にお入り下さい。にっこり。 で、ノックして先ほどの診察室へ。座ってるのは白髪のベテラン先生。 いやまって。担当変わってね？ お座り下さい。このシャシン(画像)が見えますか？ 左の肺がつぶれてますよね。特発性自然気胸です。今からオペします。そのまま入院です。 えっ、まってまってまって。 オペ？にゅういん？ てか 狭い診察室に溢れるほどの先生方勢ぞろいって何なん？ 今から緊急開胸手術8時間、都内から精鋭エリート医師団集めました～的な。爆笑 まぁ医療関係者の方ならお分かりのように、自然気胸の場合、正確には手術ではなく処置。精鋭エリートではなく研修医軍団だったのですが…笑 その夜から3週間呼吸器内科の個室にぶち込まれたのは事実です。人生初の入院。人はどうやってデブちゃうのか。前編はこのあたりで。