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有楽町線 直通のトーク
トーク情報
  • 有楽町線 直通
    見城徹見城徹

    上場している時に、実は二つの大きな出来事がありました。
    一つはかなりの規模の会社を10億で買収したが、最初の目論見に反して経営状態が悪化、民事再生にせざるを得なかったこと。つまり10億の特損が生じました。
    もう一つは経理局の社員が会社の金10億円を横領していたこと。かなりのニュースになりました。これは情けなかったし、びっくりしたし、反省もしました。
    この二つの10億円事件は上場していただけに辛かったです。
    身から出た錆ですから、誤魔化さず、正面突破で乗り切りました。

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  • 有楽町線 直通
    見城徹見城徹

    41歳で角川書店(現・カドカワ)の取締役編集部長になり42歳で独立した。本当は辞める気はなかったが、角川コカイン事件があってやむを得なかった。逮捕されて代表取締役社長を辞任した角川春樹さんには仁義を通したかった。幻冬舎を作った。無謀な挑戦が始まった。今、思うとよくやり通せたと信じられない気持ちになる。無知が幸いした。怖いもの知らずだった。圧倒的努力はしたが奇跡の連続だった。あの時、足がすくんでいたら今の幻冬舎はない。26年が経った。幻冬舎は今また分岐点に立ち、僕の人生も大きな決断の時を迎えている。

  • 有楽町線 直通
    見城徹見城徹

    創業して5年目ぐらいから複数の証券会社、銀行がしきりと上場を勧めて来た。僕は上場という概念すらなかったから不思議な気分だった。自分が自分の会社を上場するなんて考えたことすらなかった。全く縁がないものだと思っていたから、上場したらどうなるのかなど解りようがなかった。結局、創業9年で上場した。風景が変わった。順調だった。しかし、上場していることの窮屈さも感じていた。上場から7年が経ってMBOで上場を廃止した。丁度、60歳になったばかりだった。気が楽になった。上場を廃止して9年が経とうとしている。僕は会社のことで新たな大きな決心をした。それが会社にも社員にも一番いいと判断したからだ。リスクは僕に降りかかるが腹をくくった。
    しかし、こういう時に困難や問題は同時多発する。そう決めた途端、会社のことや大事な友人のことで決断しなくてはならない状況が起こっている。知らんぷりをすれば安全だが、それが正しい道かどうか?何をしていても気分が晴れない。

  • 有楽町線 直通
    見城徹見城徹

    去年の8月1日のこの時間、サイバーエージェントの藤田から浜崎あゆみ、生涯最大の恋物語の企画を電話で持ちかけられた。本にしてくれたら、是非、映像化したいんです、と。藤田はその時、松浦勝人と浜崎あゆみと3人で西麻布で飲んでいたのだ。そこから全ては始まった。丁度一年が経ち、紆余曲折の末に今日、小松成美・著「Mー愛すべき人がいてー」が発売された。8月1日発売を意図した訳ではない。様々な推移、事情があって偶然、8月1日に発売になった。何か大きなことが起こる時、偶然の符号というのは必ずある。今、そのことに気付いて、この本はとてもないベストセラーになる気がしている。

  • 有楽町線 直通
    秋元康秋元康

    小松成美著「M-愛すべき人がいて-」を読んだ。暴露本と言われているらしいが、ノンフィクション作家小松成美が書いたものは一人の少女のサクセスストーリーの光と影だ。興味本位のものではない。「俺を信じろ」音楽プロデューサーは少女に言う。
    2人は手を繋ぎ、時代の階段を一気に駆け上がる。同志だった2人はやがて恋に落ちる。その切ない思いが歌詞になり、多くのオーディエンスの共感を得て、少女は恋をする者たちの代弁者となった。

    浜崎あゆみというスターがどう誕生したか?
    「M-愛すべき人がいて-」は、生きることに不器用な少女が必死にもがいて夢を掴み、恋をして傷ついて、同世代のカリスマになるまでの独り言の記録なのだ。

    2人の恋は、あの時代に生きたみんなの恋だったのかもしれない。

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  • 有楽町線 直通
    見城徹見城徹

    後2週間で69歳になる。永遠に来ないはずの歳になることに呆然とする。50歳ぐらいから誕生日が来ると毎年呆然とするが、後1年で70歳だと思うと信じられない気持ちになる。寿命を考えて幾つかのやりたいことを諦めたくない。仕事もやりたいことはまだまだあるが、リタイヤしたらやりたいことも沢山ある。残り時間との戦いだ。優先順位を決めないと後悔することになるだろう。