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布団に埋もれたまま目覚ましを止める。 目覚まし時計を布団のなかに持ってきて時刻を確認、長針は丁度12のところに、短針は7のところにとまっていて、短針のすぐ後ろにも針がある。

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小説(タイトル未定)
トーク情報
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  • 4月7日
    ジリリリリリリ----
    繰り返される日々のなか、今日は一生でそうなんども経験することの無い、入学式という行事のある日だ。
    ジリリリリリリ―――ガンッ

  • 布団に埋もれたまま目覚ましを止める。
    目覚まし時計を布団のなかに持ってきて時刻を確認、長針は丁度12のところに、短針は7のところにとまっていて、短針のすぐ後ろにも針がある。

  • 昨日、自分で設定した時刻だ。
    そろそろ起きて新しい学校へ行く準備をしなければならない。
    しかし、外では桜が咲いているとはいえ、またまだ寒い。暖まった布団から出るのは気が引ける。こうして布団に埋もれたまま、まだ微かに残る睡魔に身を委ねて、二度寝を決め込みたいところだが、そういうわけにはいかない。
    入学式初日から休めば、要らない注目を浴びることになってしまう。

  • それは頂けない、と勢いよく布団をはねのけ起き上がる。

  • 学校につけば、このめんどくささは消えるのだろうけど、