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つばふぃー@命名、高瀬愛奈、椿姫⊿46

「深い愛」ep10 あれから半年が経って、ファンクラブというものはなくなり、姉貴も理々杏も僕のクラスに遊びに来るようになった。もちろん白石さんも一緒である。 僕はクラスにも馴染めずにいるが白石さんといることが当たり前になっていた。 ある日 白「ねぇ?」 遊「なに?白石さん」 白「仲良いんだから麻衣でいいよ」 遊「えっ?」 白「私は遊斗って呼ぶから」 遊「ダメだって白石さん」 白「……」 遊「はぁ…ま、麻衣」 白「なにかな?遊斗?」 遊「……」 白「美彩さん、理々杏ちゃんと仲良しだし、そんなに気にしないくていいからね?」 遊「そうだけど…」 白「あっ!遊斗ってさ、本読んでる時、その栞使ってるけど、どこで売ってるの?」 遊「これ?これは俺が作ったやつ」 白「えっ?そうなの?それって、カーネーションだよね?青いけど」 遊「うんカーネーションだよ。俺の好きな花なんだ。」 白「私もカーネーションは好きなんだ。花言葉が素敵なの」 遊「そうだね。花言葉は素敵だよね?」 白「ふふっ」 遊「なんか変なこと言った?」 白「一緒だなーって思ったの」 この一言を言った麻衣は顔を赤くしていた。僕も麻衣の顔を見た時、ドキッとしてしまった。 二人ともこの時に同じ感情を抱いていた。同じ花を好きで、花言葉も知っている。何よりも、考えることは麻衣は遊斗、遊斗は麻衣…… 遊「麻衣?」 白「何?」 遊「ちょっと付き合って欲しい所があるんだけどいい?」 白「いいよ?どこ行くの?」 遊「着くまでのお楽しみ」 僕はいつも行く花屋を目指していた。 店「いらっしゃい…遊斗か」 遊「店長こんにちは。カーネーションあります?」 店「あるよ。ってそちらの子は?」 遊「クラスメイト。麻衣、ちょっと待っててくれる?」 白「うん。」 僕は店長と店の奥へ 店「好きなんだねあの子のこと」 遊「……」 店「遊斗はわかりやすいなー。任せな!絶対に成功させてやるから」 店長はそう言って花束を作ってくれた。 店「遊斗。出来たぞ!頑張れよ!」 遊「はい。ありがとうございます」 これから僕の一大イベントが始まる

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乃木坂の詩 ポエム・創作ストーリーの部屋
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  • つばふぃー@命名、高瀬愛奈、椿姫⊿46
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    「危険から始まる恋」8
    翌日
    コンコン
    大「失礼します」
    梅「失礼します」
    大「今日はお時間を作って頂き…」
    今「まぁ、そう構えなくてもいいから座りなさい」

    今野さんに促されて座った。

    大「今回の事なんですけど…」
    今「だいたいの予想は出来てる。お前達、お互いが好きなんだろ?それで、2人の立場だとっていう悩みだな?」

    梅大「はい…」
    今「梅澤は覚悟出来てるんだな?」
    梅「はい!卒業も考えてます」
    今「白石は?」
    大「俺は、梅澤がこの先も輝けるように支えます。」

    今野に辞表を出した。
    大「これが俺の覚悟です。」
    今「……わかった。明日の12時にまたここに来てくれ。」
    大梅「わかりました。」
    2人は今野の部屋から出て行った

    今「さて、今の会話みんな聞いてたかな?あの二人の覚悟は私には伝わって来たのだが?」

    先程の会話はLINEのグループ通話になっていた。

    ?「俺たちマネージャー陣は今野さんにおまかせします。」

    今「わかった。白石?メンバーの反応は?」

    白「こちらは全員応援します。」
    今「なら、明日にメンバーは全員、マネージャー陣は代表として、松村、衛藤、渡辺がきてくれ」

    あとは先生にも話さないと

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    「危険から始まる恋」9
    今「秋元先生、今野です。実は……」

    秋「私は君たちに任せる」
    今「わかりました。それでは明日、12時にお願いします。」

    秋「わかった。」

    翌日

    私たちは今野さんの部屋の前にいた。
    大「梅ちゃん覚悟はいい?」
    梅「はい、大和さんと一緒なら」
    大「よし、行くか」
    コンコン
    ガチャ
    大「失礼しま…えっ?」
    梅「えっ?」
    そこにはメンバー全員とマネージャーの3人、さらに秋元先生がいた。

    今「驚いたか?みんな昨日の会話を全て聞いていたよ。」

    大梅「……」
    今「それでだ。君たちのこれからなのだが、まず、白石大和。」

    大「はい」
    今「本日付をもってチームマネージャーとして1~3期マネージャーを統括してもらう。」

    大「あ、あのー?」
    今「なんだ?嫌なのか?」
    大「俺、辞表出したんすけど…」
    今「これか?」
    今野さんは目の前で辞表を破り捨てた
    今「これで辞表はなくなったな」
    大「わかりましたよ。今野さん。よろしくお願いします。」

    今「よろしくな大和。それから梅澤」
    梅「…はい」
    今「梅澤の卒業もなしだ。」
    梅「えっ?」
    白「メンバー全員の答えだよ?」
    梅「白石さん」
    今「あとなー大和は梅澤の専属だからな!」

    秋「いいかな?大和くん、梅澤、お互い頑張りなさい。そしていい仲間に恵まれたな。私からは以上。あとは今野に任せた。」

    秋元先生はそう言って笑顔で部屋を出た。

    今「白石。あとは任せる。俺は会議だから」

    今野さんも部屋を出た。

  • つばふぃー@命名、高瀬愛奈、椿姫⊿46
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    「危険から始まる恋」10

    メンバーといつメンのマネージャーと俺たちが残された。

    白「あんた達?ちゃんとお互いの気持ち伝えた?」

    大「多分…」
    梅「ちゃんとはして貰ってないですね!」

    白「大和…あー情けない。それでも私の弟なの?」

    大「……」
    白「今ここでちゃんとしなさい。」
    大「こ、ここで?」
    白「そう!みんなが証人!」
    紫「大和、俺らお前がそんなんやったらついていけへんわ。今のお前はめっちゃかっこ悪いやんか」

    大「……」
    大和さんがみんなに弄られてるを見て私も笑ってしまっていた。
    その時、突然彼は私の方を向いた。

    大「梅ちゃん。俺、梅ちゃんのこと…」
    梅「……波」
    大「えっ?」
    梅「美波って呼んでよ…私、大和の彼女になるんでしょ?」

    大「美波…俺、美波の事好きだ。だから俺の隣で一緒に歩いてくれ!」

    梅「はい!浮気したら許さないからね!」

    「ヒューヒュー」
    みんなからも認めて貰えたのがよかったが

    ?「大和さん、美波のこと泣かしたら3期全員許しませんからね」

    梅「ちょっと綾…」
    大「絶対泣かさないよ。」

    白「さて、今日はみんなこの後予定ないからご飯行くよ。もちろん大和の奢りでね!」

    大「ちょっと姉貴…」

    みんなでご飯食べながら祝福をされました。
    そして、その間もずっと隣にいる。
    ずっと貴方の笑顔を隣で見させてね
    fin

  • つばふぃー@命名、高瀬愛奈、椿姫⊿46
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    「姉の思い」向井葉月編1
    ?「葉月〜」
    葉「どうしたの?美月」
    美「今日晩ご飯いらない」
    葉「また紫苑と?」
    美「そう」
    私は双子の姉の惚気話を呆れながら聞いていた。

    美「葉月も好きだもんね?」
    葉「は?何言ってんの?」
    美「素直じゃないなー」
    私の事をなんでも知ってる様な口ぶり

    葉「はいはい。早くいきなよ」
    美「じゃあ行ってくるね」
    美月は家を出た。
    まさか姉の最後だとは思わなかった。

    夜22時過ぎ
    📱~🎵
    葉「はい。もしもし」
    ?「山下美月さんのご家族の方でよろしかったですか?」

    葉「はい、美月は姉ですが…」
    ?「私は〇〇病院のものですが、お姉さんが事故に……」

    私はタクシーを拾い、病院に向かった。

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    「姉の思い」2
    私は病院に着いてナースステーションに走った。

    葉「あの!山下美月の妹なんですが」
    看「…こちらへどうぞ」
    看護師に案内された部屋は

    [霊安室]

    扉を開けると

    ?「…葉月」
    そこに居たのは紫苑だった。
    私は無言で白い布を被せられたベッドに向かい、正方形の白い布を取った

    現れたのは姉の美月だった。
    葉「なん…で?美月!ねぇ起きてよ。」
    私は美月を激しく揺すった。

    紫「…すまない葉月…」
    葉「ねぇ!なんで?なんで美月が死ななきゃならないの?何があったの?ねぇ紫苑答えてよ!」

    私は俯く紫苑の胸を叩きながら叫んだ
    そして過呼吸を起こし、意識を失った。

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    「姉の思い」3
    ?「……月……葉月?」
    葉「誰?」
    ?「ごめんね…」
    葉「美月?美月なの?」
    美「葉月、今までありがとう。紫苑のことよろしくね。」

    葉「嫌だよ。美月…行かないでよ…」
    ?「……月。葉月」
    葉「はっ。ここは?」
    ?「病室…急に倒れたから…」
    私は姉の死にパニックを起こし、過呼吸となって意識を失っていた。
    目を覚ましても姉の死は本当…

    紫「今日はゆっくり休んで?」
    葉「紫苑……」
    紫「葉月まで居なくなったら…」
    葉「えっ?」
    紫「美月も悲しむから…」
    葉「……」
    そして数日後、美月の葬儀が行われた。親も親戚も居なく、姉妹の2人だけだったのに……
    美月に頼ってばかりだったのが改めてよくわかった

  • つばふぃー@命名、高瀬愛奈、椿姫⊿46
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    「姉の思い」4
    美月が居なくなってから1週間
    私は何もする気力もなく部屋にいた。
    ただボーッと…
    ふと気がつくと、机の上がぐちゃぐちゃだった
    葉「掃除しなきゃ…」
    いつもは美月がしてくれていたがもういないので自分でするしかなかった
    重い腰を上げた瞬間
    ピンポーン
    モニターを見ると紫苑がいた
    すぐに玄関のドアをあけ招き入れた。
    紫「葉月大丈夫か?」
    葉「大丈夫だよ。いつも通り」
    私はいつも通りに演じてみせた
    紫「空元気なのバレバレだよ。クマもできてるし…」

    葉「…あのさ?美月の部屋の掃除手伝って欲しい…」

    紫「いいよ。」
    2人で美月の部屋を掃除した。
    思いのほか、整理整頓されていたため、そこまで時間がかからなかった。
    すると…
    紫「葉月、これ出てきた」
    紫苑が渡してきたのは1冊のノート
    そのノートにはdaiyariと書かれていた。

    紫「これはおれが見てはいけないものだから、俺が帰ったら見なよ?」

    葉「分かった…」
    その後も紫苑はご飯を作ってくれた
    久しぶりのまともな食事で少し元気が出る
    そして紫苑は後片付けをして帰った。
    少しして私は美月の日記に手を伸ばした

  • つばふぃー@命名、高瀬愛奈、椿姫⊿46
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    「姉の思い」5
    日記を一語一句逃さない様にゆっくり読んだ。
    2人で遊んだこと、喧嘩した事、紫苑と3人で花火やったことなどいろいろ書いてあった。

    葉「美月らしいな…」
    残り僅かのページをめくった
    ここからは私の事しか書いてなかった。

    「日記」
    〇月△日
    私は紫苑に告白をした。
    葉月に内緒で
    結果はダメだった。
    紫苑の好きな人は誰だろう…

    〇月○日
    周りから紫苑の好きな人を聞き出そうとしたら、わからなかった。幼馴染なのに何故教えてくれないのかな?
    協力出来るのに…

    ○月☆日
    ソファーで寝ている葉月の寝言で
    紫苑の名前が出た。葉月の好きな人は紫苑と知る…
    起きた葉月に紫苑が好きなの?と聞くが幼馴染としてねと…

    葉「だからあの時…」
    私はページをめくった

    ○月✖日
    紫苑と買い物
    荷物持ちにさせてしまった。
    時々紫苑が見る洋服は私の好みではない。
    帰りの電車で紫苑は寝てて寝言で葉月の名前が…
    葉月かー。
    でもこれで応援出来る。妹のために頑張らなくちゃ

    ○月*日
    紫苑に問いただしたら、白状した。
    明日は葉月のプレゼントを買うから着いてきて欲しいと言われた。
    葉月の話をしている紫苑はなんか幸せそう。
    付き合っても今のままでいてくれるかな?紫苑優しいから大丈夫だよね?

    そこで日記は日記は終わっていた。
    次の日は美月が事故で死んでしまった日だから…
    私は姉の…美月の思いをここで初めて知った。

  • つばふぃー@命名、高瀬愛奈、椿姫⊿46
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    「姉の思い」6
    葉「美月の馬鹿…」
    姉の思いを知りひとすじの涙が流れた

    次の日私は紫苑を呼び出し日記を見せた。
    紫「……」
    葉「……」
    紫「ふぅー」
    紫苑から出たため息で私は紫苑の顔を見た。彼からも目から涙が溢れていた

    葉「あのね紫苑…」
    紫「葉月ここからは言わせて欲しい」
    葉「うん」

    紫「ガキの頃から美月と葉月に出会って、仲良くなって幼馴染になった。器用にこなす美月と不器用な葉月を見てて、気がつくと葉月を見ている時間が多かった。そこを、この前美月に突っ込まれた。」

    葉「……」

    紫「もちろん、美月にも告白されたよ。葉月を好きだから断った。でも、あの時まさかこんなことになるとは思わなかった…」

    葉「事故のことは気にしないでよ。美月もそれは望んでないはず…それに、日記が…美月がお互いに気持ちを伝える時間をくれたから…」

    私は机にある笑顔の美月の写真をみた
    それにつられて紫苑も

    紫「そうだよな…美月に怒られるよな」

    そういうと彼は優しい笑顔から真剣な顔になって私を見た

    紫「葉月!俺はガキの頃から好きだ。こんな俺だけど、付き合って欲しい」

    葉「私は美月みたいに器用でもないけど、こんな私で良ければお願いします」

    やっと両想いに慣れた。お互いの初恋はかなった。

    美「二人とも幸せにね」
    fin