佳央梨のトーク
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佳央梨 りこりこ 戦後70年を迎えて
8月15日。辛い長い月日にようやく終止符が打たれた。たくさんの犠牲者をだした太平洋戦争。その被害者は全世界で8000万人。つまり当時の人口の2.5%以上。この数字を見れば誰もが思うだろう。
「戦争は怖い」
その通りだ。戦争は怖い。何の罪もない人が死ななければいけない。
戦争とはそういうものだ。
だが悲しいことにその辛い記憶が、忘れられて行っているのが現実ではないのか。それは否めない。ある統計でこんな結果が出てるからだ。
中高生に8月15日は何の日でしょうと聞いた時、4分の1もの人が答えられなかった。つまり、100人いたら25人もの人が第二次世界大戦が終わった日と答えられないのだ。
正直驚いた。それと同時に大きな恐怖を覚えた。このままでは絶対戦争が始まるのは確かだ。
戦争が始まって良いのか。いやそれ以前にその事を考える若者はあんまいないだろう。まず、戦争のことをあまり知らないのだから。
じゃぁ、まず知る事から始めれば良いのか。
いや違う。戦争に興味を持たないと調べようと思わないだろう。
戦争に興味をもて。というのは難しいかもしれない。なら、戦争を身近に感じられる世の中を作らなければならない。
それは大人のやるべき事だと私は思う。
今、ご飯を食べれてる事。
遊べる事。
そして生きていられる事。
全て当たり前だと感じてる人は多いかもしれない。でも当たり前ではない。戦争が始まったらいつの間にかそれは当たり前ではなくなっているよ。だから今生きていられる事に感謝しよう。
私たちは戦後の人間ではないんだよ。戦前の人間。
さぁ、戦争が始まらないように何か行動を起こそう。