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さえきあきひろまる

先日、9月1日、研究生公演が当たり観に行ってきた。 8月にも1度当たり、間近で彼女たちを観てから完全に魅了されていた僕。 初めての時の衝撃が忘れられなくなっていた時にちょうど良く公演へ。 BINGO運はあまりよくなく、結果立ち見最前から彼女たちを観てきた。 そして、本来もう少し早く『楽しかった!』『最高だった!』とレポを上げたかったのだが終わってから少しばかり何か違和感を感じていた。この違和感がどこから来ているのか、何が根源なのかを考えていたら少し時間が経ってしまった。 この日、朝オタで共演させてもらっている いときんさんと連番した。 公演途中でいときんさんが『メンバー疲れてますね』と呟く。 なるほど、確かに、1度目の衝撃が、2度目で薄れたというのも差し引いたとしても、疲れというものは見えていた。カウントがずれたり、少し戻りが遅かったり、確かに、疲れが要因と考えると納得がいく。そう、前日まで豊田スタジアムコンサートが行われていたのだ。初めての大箱コンサート。疲れも残る。 しかし、そんな中でも、いや、周りがそんな状況だからこそいつものようにパフォーマンスをしているメンバーが目立つ。 町音葉というメンバーは筋トレが趣味で、元々スポーツ少女だったこともあり、そんな状況下でも影響は全くなくステージを飛び回る。単純に1人だけエンジンが違うのが帰ってきてDMMを見てても伝わるほどだ。僕はこの日、公演アンケートのMVPは彼女を選んだ。 他に目を奪われたのは野島樺乃。彼女は1回目に生で見た時と印象が全く違う。8月に見たときにはもちろんダンスや動き自体とても魅力的だったが丁寧で、例えるなら、きちんと制球して左右上下に投げ分けをしていた子だった。が、しかし、今回は違う。もちろん、これも疲れからきているのかはわからない。今回はとにかく身体に残りうるエネルギーを振り絞って、全力で投げ切るスタイルの彼女を観た。8月の丁寧な彼女も魅力的だったが、今回の彼女のほうが僕は好きだ。 MCで面白かったのは上村亜柚香。彼女のMCは基本Sである。いや、少し言い方を変えよう。彼女は本当に素直でイタズラ好きな女の子…なのだと思う。というのも、どこまでが瞬間で考えられ、どこまでが彼女の計算なのか、皆目見当がつかない。ある意味、キラーパスをごく自然に出してしまう子なのかもしれない。それを受けるメンバーは大変ではある。しかし、それを受けきると、あとは何もせずともステージに笑いが生まれる。この天性のキラーパスを受けているのは現状、菅原茉椰という逸材。この2人の生み出すステージ上の空気はParty公演の1つの見どころに他ならない。 面白かった点をもう1つあげるとすると、「キスはだめよ」の後藤楽々と杉山愛佳だ。僕は以前の公演レポにあげたように杉山愛佳のダンスを絶賛している。一方で、前のめりの選抜に選ばれ、元々振り覚えが早く、持っていたダンス力を現場で鍛えている後藤楽々。この2人がキスはだめよの1曲の中でお互いのダンスをぶつけ合う。今までの互いの発言からも、2人が意識しあってることがわかる。そんな2人の少しヒリヒリするようなダンスバトルがこの公演では見ることができる。 ここまで書いていて僕は気付いた。 『チームとしてのレポはないのか?』と。 ここまで書いているのは個々、もしくは1対1の関係性。 実は、これは僕の周りからも度々聞かれる意見でもある。 『7D2はチームとしてはどうなのだろうか?』 それこそが今回僕の中にあった違和感だった。 違和感の正体がわかったと同時にとある言葉が浮かんできた。 『チームワークは作られるものではなく、生まれるものだ』 これは満田拓也先生の「MAJOR」という野球マンガの言葉である。 みんなでそろって練習したり、相談してチームワークを作るのではなく、本当のチームワークとは自分と戦って、仲間と戦って、そのときに苦しんで流した汗の分だけチームワークは生まれる。 今、7D2に起こってる現象そのものなのではないだろうか。 後藤楽々が選抜に選ばれ、それに負けじと自分の得意なフィールドを見つけ自分自身を磨いていく。周りと競い合うことで、少しずつ歯車がかみ合う瞬間がある。お互いが歩み寄るのではなく競い合いより高いレベルでの協調。それは今回の公演でもあった。 後藤楽々と杉山愛佳が「キスはだめよ」で競い合う中、高畑結希が割って入る瞬間がある。明らかに、前回見たときよりも表現力、リズム取り全てにおいてうまくなっている。そんな光景を目の当たりにすると、競い合うことは大切かもしれないと感じる。 お互いに競い合って、良い部分を見せ合って、ミックスアップしていくことが個人の成長に繋がり、そして、その時間や汗の分だけ自然とチームになっていく。まだまだチームとしては発展途上、しかし、どんどん個をぶつけ合い、磨かれていって欲しい。 そんな、成長物語が見れると思うとこれからのSKEが楽しみになる。 <了>

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トーク情報
  • さえきあきひろまる
    さえきあきひろまる

    NO WAY MANのキーワードとしては【広】だと思います。広さ、広告、色々ありますが…そこの見方をすると今回のMVや振り付け、ダンスの面白さみたいな話はしやすいのかなと…そんなの当たり前じゃんと言われるかもしれないし、これまでもそうだから特別言えることではないけど…あの振り付けの広さとして最適となるのは劇場公演、劇場のステージなんだと思います。歌詞の広さは変わらないけど、少なくとも振り付けの迫力は間違いなく劇場でこそのものだと思います。

    ステージの広さで全然変わると思うんですよね…逆にあの広さで、あの編集で踊るならあのサイズにしなきゃならないんだろうし…もちろん、練度とかは影響するけども、揃ってないというよりも飽和してる感じ。

    更にいえば、広告という役割なのであれば、まぁそれでいいのかなというか、それであのMVの役割は成立していて…見たいものは劇場で見れるはず。

    やればやるほど良くなる振り付けだし、あと、AKB48のダンスとの相性は悪くないと思います。確かに振り付け師さんの持ってるチームで尺度をはかれば評価は変わるんだけど、これはそのチームではなくAKB48だからね…物凄いアレンジされてる。

    っとまぁ、こんな感じが表層。
    メンバー個々の話と振り付けの射程距離に関しては改めて…振り付けって射程距離があるんですよ、内側と外側に対して。そこを他の曲と並べてどっかでm(__)m

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  • さえきあきひろまる
    さえきあきひろまる

    Fabulous Sisters…Ruuさんという方が今回のNOWAYMANの振り付け師さん。初めて見たときにたぶん見てもわかるレベルで鳥肌が全身に立ってた…例えばこの辺とかわかりやすいかも…同じ振り付けもあるしw

    https://youtu.be/mSJEGAcHkhY

    クラシカルな技術を突き詰めて、そこに現代のダンス文化をミックスして…よく話すバレエを抜く、癖を抜くことに苦労してた事への1つの解。抜く必要がなく、アップデートすることで昇華させ魅せてくれたもので…基礎技術は本当に凄くて、バレエやクラシックジャズ、そうしたものは武器なはずなのよね…とはいえ、ここまで昇華することと抜くことでいえばどちらが近道かはまた別の話で…ただ、それらを持ったままで魅せる例を作ったという意味では彼女、そして、彼女たちは本当に素晴らしい。

    これを見た後で、NOWAYMANを見ると、何をしたかったのか、これからどうなるのかは少し近付けるはず。そして、あの振り付けの進化した先がどうなるのか…ちょっとワクワクしませんか?

    是非、Fabulous SistersとRuuさんは覚えておいてもらえるとこれから楽しいはず♪

  • さえきあきひろまる
    さえきあきひろまる

    足りてないのは振り付けを揃えることではなく、意思を揃えることだと思うので…逆に意思が揃えば自ずと振り付けは揃うはず。

    音楽番組でそれは見れるかもしれないし、劇場公演前にチームとして話し合いによって意思は揃うかもしれないし…

    チーム状況をはかるにはこれほどわかりやすい物差しはないかもしれません。ダンスという尺度ではありますが…

  • さえきあきひろまる
    さえきあきひろまる

    11月より後藤楽々さん復帰ということで…インスタで報告ありまして、大学も決まり、11月より復帰。そして、アナウンサーになること、自分の名前のように自分も楽しく、周りも楽しくさせられるように頑張るとのことでした。

    やっと始まります。
    SKE48の十周年。
    11年目が始まります。

    後藤楽々さんはSKE48の太陽で、彼女が戻ってきてくれることを選び、学業としっかり両立をして、またステージへ立ってくれること。

    本当にこんなに幸せなことがあっていいのでしょうか。。。

    温かく優しいあのステージを…太陽の照らすステージを見れることが何よりも嬉しいし、幸せです。

    本当に戻ってきてくれてありがとう。

    おかえり!!!!!