朝、散歩がてらコーヒーを買いに出掛けた。ホテルにこもり、作業や公演のチェックなどで頭と目が痛くなるから、冷たい空気がリフレッシュさせてくれる。気持ちも軽く穏やかになり、コーヒーを買って帰ろうとした時、おば様が扉を開けようとしていた。重そうだったので、1枚目を手伝って２枚目を開けたら「ありがとうね、こんなおばさんに」と言われた。 …理解できなかった。「…？…あ、いえいえ！」とタイムラグがあって返答はしたけど、まだ頭は追いついていない。当たり前だと思って、なにも考えずにやった事。その事に感謝された事で状況把握出来なかった。不意打ちで言われた感謝の言葉。時間がたって気持ちが温かくなり、当たり前のようにいい事が出来たのだと誇らしくなった。 青江と一二三の共通点は一見傍から見たら穏やかな雰囲気。きっと影響受けているんだと思う。役を通して人として成長出来ることは役者の特権かもしれない。 #荒木宏文 #unofficial