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ミトコンドリア@ヤヌスグリーン

シリーズ第5弾は、馬路須加学園の抗争が“学園ドラマ”の枠を超えて、ヤクザ組織やマフィア、警察も絡む巨大抗争劇として繰り広げられていく。 ストーリーは、ソルト(島崎)とさくら(宮脇咲良)の頂上決戦からの数カ月後を描く。“マジ女”では、おたべ(横山由依)らラッパッパ四天王がバカモノ(川栄李奈)を除いて留年し、さくらが副部長に。そんな中、事件に巻き込まれた激尾古高校のアントニオ(山本彩)がヤクザ組織に捕えられ、ソルトが1人で乗り込むことに。一方、激尾古高校と矢場久根女子商業高校はマジ女潰しをもくろむが、激尾高校のこびー(渡辺美優紀)がアントニオを助けてもらった義理を感じており、矢場久根のヘッド(谷口めぐ)、ゲッコウ(永尾まりや)、カイブン(武藤十夢)らが単独でマジ女潰しに向かう。ヤクザとの抗争に巻き込まれていく中、新興勢力・矢場久根との抗争も激化していく。 「マジすか学園」シリーズの見せ場である殺陣シーンに加え、今回は迫力あるガンアクションが追加。さらには「マジすか学園」のOG・前田敦子や大島優子のほか、やべきょうすけ、岡田義徳、袴田吉彦、リリー・フランキーら実力派俳優たちも出演する。 出演者は以下の通り。 主演:島崎遥香 出演:宮脇咲良 横山由依 松井珠理奈 兒玉遥    川栄李奈 入山杏奈 木崎ゆりあ    高橋朱里 向井地美音 加藤玲奈 大島涼花 内山奈月     小嶋真子 大和田南那 岡田奈々    山本彩 渡辺美優紀    白間美瑠 矢倉楓子 上西恵 吉田朱里    須田亜香里 谷真理佳 松村香織    谷口めぐ 永尾まりや 田野優花 古畑奈和    武藤十夢 川本紗矢 村山彩希/高橋みなみ    /前田敦子・大島優子・柏木由紀・小嶋陽菜・渡辺麻友ほか    やべきょうすけ、岡田義徳、袴田吉彦、竹財輝之助、田中幸太朗    佐野和真、酒井敏也、リリー・フランキーほか

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48G、乃木坂、ポケモンが好きな人に集まって欲しい!!
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  • ミトコンドリア@ヤヌスグリーン
    ミトコンドリア@ヤヌスグリーン

    乃木坂46のメンバーが自分たちのやりたい企画に挑戦する冠番組『乃木坂工事中』(テレビ東京)。10月12日放送分では、13thシングルのキャンペーンを考える企画がオンエアされた。

     同番組は毎回一人のメンバーにスポットを当て、彼女がやりたい番組をスタッフとともに作るというものだが、今回は13thシングル『今、話したい誰かがいる』の発売を控えたメンバーが、恒例のヒット祈願キャンペーンを自分たちで考えた。

     まずは秋元真夏が、5thシングル『君の名は希望』の発売時にスカイダイビングに挑戦したことをふまえ「スカイダイビング」を再度提案。参加メンバーとして、前回、秋元がダイビングした際に車の中で小説を読んでいたという星野みなみをターゲットに指名するが、星野はこれを「真夏が一緒に飛ぶなら」と条件を提示して拒否し、メンバーの笑いを誘った。

     続く橋本奈々未は、鹿児島最南端の与論島にある、月に数回しか出現しない砂浜・百合ヶ浜を使って「幻の星の砂を46個拾う」ことを提案。しかし、橋本が「みんなにとってプラスになる企画をやりたい」と前置きしたことにバナナマン・設楽統が「今までのはプラスになってないってこと? スタッフ批判?」と反応し、橋本は慌てふためいた。また、設楽は企画に対して「尺が持たないから、水着を披露してくれるとか……」と指摘すると、生駒里奈が「水着の需要が無いので、スク水だったら可能なんですけど……」と語り、バナナマンの2人を驚かせた。

     3番手の白石麻衣は「天国に一番近い島」であるニューカレドニアに行きたいと要望を出し「ハンディ(カメラ)で撮りますし、メイクも自分でできる。何だったらマネージャーさんも大丈夫です」とプレゼン。しかし、設楽からは「それだと、ただ遊びに行ってるだけじゃねーか!」と一括されてしまった。4番手の深川麻衣は「演技がいいグルメを集めてくる」ことを提案するが、バナナマンの2人から「スーパーで買えるじゃん」と指摘を受けた。

     5番手の高山一実は「一人だけではじめての無人島生活」という過酷な企画を提案し、これに挑戦するメンバーとして齋藤飛鳥を指名。「イカダで脱出すればクリア」という条件を掲げるが、メンバーやバナナマンから「それは武井壮さんがやる仕事!」と一斉にツッコミを受けた。

     最後の星野みなみは、10thシングル『何度目の青空か?』のキャンペーンで富士山に登ったが、ファンから「みなみが登れるなら簡単だな」と言われてしまったことを告白。そのうえで、「だったら可愛くなってファンの人にもっと好きになってもらう」と正論を述べながら「体のメンテナンスがしたい」という企画を掲げ、メンバーからは拍手が巻き起こった。

     メンバーが様々な企画を考え、自分の言葉でプレゼンテーションをした今回の放送。次回は同プレゼンの後編がオンエアされる予定だ。

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    ミトコンドリア@ヤヌスグリーン

    アイドルグループ、HKT48が11日、パシフィコ横浜で開いた握手会でヤンキー系ロックバンド、氣志團とのコラボシングルを発売すると発表した。11月25日リリースの「しぇからしか!」で、氣志團のボーカル、綾小路翔がイベントに登場。「この曲でNHKに復帰しちゃおうかな〜」と、DJ OZMAとして出場した2006年以来のNHK紅白歌合戦出場を“宣言”した。

     HKTのイベントに、リーゼント頭の男が突如現れた。

     借り物競走で「ヤンキーな人」のお題が出され、指原莉乃(22)がステージ上に連れてきたのが綾小路。HKTが氣志團とコラボして新曲「しぇからしか!」を発売すると発表した。

     このタイトルは、博多弁で「だまってろ!」の意味。実はHKTが他のアーティストとコラボ曲を発売するのは初めてで、このサプライズ発表にHKTメンバーはタイトルのごとく絶句状態に。同曲が、HKTが主演し氣志團が共演するドラマ「マジすか学園 番外編」(放送時期など詳細未定)の主題歌となることも発表された。

     氣志團が主催する恒例の野外フェス「氣志團万博」にAKBが出演するなど交流があるが、HKTとは“初共演”。綾小路はHKTメンバーの名前が刺繍(ししゅう)された特攻服をプレゼントして、コラボを祝った。

     HKTとペアルック状態となった綾小路は「昨今、結婚が話題になっていますが、氣志團とHKTも結婚! そんな気持ちで最高なエンターテインメントを作っていきます」。最近の芸能界結婚ラッシュになぞらえて、高らかに宣言した。

     さらに綾小路は、「この曲でNHKに復帰しちゃおうかな〜」。2006年にDJ OZMAとして紅白歌合戦に出場した際、全裸ボディースーツを着て物議を醸して以降、紅白はおろか同局番組への出演はない。綾小路は「秋元先生お願いします!!」とAKBグループ総合プロデューサーの秋元康氏(57)に懇願すると、指原も「一緒に頑張りましょう!!」と紅白共演に向けて共闘を誓った。

     大みそかはHKT&氣志團の最強“夫婦”が、熱い“One Night Carnival”を披露する!?

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    ミトコンドリア@ヤヌスグリーン

     NMB48の13作目シングル「Must be now」(10月7日発売)が発売初週に30万7000枚を売り上げ、19日付オリコン週間シングルランキングで初登場1位を獲得した。

     同シングルは、グループの大黒柱である“さや姉”こと山本彩が、9作目「高嶺の林檎」(2014年3月発売=最高1位)以来4作ぶりにセンターを務めた。今作で、通算11作目の首位獲得となったNMB48は、乃木坂46とならび、シングル首位獲得数で女性グループ歴代4位タイとなった。

     ちなみに、同記録の歴代トップ3は、AKB48(28作=1位)、モーニング娘。(16作=2位)、SKE48(14作=3位)となっている。

     「Must be now」は、これまでのNMB48の楽曲イメージとは一線を画し、グループ史上最難関なダンスに挑戦したナンバー。選抜メンバーは過去最少人数となる9人で、近年の48グループとしても異例の少数精鋭となった。

     NMB48は、10月20日〜22日の3日間にわたり大阪城ホールで結成5周年記念ライブ3DAYを開催することも決定している。

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    ミトコンドリア@ヤヌスグリーン

    HKT48の指原莉乃とフットボールアワーの後藤輝基が司会を務める冠番組『HKT48のおでかけ!』(TBS系)の10月15日放送分で、「名門道場にガチ入門! 体を張った護身術に挑戦!」の模様がオンエアされた。

     同番組は、HKT48が地元ファン獲得のために福岡市やその近郊に「おでかけ」(ロケ)するというもの。メンバーには、富吉明日香、後藤泉、梅本泉、神志那結衣、松岡菜摘、栗原紗英、山下エミリーが登場した。

     番組前半、指原がHKT48メンバーの後藤泉が卒業することを後藤輝基に教え「以前から『卒業します』って報告は(受けていた)。(指原と)会わなかったら定期的にメールする唯一のメンバー」と後藤泉の人柄を紹介。続けて指原は後藤泉とのやり取りについて「『辞めるんです! 辞めるんです!』ってなっていたら『ちょっと待ちなよ』って言いますけど、本人はかなり落ち着いてた」と、彼女が冷静に卒業という選択肢を選んだことに、安心している様子だった。

     番組中盤には、「名門道場で体を張った護身術を学ぶ」企画が放送された。強盗に襲われた時の護身術として、「小手返し」を師範に習い、飲み込みの早い梅本は1度でコツを掴み、指原も「もう上手くなっちゃってるし!」と驚いた様子を見せた。おでかけMVPにはグループを卒業する後藤泉が選ばれた。

     番組後半では、松岡菜摘から「最近睡眠欲が止まりません。この前プライベートで2時間遅刻しました。2人は朝どうやって起きますか?」という質問に、指原は「寝起きが悪かったことが人生で一度もない。遅刻する人が1番嫌いかもしれない」と話した。後藤が「じゃあ、男と待ち合わせして……」と尋ねようとすると指原は「絶っっっ対嫌です!」と強調し、待ち合わせには時間前に来ることを話した。後藤は「じゃあ彼氏が5分遅刻したら?」と尋ねると「彼氏の家族に連絡します。死んだんじゃないかって……」とコメントし、後藤は「気持ちの悪い……。お前めちゃくちゃやな!」と指原の恋愛観に呆れかえっていた。

     次週は「レンコン&ハマグリ収穫祭」がオンエアされる予定だ。

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    ミトコンドリア@ヤヌスグリーン

    「NGT48」の北原里英(24)が19日、都内で行われた「新潟米×NGT48」新米収穫発表会にメンバーとともに出席。デビューを目指す“新米アイドル”として参加し、新潟の新米のPRを行った。

     北原は「新潟県産のお米もおかずもどちらもおいしい。新潟県の愛情を感じる。神楽南蛮味噌はご飯もすすむので、すごいオススメ」と笑顔。メンバーの一部は新米収穫体験もしており、「来年はメンバーそろって行けたら。NGT48の恒例行事になってらいい」とアピールした。

     同プロモーションでは新潟のお米農家ユニット「新潟ライスガールズ」とのコラボPVを制作。完成したPVに「最近、涙腺がやばくて…感動しちゃって」と北原。「(ライスガールズが)孫のようにお弁当を差し入れしてくれて感動した」と感謝。報道陣から今後、ライスガールズとの交換留学の可能性を問われると「ありえますね、兼任という形で」。北原のライスガールズ入りにも「あるんじゃないですか、もしかしたら」と答え、不敵な笑みを浮かべた。

     AKB48「第6回じゃんけん大会」(9月17日)で新潟市の「NGT48」の劇場オープンが来年1月10日に延期されることが発表された。「申し訳ないですが、AKBはこういう予定が遅れることが多々ある。ファンの皆さまにも理解していただけるんじゃないか」とじゃんけい大会でのあいさつで前置きした上で、「実際に“楽しみにしています”という生の声を握手会とかで聞いていたので、申し訳ない気持ちもあったが、誰一人としてSNSとかでも文句を言ってくる人はいなかった。そういうところに新潟県の温かさを見ました」と新潟のファンの温かさにしみじみ。自身はまだ東京在住だが、「メンバーはみんな新潟在住。地域密着型のグループになるんじゃないかな」。

     北原はHKT48に移籍し、人気グループに成長させた指原莉乃(23)とはAKBの同期で、プライベートでも仲が良いことでも知られている。地方グループに移籍し、キャプテンとしてチームを背負う姿は指原にかぶるところもあるが、「指原ほどはすごいことはできないとは思いますけど、指原とは違った形でアプローチしていけたらいい。みんなで仲良く楽しくやっていけたら」と話した。会見には、北原のほか、中村歩加(17)佐藤杏樹(13)菅原りこ(14)宮島亜弥(17)長谷川玲奈(14)も参加した。

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    SKE48松井珠理奈(18)が21日深夜、東京・有楽町のニッポン放送で「AKB48のオールナイトニッポン」に出演し、AKB48との兼任を解除し、SKE48専任になることを発表した。

     総合プロデューサー秋元康氏、AKB48次期総監督の横山由依(22)が立ち会いのもと、「1つ決心しました。SKEとAKBを兼任させていただいていたんですけど、SKEの専任、SKE1本で行くことを決めました」と、自分の口から明かした。

     秋元氏には1年前から相談していたという。「私はSKEがすごく大好きで、今、本当にかわいい後輩もたくさん入ってきた。ちゃんと自分の背中を見せたいという思いがあった」。ともにグループの看板を背負ってきた松井玲奈(24)が8月に卒業したことも、専任への思いを強くした理由という。

     松井は12年に48グループ最初の兼任メンバーとして、SKE48チームSと、AKB48チームK双方に所属した。昨年3月8日、17歳の誕生日には、両チームで生誕祭公演をはしごするなど、前人未到の挑戦をした。

     松井は「SKEの最初の目標が、AKBを超えることだった。AKBを焦らせたい」とあらためてライバル宣言をした。横山は「今もうちょっと焦ってますけど(笑い)。姉妹グループがすごく頑張っているのを見ているから」と、本音を明かした。

     兼任終了時期は決まっておらず、秋元氏は「まだ何も決めてないよ。48グループはちゃんと決めないで発表するから」と話した。現在チームKの公演は行われておらず、松井は「新しい(チームKの)公演は出られたらいいなと思う」と希望を明かした。

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    ミトコンドリア@ヤヌスグリーン

    乃木坂46に続く坂道シリーズ第2弾として結成された、欅坂46の初めてのイベント『お見立て会』の開催が、11月14・15日に決定した。

    初のイベントながら、会場はZepp DiverCity。デビュー前ながら注目度の高さが伺える。あわせてオフィシャルサイトでは、イベントに先がけて初のアーティスト写真も解禁された。

    欅坂46は、秋元康総合プロデュースの乃木坂46に続く「坂道シリーズ」第2弾。乃木坂46が結成した2011年8月21日からちょうど4年後の2015年8月21日に同じ場所で結成された。応募総数22,509名の中から選出された21名のメンバーで活動がスタートし、デビュー前にして早くも地上波放送でレギュラー番組がスタートするなど、結成当初から高い注目を浴びている。

    果たして当日はどのようなイベントになるのか? アイドルファンならずとも、彼女たちの記念すべき最初の舞台に注目だ。

    番組情報テレビ東京「欅って、書けない?」
    毎週日曜24:35〜25:05
    ※欅坂46、初の冠番組

    イベント情報欅坂46、お披露目イベント「お見立て会」
    11/14(土)・15(日)東京・Zepp DiverCity

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    ミトコンドリア@ヤヌスグリーン

     乃木坂46の13thシングル「今、話したい誰かがいる」がリリースされた。同作は乃木坂46がNHK紅白歌合戦直前にリリースするシングルであり、昨年惜しくも出場を逃したグループにとって文字通り勝負作となる。今回のシングル発売にあたり、どちらかといえば堅実なイメージのある運営サイドが大胆に手を入れてきた点に注目しながら、作品について紹介したい。

    ・大胆な刷新にみる、勝負の姿勢

     『真夏の全国ツアー2015』の神宮公演最終日にお披露目となった今回の表題曲が「今、話したい誰かがいる」。グループ初のダブルセンターを白石麻衣(自身2度目のセンター)と西野七瀬(自身4度目のセンター)が務め、2thでの初選抜以降着々と人気を高めてきた深川麻衣と、長いアンダーの期間を経て、この1年ほどで一気にその地位を確固たるものにした衛藤美彩が初のフロントに立つ。選抜の人数が11th, 12thと18名だったものを16名に戻し、握手の人気と勢いにより忠実かつシビアに選ばれたのが今回の選抜メンバーだ。星野みなみと齋藤飛鳥は乃木坂の未来としてかかる期待に、人気が追いつき福神の座を射止めた。一方で前作自身6度目のセンターを務め世間的な知名度は抜群の生駒里奈は3列目になり、センター経験のある堀未央奈や前作で初の選抜を経験した新内眞衣といった2期生は今回1人として選抜メンバーに入らないなど、かなり人数を絞りながら、一切の妥協がない布陣に仕上げてきたという印象だ。

     また、今回のシングルは大ヒットを記録している映画『心が叫びたがっているんだ。』(通称:ここさけ)の主題歌、そしてJR内で販売される飲料水「From AQUA」という二つの大きなタイアップが付いている。前評判通りの大ヒットを記録している「ここさけ」だが、映画本編ではエンディングのここぞというタイミングで「今、話したい誰かがいる」が流れ、観客の心を最後まで掴んで離さない。その世界観にマッチしたMVや歌詞の世界は多くの「ここさけ」新規を生み出すことが期待できそうだが、それができるのも乃木坂46という器が「ここさけ」に嵌ったからだろう。また、「From AQUA」はJR東日本駅内で発売されている飲料水で、乃木坂46は1stアルバムから11th, 12thシングルと乃木坂駅のある東京メトロとコラボレーションが続いており、テレビやインターネットと比べても不特定多数に届きやすい交通広告の看板を背負い、より広い層へのアプローチを狙っているといえる。

    ・なぜこの曲で紅白へ挑むのか?

     ちょうど一年前にリリースされた10thシングル「何度目の青空か?」は、様々な使命を背負い産み落とされた、秋元康氏渾身の一曲だった(参考:「乃木坂46の勝負作『何度目の青空か?』が担う使命ーーグループの目指す今後の姿とは?」「http://realsound.jp/2014/10/post-1483.html“>http://realsound.jp/2014/10/post-1483.html」)。

     それでは「今、話したい誰かがいる」はなぜ、今年の“紅白挑戦曲”になったのだろうか。

     13thシングル「今、話したい誰かがいる」の作曲・編曲を手がけたのは、同作を含めると12曲もの楽曲を手がけ、今や乃木坂46には欠かせない存在となったAkira Sunset氏と、初参加となるAPAZZI氏。Akira Sunset氏は8thシングル表題曲「気づいたら片想い」で作曲を手掛けて以来の表題曲となった。

     同曲は、乃木坂46の楽曲に多くみられる鍵盤をフィーチャーしたもので、イントロこそ静かで美しいピアノのサウンドが際立つが、間奏での跳ねる音色も心地よい。だが、サビのメインはむしろ優しいアコースティックギターの響きだ。ストリングスも「気づいたら片想い」ほどの存在感はないし、ドラムスはとてもシンプルで5thシングル「君の名は希望」と比べると控えめの印象。乃木坂46の楽曲は、AKB48の楽曲と比べて豪華と評されることがあるが、今回の「今、話したい誰かがいる」は他の表題曲と比べてみても、派手さが抑えられシンプルな味付けになっている。ただ、だからといってこの曲が今までの楽曲に比べて劣っているわけではなく、グループの動きをみていると、「歌」に重きを置いているからこそ、ここまで削ぎ落されたものになったのではないかと推察する。

     映画『心が叫びたがってるんだ。』は、過去のトラウマからしゃべることが出来なくなった高校生の主人公が、クラスでのミュージカルをきっかけに「歌」を通して人々と心を通わせていくというストーリーを持つ。そして乃木坂46もまた、この夏のツアーを通して「歌うこと」に改めて取り組んだ。毎公演の終盤では、生田絵梨花のピアノとオーケストラによるアレンジで、「何度目の青空か?」「君の名は希望」「悲しみの忘れ方」の3曲を堂々と歌い上げた。個性派アイドルが多数ひしめく昨今のアイドル界隈で、紅白出場を目指し奇をてらったプロモーションや楽曲に力を入れる場合は多い。そんななか、乃木坂46はアイドルの基本である「歌」に立ち返り、「歌」の力をもって紅白歌合戦の出場に挑むことを選んだのだ。

     また、乃木坂46の表題曲で歌われる詞の世界観というのは、必ずしもグループのイメージに近いものばかりとは限らない。例えば、「気づいたら片想い」リリース時にメンバーがしきりに「乃木坂46を知らない女性にも共感しやすい内容」と紹介しており、この曲が乃木坂の外に向けたものだということがわかる。また、「バレッタ」の曲の世界観は当時突如センターに抜擢された堀未央奈の謎めいた雰囲気を際立たせるものであり、妖艶な詞を清楚な乃木坂46が歌うギャップに狙いがあった。

     そんななか、彼女たちが曲の世界観に共感できるとよく言及している曲が「君の名は希望」である。この曲でセンターを務める生駒里奈は「まさに自分のことを歌っていると思った」と言うくらいで、孤独だった地元での生活から抜け出し、新たな希望を求めグループに入った若月佑美も好きな詞にこの曲を挙げている。そして、今シングルの「今、話したい誰かがいる」は、「君の名は希望」と同じく、孤独な主人公を出発点とするストーリーだ。孤独を良しとしていた「僕」が「君」と出会い、居心地の良さを感じ、恋しく思い、新たな幸せと出会う。「今、話したい誰かがいる」では、より「僕」と「君」の2人の関係に焦点を当てているが、詞に込められた思いは「君の名は希望」で綴られている「孤独より居心地がいい 愛のそばでしあわせを感じた」ということに共通している。

     昨年の紅白出場を逃したことで、乃木坂46は一人一人がグループについて深く考えるようになり、ツアーでは「乃木坂らしさとはなにか」という大きな命題に挑み、その中で一人一人の成長があった。そして、この1年の集大成として再び臨む紅白へ向け、乃木坂46は自分たちのありのままを詞に乗せ、歌によって届けることを選んだ。曲としては今までにないアプローチでありながら、やはりこの曲に乃木坂らしさを感じるのは歌の力強さと詞の世界観にあったのだろう。

    ・「悲しみの忘れ方」のその先へ

     今回のカップリングには映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』の主題歌である「悲しみの忘れ方」が収録されている。元々は2ndアルバムに収録される予定だったが、ファンからの熱い要望に応える形で、今回のシングルに収録されることになったという。

     この曲がここまで評価されるのは、生駒、白石、西野、生田、橋本を中心に乃木坂46のこれまでを描いた映画との相乗効果であることも大きいだろう。また、リリース前から『真夏の全国ツアー2015』で披露されていたことも、その価値を高めていたといえる。加えて、この曲が特別な歌として扱われている理由は、この曲が1stシングルに収録されている「乃木坂の詩」ぶりに、乃木坂46というグループ自身について歌ったから、ということもあるのかもしれない。

     「乃木坂の詩」は、乃木坂がどこにあるかすら知らなかったメンバーが集い、坂を駆け上がり始めるグループの原点を歌った曲で、初期から今でもライブのアンコールで披露されている。そしてこの「悲しみの忘れ方」は、「乃木坂の詩」で歌われている坂を駆け上がり始めて以降の乃木坂46の姿を綴った歌だ。夢と希望に溢れた「乃木坂の詩」のような明るさと力強さは、「悲しみの忘れ方」にはない。ただ、様々な壁にぶつかったり、道に迷ったりを繰り返しながらも前に進んできたことで、穏やかだが未来に向かっての強い意志を感じさせてくれる楽曲になっており、それが多くの乃木坂ファンの心を強く打つのだろう。

     アイドルにとって、紅白歌合戦への出場は単純な人気や知名度だけでは掴み取りきれない難しさを秘めている。すでに紅白を経験したアイドルはもちろん、初出場を目指すライバルが年々増えていく一方で、アイドルの出場枠が増えるとは限らない。だが、もし乃木坂46が「今、話したい誰かがいる」で紅白出場を勝ち取り、その向こう側へと足を踏み入れるとき、「乃木坂の詩」「悲しみの忘れ方」に続く楽曲が生まれるのかもしれない。

  • ミトコンドリア@ヤヌスグリーン
    ミトコンドリア@ヤヌスグリーン

    「しぇからしか!」は、HKT48史上初の氣志團とのコラボシングル。千葉県木更津が舞台の日本テレビドラマ『マジすか学園0 木更津乱闘編』(主演:HKT48 / 2015年11月29日 午前1時5分〜)の主題歌に決定していることもあり、解禁されたMVも木更津が舞台となっている。

    撮影はHKT48にとってタイトル曲では初の屋外撮影。どしゃぶりの雨が降る中、千葉県富津市にある鶴峯八幡神社の境内で行なわれた。境内の舞台には、ジャケット写真で使用されたヤンキー仕様のカスタムバイクが飾られ、松明も焚かれる中、リップシーンの撮影からスタート。

    ダンスシーンの撮影が始まる撮影中盤には、雨脚はどんどん強くなり、雨雲レーダーをチェックしながら、撮影は雨の切れ間を狙って進められた。

    一方、撮影の合間には、HKT48は氣志團のリーゼント姿に興味深々。氣志團のメンバーからリーゼントの作り方や洗い方を教わり、宮脇咲良は「いつか、リーゼントやってみたいです!」と、さらに指原莉乃からは「みんなでリーゼントでライブに登場したい!」との発言も。綾小路 翔の「女の子がリーゼントやると、かわいいけどね。俺たちなんて、モテたくてバンド始めたのに、リーゼントでしょ。思えば遠くへ来たもんだ! 最近ようやく一周して楽しくなって来たけどね。」とのトークに終始、笑いが絶えない現場だった。

    撮影後半では全員がずぶ濡れになる中、指原莉乃が「みなさん寒いですが、最後まで頑張りましょう! 氣志團さんのリーゼントを雨から守ることだけ注意しよう! 寒くない! 寒くない!」と声をかけ、撮影は無事に終了した。

    また本作の振付は、HKT48のライブなどの振付を担当する詩織。氣志團の「One Night Carnival」をオマージュした振りも取り入れられ、最後には全員でヤンキーポーズをキメるところがポイントだ。

    「表題曲で野外でMVを撮影するのは初めての上、どしゃぶりだったんですが、この曲には合っていると思うし、メンバーが雨に打たれながら、力強く踊っているので、そんな一面もぜひチェックしてください! 氣志團さんとのコラボ、すごくワクワクしていて、この先、どんなことが起きるのかとても楽しみです!」── HKT48 兒玉遥(センター)

    「今回、HKT48さんとコラボが実現して、いろんなことが勉強になりました。まずはHKT48メンバーのみんな、携わって頂いた、すべてのスタッフの皆さまに、感謝します。直前でダンスリハをやったり、氣志團ではなかなかないことだったので、いつもだったらあきらめちゃうんだけど、「HKT48のみんなと踊るんだ!」と思ったら、こんな僕でもどこからか集中力がわいてきて、なんとか撮影を終えることができました。早くライブなどで披露したいと思います。人生の中で、極めてエポックメイキングな1日になりました。“みんな、頑張ってたらいいことあるよ!”」── 氣志團 綾小路 翔