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Kst

読了。 中山先生の本は、どの本も読むと「ストン」と腑に落ちる。 心にハマる文章です。 とても読みやすいので、アッという間に読めてしまいます。 この本ももちろん… それはなぜかと考えると… 裏表紙にもあるように、 現役外科医が生と死の現場を 圧倒的リアリティで描いているからだと思いました。 こんな人間味溢れる先生なんていない… いや、いてほしい… どこかにいる…と思えてきます。 癌患者さんの願いを 医師として止めるべきか? 友達として叶えてあげるべきか? 医師は患者の前を歩き、先導する… こういう考えももちろんあるだろうが、 それはときに無理矢理に手を引っ張っていくこともあるかもしれない。 この本の医師•雨野隆治は、 富士山頂の最後の階段を登るときのように、 患者の横に並んで寄り添って歩んでくれる 医師だと感じました。 自分もいつかそんな先生と巡り会いたいと思いました。

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PJ_takaのトーク
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  • Kst
    Kst

    本を読んで圧倒されると「美しい…」
    としか言えない自分…

    美味しいものを食べて「おいしい」
    としか言えない自分…
    単純すぎて、いつも怒られてしまう…

    語彙のなさ…

    でも自分の中で読書の「美しい」は、
    石ちゃんの「まいう〜」です。

  • Kst
    Kst

    自分が本を読んで圧倒されるのは、
    作者や編集者さんの
    圧倒的努力があるからだろう。

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    Kst

    睡眠三部作

    1.スタンフォード式 最高の睡眠
    睡眠の科学を理解する。
    まず最初に手に取るべき本だと感じました。
    ホルモンの話などが出てきますが、
    説明がわかりやすく、
    睡眠を理解する上で必要なことだと思いました。

    ますば起床の時間を守る。
    次に就寝時間…

    2.眠トレ
    睡眠の生理を理解したら、この本!
    ひとつの項目が短く、毎日の生活の中に取り入れられる実践的なアドバイスの本です。

    3.熟睡の習慣
    1と同じ著者。
    睡眠の生理を1よりはサラリと述べ、
    睡眠薬の項目を追加。
    睡眠薬の項は勉強になりました。

  • Kst
    Kst
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    緊急事態宣言下、県外にも行けない今年も
    日本平ホテルに宿泊してきました。

    景色が最高〜
    近場でこんなところがあるなんて幸せ😊

    雨上がりに虹が🌈

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  • Kst
    Kst

    NASAの家族の考え

    NASAが考える家族は、
    配偶者、子ども、子どもの配偶者まで
    …というのを本で読んだことがあります。
    スペースシャトルの打ち上げを特別室から見られるのは、この家族だけだそうです。

    両親や兄弟は自分で選んだ家族じゃないので…ということらしいです。

  • Kst
    Kst
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    読了メモ。

     キシリトール100%のガム4個程度で、1日5gの虫歯予防になる。

     むし歯菌の代表は、ミュータンス菌とラクトパチルス菌。糖を食べて乳酸を作り、乳酸が蓄積すると歯のエナメル質が溶けて(脱灰)、むし歯が発生する。

     むし歯はもっとも小さな糖質の分子である単糖類を原料に酸を作る。単糖類にはブドウ糖や果糖(フルクトース)が当てはまる。
     果物に含まれる果糖は血糖値を上昇させないと言われていますが、むし歯と血糖値は関係ない。果糖はむし歯の餌にになり、酸が作られる。甘い果物もむし歯のリスクになる。
     砂糖はブドウ糖と果糖が結合した二糖類。二糖類はむし歯が酸だけではなくネバネバ物質である不溶性グルカンを作るのでさらにやっかい。二糖類は砂糖の他に麦芽糖(マルトース)、乳糖(ラクトース)などがある。
     ハチミツもむし歯のリスクにならないと紹介されることがありますが、これは間違った古い情報です。最新の研究では、ハチミツも酸を作る原料となり、むし歯を作る大きなリスク要因であることが明らかになっています。
     ご飯やパン、麺などに含まれるでんぷんは、単糖がいくつも結合した多糖類なのでが、食べる量や回数が多いと、これらもむし歯のリスクになる。
     
     歯周病の炎症を急速に進行させる「ジンジバリス菌」。餌であるタンパク質を分解するためジンジパインという酵素を作りだし高い病原性がある。
     ジンジバリス菌は、細胞から細胞へと移動しやすいため、歯肉の血管を通して全身に回りやすい。認知症や心筋梗塞(動脈硬化)、脳卒中の発症に関与している。

     酢の入った飲料、スポーツドリンク、炭酸やクエン酸の入った飲料は酸性度が高い上に糖質も入っているので、飲む量を減らしたり、ストローで飲む。

     上下の歯の間にはわずかに(1〜2mm)の隙間がある。これが顎の関節や筋肉にとって楽な状態。

     下顎を大きく下すと上顎が上がり(咀嚼空間を大きくとる)、反動で自然と歯と歯が合わさる(リズムよく刻んで咀嚼)。力を入れて噛まなくても口の中のものを咀嚼できる。

     咬筋マッサージ 口から肩にかけての筋肉がほぐれると、口が開けやすくなる。血流が良くなるので、口の周りの筋肉ハリが出て見た目に若返り、また、脳や首への血流が増加するので、脳の活性化も期待できます。
     ①口の中をすすぎ、手をよく洗う。
     ②親指を口の中に入れる。
     ③頬の上側にある咬筋に親指を当て、外側の頬の4指と挟むようにしてマッサージする。
     下側も同様にして反対側も上下のマッサージする。

     唾液は歯を守る万能薬。唾液の分泌量を増やそう。
     唾液は耳の下にある耳下腺、舌の根本にある舌下腺、顎にある耳下腺の3か所から分泌される。
     唾液にはIgAという強力な殺菌作用がある抗体のほか、口の中の汚れを洗い流す洗浄作用、口腔内のpHを保つ作用、歯の再石灰化を促す作用などがある。
    ①耳下腺マッサージ
     耳のやや前方、上の奥歯のあたりを指の腹で優しく撫でる。
    ②顎下腺マッサージ
     顎の横側の骨の内側の柔らかい部分、親指を当てて耳の下から顎の下まで順に押す。
    ③舌下腺マッサージ
     顎の先の尖った部分、両手の親指を揃えて当て、上方向に上げる。

     舌の正しい位置 舌の先が前歯に触れず、舌の中央が上顎についている。(✖︎低位舌。舌先が上または下の前歯の裏側についている)
     鼻呼吸ダメ→口呼吸に
    舌の体操
     ①舌の根元を伸ばすように意識して、「ベーッ」とまっすぐ前に突き出す。15回行う。
     ②舌を大きく右回り、左回りに動かす。上下の歯をなぞるようにして、左右15回ずつ回す。

    高齢者の口腔ケア
    オーラルフレイル(口腔崩壊)
     歯がないと、噛む力が低下すると食事がおいしく食べられなくなる(栄養状態の低下、認知機能の低下)。滑舌が悪くなるのでコミュニケーションに支障が生じ(認知機能や運動機能の低下)、口元の締まりがなくなるので見た目もよくなくなる。

  • Kst
    Kst

    青春とは

    夢や希望があったり、なかったり

    でもお金は大概ない

    確実にあるのは、あるのは不満と時間と根拠のない自信だけ

  • Kst
    Kst
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    読了。
    「読書は人生の栄養補給」
    〜インターネットは炭水化物、本はビタミン、ミネラル

    ↑語彙が少なく、まだまだ感想が…
    ということで、自分で勝手にこの本の帯を考えてみました。
    感想の代わりに…😓

    自分の読書の方法を振り返ってみようと思い、読書術の本を読んでみました。

    以下、気になったところを抜粋

    読書の「質」
    インプット→アウトプット(最低3回)

    P117 スキマ時間記憶強化読書術
    5分•5分読書術
     60分連続読書と15分細切れ(スキマ時間)読書
    何かの作業を行う場合、集中力は初めと終わりに特に強くなる。心理学では「初頭努力」と「終末努力」という。
     初頭努力と終末努力を5分とすると、60分連続の読書では「記憶力の高い時間帯」が10分、スキマ時間を利用して、15分細切れで4回読書を繰り返すと(計60分)同じ60分でも「記憶力の高い時間帯」が40分になる。
     
     ネット=情報(断片)。デパ地下の試食。情報とは、事実であり、結果であり、事象。
     本=知識。体系化され順を追って学ぶことができる。知識とは、事実、結果、事象の積み重ねから吸い上げられた「エッセンス」
     一年前の新聞(情報)と10年前の本(知識)

    世の中で大切なもの
    「時間」、「お金」、「情報•知識」、「人(つながり)」、「健康」
     ↑「時間」がなければ他の4つは手に入らない。

    脳科学の側面からも読書の必要性を述べている。
    P.49 イギリス•サセックス大学でのストレス研究。心拍数などをもとにストレス解消効果を検証。読書は68%、音楽視聴61%、コーヒー54%、散歩42%、テレビゲーム21%のストレス軽減効果。また静かなところで読書を行えば、わずか6分間でストレス解消効果が得られ、即効性があることがわかっている。
     つまり、静かな場所で6分間読書をすれば、ストレスを3分の2以上軽減できるということになる。

    P.35
     文化庁の「国語に関する世論調査」(2013年度)
    月1冊も読まない47.5%、1,2冊34.5%、3,4冊10.9%、5,6冊3.4%、7冊以上3.6%、10冊約2%。

    P.61 二択より四択理論〜選択肢は多い方がいい

    P.66
     私たちの「時間」には限りがあります。他人の「経験」が満載された「本」を上手に活用することで、「5年」「10年」という回り道をショートカットできる…

    P.68
     「自己成長」が促進され、「考え方」だけでなく、実際の自分の「行動」が変化し、自分を取り巻く現実が少しでもよくなるような読書をすべきなのです。
    (中略)
     「自己成長」と「行動の変化」を引き起こす読書術とは、どのようなものなのか。それをこれから本書で説明していきますが、その大前提が「記憶に残る」ということです。

    P.69
     「なぜ、あなたは、読書しないのですか?」と逆に質問したいくらいです。
     ビジネス書を読めば、自分が飛躍するヒントが得られる。実用書を読めば、疑問や謎が瞬時に解決する。小説を読めば、異世界に旅立つこともできる。
     1冊、たった1500円です。電車の中でも、カフェでも、ベットの上でも、どこでも場所を問わず楽しめる。(追記 雨でも晴れでも)1年間毎日楽しめる。
     こな「ワクワク」して「楽しい」瞬間に、記憶を強化する脳内物質ドーパミンが出ています。つまり、本を娯楽にして、楽しみながら読むだけでドーパミンが分泌されて、記憶に残るということです。
     ここまで「自己成長するために本を読もう」と書いてきたのに、「楽しむために本を読もう」というのは、矛盾しているじゃないか!と指摘する人もいるかもしれません。
     しかし、本を読む動機は、「楽しいから」であって、「自己成長のため」であってはいけないのです。
     「自己成長のため」「仕事に役立てるため」を読書の目的にすると、やがて苦しくなってきます。
     逆にストレスになり、せっかく読んでも記憶に残らないし、身につくこともないのです。本を読む理由は、「楽しい」から。ただ楽しみながら読むだけで、記憶にも残り、学びも大きく、自己成長につながる。「自己成長」を目的にしない方が、結果として猛烈な自己成長につながるのです。

    P.94 深読(しんどく)

    P.129 実用書で使えそうな「ワープ読書術」〜知りたい部分を先に読む
     目次を見て、一番知りたい部分にワープして最初に読む。そのページを読んでさらに知りたりと感じたところ、疑問に感じたところがあれば、再度目次に戻り目星をつけて、そのページにワープする。5分•5分読書術の法則からも、本の重要な部分が忘れにくくなる。まずワクワクするような自分の知的好奇心を満たすことは、ドーパミンの分泌を促し、やはり記憶に残りやすくなる。
     大体のアウトラインつかんだところで、初めて最初のページに戻り読み始める。すでに全体のアウトラインをつかんでいることによって論旨が見えているので、圧倒的に読むスピードが速くなる。
     どこか目的地に行く場合、事前に地図で調べた大体どの辺りか目星をつけておくと、迷わずに早く到着できることと同じ。

    p.155 守破離
     「守」は、師についてその流儀を習い、その流儀を守って励むこと。
     「破」は、師の流儀を極めた後に他流を研究すること。
     「離」は、自己の研究を集大成し、独自の境地を拓いて一流を編み出すこと。
     つまり、基本をそのままそっくり、徹底的に真似る「守」のステージ(初級)。
     他人のやり方を研究し、さらに成長していく「破」のステージ(中級)。
     そして、自分流のスタイルを追求し、ブレイクスルーする「離」のステージ(上級)ということになります。
     本を読むということは、「そこから何かを学ぼう」ということだと思いますが、あなたの場合、「学び」のどのステージにいるのかを考える必要があります。
     「守」なのか、「破」なのか、「離」なのか…
     そして、本も「守」「破」「離」それぞれのステージ、どれに向かって重点的に書かれていることが多いです。
     自分がその分野で「守破離」のどのステージにいて、どこを目指すか。そこを見極めた上で、自分が買おうとする本が「守破離」のどの部分を重点的に説明しているのかを照らし合わせれば、あなたにとって「最も必要な本」が自ずと明らかになります。
     本は、大まかに3種類に分類できます。
     守 基礎を学べる「基本」本
     破 他人の方法を学べる「応用)本
     離 自分のスタイルを模索するための「ブレイクスルー」本
     ほとんどの人は、なぜか「離」の本を買いたがります。初心者なのに、いかなり達人の「奥義」を学ぼうとするわけですから、理解できるはずがありません。ても、難しいことを学んだかのようなに錯覚するため、自己満足は得られます。多読しているのにちっとも成長しない人が陥りやすいパターンです。

    まず「入門書」から学ぶ「入門読書術」〜「入門書」でます基本知識と全体像を把握する。

    人が推薦する本を読む「お勧め読書術」〜「なりたい人」の本、「なりたい人」が勧める本をチェックする。

    ベストセラーやランキングに頼らない「自分軸読書術」〜「ベストセラー」ではなく「自分が読みたい本がどうか」が大事

    1冊の本から複数の本へドンドンたどっていく「数珠つなぎ読書術」〜参考文献、引用元、原典をフル活用する。

    「広げる読書」と「深める読書」〜「温泉採掘読書術」〜「試し掘り」を繰り返し、「ここだ!」と思ったなら、徹底的に「本堀り」していく。(入門書から)

    「長所伸展/短所克服読書術」〜まずは「長所伸展」=「破」、「離」。次に「短所克服」=「守」。

    「情報」と「知識」の偏りをなくす「栄養バランス読書術」〜「情報」は炭水化物(すぐに満腹感を得られるコンビニおにぎり)、「知識」はカルシウムや鉄分などのミネラル。

    「分散投資読書術」〜超短期投資=ネット情報、新聞、週刊誌。短期投資=ノウハウ本(今すぐ活用できるノウハウ)。中期投資=仕事術、勉強術についての本(働き方や勉強法)。長期投資=思想、哲学、生き方についての本(心の栄養)

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    Kst
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    読了。

    医療従事者であり、当事者である著者だから語れる医療現場の差別とマイノリティのリアル

    「セクシャルマイノリティ」、「性風俗」、「院内暴力」、「子どもを愛せない(親)」、「医療不信」、「生活保護」、「依存症」、「性暴力」、「医療従事者」
    というテーマで、
    マイノリティや貧困、差別に対して、
    医療従事者がどう向き合うべきかを論じている。
    様々なエピソードに、裏付けとなるデータや考察を加え、当事者にとって共感的でありつつ、医療に対して啓発的な役割を果たせる言説である。

    医療現場での差別とマイノリティについて、
    著者の経験をもとに深く考察されている本でした。
    他者への想像力のある著者。

    「当事者同士の共感」と
    「医療のプロフェッショナルへの啓発」
    が著者のこの本の願いであるように、
    自分はマイノリティである当事者に共感を覚え、
    医療の現場の端くれいるものとして気づかされました。

    色々なところでまだ閉じている医療、
    これからもっと開かれていくことを考えねば…

    以下、気になったところを抜粋。

    p.25
     入院した患者の同性のパートナーがICUでの面会を断られる。現在の医療が同性愛者の病院受診のハードルを上げていて、それが生死に影響してしまうのではないか。同性愛者が不調を感じたときに気軽に病院に行ける状況ではない、医療の環境自体が、もしかしたら同性愛者の命をこの世から締め出しているのではないか。

    P.26
     「義務教育の段階からセクシャルマジョリティが前提の風潮の中で生活をしてきた多くの人々にとっては、すぐ隣にいる相手に対して『見た目の性別と心の性別が違うかもしてない』、『好きになる性別が異性ではないかもしれない』と予想することは難しいのが現状ではないかと思います。想像力の至らない、無意識レベルの思い込みが言葉の端々に現れることが、当事者が『実は自分は』と言い出せない空気感に繋がり、マジョリティの人々にとって彼ら彼女らは不可視化され、セクシャルマイノリティはテレビの中にいるだけの、日常で出会うことのない人となってしまう。そしてまた日常において、『心と体の性別が一致した異性愛者』が人間の本来の姿かのように語られ、さらにマイノリティ側が口をつぐまざるを得ない状況が続いていく。明らかな悪意のある誰かがいるわけではないのに傷付く人間が存在し続ける悪循環を、確かに感じます。
     「『恋人』とこれから会う」↔︎「『彼氏•彼女』とこれから会う」
     性別に関する言葉の数々がどれだけ私の無意識の中に刷り込まれているか、言葉を放った方の無自覚と、放たれた方の傷付きの差があまりにも大きすぎるのではないか、私は今まで無自覚のうちに、誰かをどれだけ傷付けてきたのだろうかと恐ろしくなりました。

    P.32
     セクシャルマイノリティであることは本人の意志とは無関係な事象であり、それによって医療の設けた基準に「乗れない」ことは、当事者本人の責任ではありません。医療へのアクセスがマイナススタートになっている属性の人間を本来のアクセスレベルに押し上げるための医療従事者側の配慮は、医療格差の是正であり、決して特別扱いと呼ぶべきものではないと私は考えます。
     正直なところ、平時から崩壊し、現場の人間の過重労働によって成り立っている医療現場では、統一された基準に従い、患者さんを業務的に「処理」していくことで精一杯な面はよく分かります。そこに「乗れない」患者さんのことまで考えていられない、と言いたくなる気持ちも理解できなくはありません。しかし、医療現場の多忙さや疲弊は病院経営や診療報酬制度といった事情による問題ですから、当事者を排除する理由としては成立しないはずなのです。
     医療従事者に必要な態度とは、目の前の相手が自分の性についてどう思っていても、誰を好きでいても絶対に否定しないことではないでしょうか。実感として理解ができなくともひとまず「そうなんだ」と受け入れてみることが想像力の幅を広げる力に繋がると考えていますし、現実的な医療現場での対策は、そういった想像力の基盤の上に、さらに都度当事者の言葉に耳を傾け続けることでようやく成立するものだと私は考えます。私は、セクシャルマジョリティが跋扈(ばっこ)している医療業界においても、自分自身の性別や恋愛対象を他者のそれと同一視しない想像力と、その想像力に基づく人間としての関係が医療者-患者間に築けることを信じたい。

    P.107
     コミュニケーション不足が医療不信に影響するというデータの一方で、患者さんが感じる医療者の共感度が高いほど、服薬順守や生活習慣の改善を通して疾患(研究では2型糖尿病を基礎疾患として発症する心血管障害)の予後が良好となるというデータもあり、医療者-患者間におけるコミュニケーションの量と質の重要性がうかがえます。

    P.108 ゼロリスク信仰 リスクとベネフィット

    P.118
     100%患者さんに向き合う前提としての、職場内の人間関係の重要性を強く感じます。医療現場の人手不足が患者家族の不満に繋がる、というのはよく耳にする論ですが、看護がチームの仕事である以上、きっと単に職員がたくさんいるだけでは駄目なのです。「人手」の中の人間間でどれだけ信頼関係が確立されているか、どれだけ居場所があると思えているかが、病の混乱の中にある患者さんに対して専門職としての関係を築く土台になると私は考えます。

    P.114
     今は、心の底から自信を持って働けるなんて口が裂けても言えなくて、忙しさや余裕のなさから不機嫌を周囲にぶつけてはいないか、後輩に冷たい態度を取っていないか、嫌な看護師になっていないかと常に怯えている状況です。いつか「自信」という大義のもとにこの怯えがなくなる日が来たら良いな、とは思うものの、もし独りよがりな自信が横柄な態度として表れてしまったらどうしようとも考え、戸惑う日々が続いています。

    P.123 共に歩み寄れる医療を
     医療不信について考える時、「こんなに必死にやっているのにどうして信じてくれないの」と泣きたくなります。そして一方で、病の当事者にとって、医療従事者の「必死」なんて関係ないことも、私は身を以て知っています。私達がどんなに手を尽くそうとも、万にひとつの副作用でさえ患者さんの身に起こったそれらは本人にとって「100%実感を伴う経験」になると考えればら医療は結果が全てなのだと痛感します。あらゆる配慮をしようと、誠実でいようとすればするほど、私達の言葉は曖昧になり、患者さんが求める安心の提供は困難になります。患者さんにとって頭で理解することと心が納得することは、必ずしも一致しません。