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ホソカワヒロマサ

【アタマノサプリ ~記憶のコツvol.9~】 『脳は足し算、掛け算ではなく、べき乗(累乗)で成長する』 普段勉強している時、自分自身の学習曲線を思い描くことがあると思います。 その時、多くの人が「右肩上がり」での成長を想定しています。 しかし、東大の脳研究者池谷先生は著書「海馬」の中で、 『経験もしくは努力の積み重ねによって、記憶というものは例えば「2」のべき乗1・2・4・8・16・32・・・というように倍々曲線で増えていくものである』 というようなことを言っています。 例えば、自分のレベルが「16(2の4乗)」で、「1000」という数字の目標があるとしましょう。 その時「16」の力の時には「1000」は果てしなく遠く感じてしまいがちだが、そこから6回繰り返せばクリアできてしまう、ということです。(2の10乗は「1024」) 「1000」を超える境地に達するには6段回の努力で済むので、凡人と天才の違いは単に ”努力の差” ということも言えます。 これは科学や哲学の天才、音楽や絵画の天才、あるいはスケートやバッティングの"天才"などに共通して言えることかもしれません。 そういえば、あの天才打者イチローも 『小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道だと感じている』 との名言を残しています。 このように、コツコツ積み重ねていくことによる脳の反応は直線のグラフでは表されません。 つまり、”コツコツやり続ける”という成功者誰しもに共通している行動は、脳機能的にみれば「べき乗」であり、右肩あがり"以上"のポテンシャルを持つものと言えるわけです。

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KIOKU LAB -首席&全国模試1位のOTによる記憶思考術-
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