年越しにお仕事なんて、5年前の紅白以来でしょうか。大晦日という大事な日に国際フォーラムを埋め尽くす大勢のお客様。圧巻でした。そんな皆様と一緒に年を越せるなんて、こんなにも幸せなことはないなと、この仕事をしていてよかったなとすごく気持ちが昂りました。 昨年はキングダムから始まり、自分のライブ、スウィングバイ、千と千尋、のだめカンタービレ、赤と黒と、全ての作品が初演物もしくは初演から携わっているものでした。それぞれ苦労はありましたが、その全ての時間が宝物であり自分の財産になったなと思っています。 そして本日「赤と黒」大阪公演の幕があがりました。新年早々、とても悲しいニュースが続きます。余震も未だ残る中、劇場に足をお運びくださる皆様にとても感謝しています。もし、また地震が起こったらどうしようと不安な気持ちのままご観劇なさるお客様もいらっしゃったと思います。 我々も地震が起きてからすぐにスタッフさん達と話し合いもし、また地震が起きてしまった場合、お客様そして我々が安全に帰宅できるための対処法などを改めて確認致しました。 お正月ですので、他にも色んな舞台をご観劇予定の方も沢山いらっしゃるかと思います。少しでも不安な気持ちを取り除けるよう、安心してご観劇いただけるように我々も努めてまいります。 被災されてしまった方々のことを思うととても胸が痛みます。我々の仕事は世界が平和な時にしかできない仕事です。直接的な形で何かをお届けすることはできませんが、少しでもエールを送れれば力になってもらえたらそんな想いを込めて、今後も舞台に立ち続けていきます。