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chibirabuのトーク
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  • chibirabu
    豊永阿紀(HKT48)豊永阿紀(HKT48)
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    飛行機で何かもらえるのは、ちっちゃいおともだちだけだと思っていました。



    「社会人1年生が、CAさんにプレゼントもらった話」




    私はいま、たぶん48グループのメンバーで一番移動距離が長いメンバーです。と、いうのも、第9回の選抜総選挙、ランクインの公約で、「47都道府県、それぞれの場所にある"阿"の文字が付く場所をめぐる」という企画を実行しているから。いや、していたから、ですね。今日、沖縄県の阿嘉島に行ったことで、見事達成することができました。

    どのくらいの移動距離かと言いますと、例えば、2日で東北全県回ったり、例えば和歌山から大阪まで車で行き、そこから東京へ寝台列車で行ったり、そして、北海道の次の日に沖縄に行ったり。

    そう、昨日私、北海道いたんですよ。

    でね、一度東京に戻って、沖縄に来たわけなんですけど、その北海道から東京に行く飛行機でね、またまた目も心も輝くような出来事が起きたのです。


    まず第一に、私は何度乗っても飛行機の窓側の席が大好きなのです。なんででしょう。はっきりとわからないけれど、たぶん空と街が好きなんですね。飛行機の時間次第で全く見える景色違うじゃないですか。たぶん何回見てもそれに飽きなくて。

    とはいえ、写真撮ってもキリがないから、最近はもう撮るのやめてたんですよ。反射とか面倒だし。ほら、自分写っちゃいません?あれ、めちゃくちゃ面倒じゃないですか。ちょっと恥ずかしいし。

    でもね、昨日の帰りは違って。
    見たことない空だったんです。空は夜の色なんだけど、空と地上の間に、ぴんっと真っ直ぐ青のカクテルみたいな(といっても、カクテルの種類なんてわからないんだけど)線がのびていて、それを撮りたくて、一眼引っ張り出して撮り始めて。でも、私はカメラが好きだけど、独学っていうか"学"すらしてなくて、撮りながら色んなところいじって撮りたい写真を撮ることしかしてこなかったから、それこそ反射が目立ったり、色が思った色じゃなかったりして、でも撮りたくて、だから、いろんなところいじったり、ブランケットかけたり、色々してやっとなんとか撮れて。そうこうしてるうちに、その青も消えて、ぽつぽつ街の光が見えるようになってて。

    私、特に道の光が好きなんですよ。上空からでも、絶対道だってわかる感じのやつ。それから、絶対これ市街地だよなっていうな、突然現れる煌々と輝く街とか。

    そういえば最近あまり窓側になることもなかったし、あっても夜にそこまではっきり景色が見えることもなかったから、単純にテンションが上がってたんでしょうね。もう、ずっと撮ってました。機内の液晶の地図見ながら、ここら辺でこんなに光ってるってことは、仙台の上かなとか、あそこ、絶対高速道路だなとか、思いながらずっと撮ってたの。

    ある時、ふと気配を感じて振り向いたらね、CAさんが立ってて。
    「こちらどうぞ」
    って、笑顔で何かを渡されたんです。

    え、18歳よ?

    え、社会人よ?

    って、一瞬真剣に思いました。
    だってないじゃないですか、大人が何かもらうことって。マニュアル外じゃないですか。ほら社会人1年生だから。新人だから。びっくりしちゃって。

    でもよく見たら、それポストカードで、手書きで文字が書いてあって。

    えっ、と思って見たらね、

    夜景は楽しんでいただけていますでしょうか。

    っていう一行から始まったメッセージで。

    読み進めていったら、

    右手には、幕張→ディズニーランド→東京スカイツリー、着陸間際にはレインボーブリッジ→東京タワーがご覧いただけます。

    って書かれてたんです。


    わぁぁああ!!!!って、もう目がキラキラ〜〜〜〜!!!!!!って!!!!


    しかも、AIR DOのキャラクターがカメラかけてるイラストも手描きで描いてくださってたんですよ、、、!おもてなしの精神というか、優しさが染み込みました、、、。

    全部、わかりにくいけど撮れたんだ!!
    お姉さんが教えてくれなかったら、全く気づかなかっただろうな。

    ポストカードは宝物。すっごくすっごく嬉しかったから、大切に大切にとっておくんだあ。

    降りるとき、お姉さんに、見えました!!!って言ったら、良かったですと、素敵な、本当に素敵な笑顔で言っていただけて、とってもとっても嬉しかった。

    空から街の光をみるたび、わたしはこの日のことを思い出すんだと思います。あのポストカードが教えてくれたのは、見える景色だけじゃなかったから。


    次は、どんな光が見えるのか。
    窓側に座るのが、また楽しみになったけど、
    きっとまた北海道に行って、あの景色と、あのお姉さんに出会いたいです。

    幸せな光をまた、ファインダーいっぱいに詰め込んで。

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