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たんまう@低浮上

急性の気管支炎の原因で圧倒的に多いのは、ライノウイルス、アデノウイルス、インフルエンザウイルスなどのウイルス感染や、マイコプラズマや百日咳菌など、ウイルス以外の病原体により引きおこされるもの、これらの病原体が最初に感染した後で、肺炎球菌やインフルエンザ桿菌などの一般細菌が二次感染を起こしてくる場合もあるー! 一方、慢性の気管支炎では、通常は咳を伴うことが多いので、慢性の咳を引き起こす病気の多くがこれにあてはまって(→咳の診断・治療の項を参照してね)。感染症の他に、副鼻腔気管支症候群、びまん性汎細気管支炎、喫煙に伴う慢性気管支炎などが代表的!一方、喀痰の量が多くても少なくても、感染症の可能性は常に存在!結核菌や非結核菌性抗酸菌症なども慢性の気管支炎症状を引き起こすことがある。さらに、インフルエンザ桿菌、肺炎球菌、緑膿菌、モラクセラ・カタラーリス、黄色ブドウ球菌などの細菌が持続的に下気道に感染を繰り返すことで咳と痰とが続く場合もあって、慢性気道感染症と呼ばれているよ このほかにも、慢性の咳や痰を見過ごしていると、実は重大な病気が進行していることがしばしばあります。COPDや老人の喘息、肺がんなどは、咳や少量の喀痰などが主症状として前面に出ることもあり、自分では大した病気と感じられないで放置されていることもしばしばあるのです。例えばタバコを吸う人が、自分はいつも咳をしているからと大して気に留めずにいたら、喫煙による慢性気管支炎(COPD)だけでなく、肺がんが発生していたということもありえます。さらに、あるタイプの肺がん(気管支肺胞上皮がん)では、しつこい痰の産生とそれを出そうとするための咳が特徴とされているのだ

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