109H15
トーク情報- Dr.アフ郎
Dr.アフ郎 解剖的な話をすると気管分岐までの距離には個体差があります。「男性なら口角22cm固定」というような丸暗記的な対応ではダメで、挿管に限らず人によって標準的な範囲から逸脱することも日常で良くあることです。
手技系の確認は、時間が許すのであれば多ければ多いほど良いです。何より患者さんの安全そのものに繋がるからです。
気管挿管に対する、直後のポータブルでのレントゲンでの位置確認はほぼ確実に行われます。よっぽど重度の呼吸不全でない限り、数十秒の撮像時間に耐えうるからです。耐えられない場合には一人、呼吸管理役がプロテクターを装着した状態で換気しながら撮像します。
レントゲンの板を入れる場面では、チューブが抜けたりずれたりする可能性があるので、マスクや人工呼吸器の蛇管を一瞬外すシーンが実習では見られるのかなと思います。
挿管後に胸部レントゲンを省略することってありますか?
>現場の方々 - みっすんが参加しました
- Dr.アフ郎
Dr.アフ郎 心肺停止での挿管は、
基本的に胸骨圧迫をしながら
行われることになります。
たまに、
胸骨圧迫を中断して
挿管することもあります。
そして論点のレントゲンは
必ず取りに行きます。
心肺蘇生のときには
一分一秒単位で物事が
進んでいくことになります。
一般に、
胸骨圧迫の中断は
10秒以内という
有名な原則がありますが、
10秒あれば結構
色々と出来たりします。
特にレントゲンの撮像は
プロテクターをつけて
胸骨圧迫をする人が
撮る瞬間だけ
手を離せば良いのです。
ものの3秒あれば十分かと。
あとはレントゲンの板を
入れたり抜いたりすりときに
少しだけ中断しますね。
こうやって
質問されてみると、
病院実習って意外に
見所満載だなぁと思いました
遠慮なくどんどん
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