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礼二えもん

小学校三年生の秋の日だったと思う。おじいちゃんが「礼二お前すごいなー」と言いながらある郵便物を持ってきた。それにはドラえもんひみつ道具コンテストの4等に入賞した金色のドラえもんパスポートが入っていた。選者は藤子・F・不二雄先生だったと思う。ぼくが考えたひみつ道具はタンコブにライトをあてると、あてられた人の望むものが何でも出てくるタンコブライトというものだった。藤子F先生と僕とのわずかな直接的な接点だった。

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ヒーローを求めて風の中ゆく
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