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麻里子好き好きのトーク
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    2005年12月8日、東京の秋葉原にある専用劇場でAKB48は誕生しました。オーディションに合格した二十数名のメンバーは、完成したばかりの小さなステージで不安そうに僕を見ていました。これから何が始まるのか、誰もわかっていませんでした。まるで、出来たばかりの野球部に入部して来た“未経験者”の集まりでした。野球をやったこともない素人、リトルリーグに入ってはいたものの芽が出なかった者、中には、運動音痴もいました。はっきり言って、落ちこぼれ集団、日本一の弱小チームです。そんな彼女たちを前に僕は言いました。「みんなで甲子園(東京ドーム)へ行こう」

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    中学生だった高橋みなみも前田敦子も板野友美も峯岸みなみも、高校生だった小嶋陽菜もきょとんとしていました。「この人は何を言っているのだろう?」と。それから、毎日、レッスンして、小さな劇場のステージで公演を重ねました。日本一の弱小チームです。それでもあきらめずに、練習し続けました。あれから、9年。僕は気づきました。「AKB48はアイドルグループというより、日本一の弱小チームが頑張って夢を叶えるまでのドキュメンタリー」だと。あんな弱小チームですら、頑張れば夢が叶うのか?それを証明するためのグループです。じゃあ、私だって…、僕だって…と、みんなが夢に向かって走り出してくれればいいなと思います。高橋みなみは、与えられた区間を、いや、与えられた以上の区間を、あと一年、全力で走ります。だから、応援してくださっているみなさんも、是非、それぞれ、自分の夢に向かって走って欲しいと思います。僕を含めて、こんな弱小チーム、へなちゃこチームですら、東京ドームでコンサートを開いたり、紅白歌合戦やレコード大賞に呼んでいただけるようになったんですから、君にもできます。AKB48と一緒に夢に向かって走りましょう。9年間、応援ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

    AKB48グループ総合プロデューサー 秋元康

  • 麻里子好き好き
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    イソップ寓話の中にこんな話があります。ある男が「俺はロードス島で開かれた陸上大会の走り幅跳びで、素晴らしい記録を出した。嘘だと思うなら、ロードス島に行って、みんなに聞くがいい」と自慢話をしていた。それを聞いていた一人がその男に向かって言った。「ここがロードス島だ、ここで跳べ!」
    記憶が曖昧ですが、そんなような話です。哲学者ヘーゲルが「法の哲学」や思想家マルクスが「資本論」の中で引用して有名になりました。本来の意味は、“論より証拠”かもしれません。AKB48のメンバーが“努力は報われるのか?”という大きなテーマに立ち向かっている今、悩み苦しむ彼女たちに、ふとこの言葉を贈りたくなったのです。“努力した”とか“頑張った”とか言う前に、まず、ここで跳んでみようと。つまり、ロードス島のことを忘れて、今、ここで跳ぶ勇気が必要なんだと。もしかしたら、ロドス(ロードス島)とはAKB48のことかもしれません。やがて、AKB48を卒業していくメンバーに、「(AKB48でどんなに頑張ったとか、どんなに努力したとか、どんな記録を出したとかはどうでもいい)、ここで跳べ!」と言われる日が来るだろうから。僕もそんな偉そうなことは言えません。でも、ロドスの話ではなく、今、ここで跳びたいと思っています。

  • 麻里子好き好き
    北川綾巴北川綾巴
    麻里子好き好き
    よ!ベッピンさん 昨日の握手ありがとう アディダスばかのおじさんだよ 覚えてないか…

    あー!覚えてますよ♪
    りょうはもadidasすきだよー

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  • 麻里子好き好き
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    高橋みなみさん
    「まず、みなさん本当に、ありがとうございました。
    私がAKBに入ってから、今年で10年が経ちます。
    7回目の総選挙、最後の総選挙でした。
    1期生としてメンバーとして入ってきて、たくさんのメンバーの卒業を見送ってきました。
    いろんな葛藤や、いろんな思いがありました。
    そして、私は、入って1年ぐらいの時にあることに気づきました。
    「私はこのグループでは、1番にはなれない」ということです。
    同期には前田敦子がいました。次の期には大島優子がいました。
    みんなすごくて、カリスマ性があって、絶対的人気があって。
    私は歌手になりたくて芸能界を目指しました。
    たくさんオーディションに落ちました。
    そして受かったのがAKB48でした。
    歌手になりたいけど、アイドルになりました。
    カワイイとか、アイドルとか全然分からなくて。どうすれば人気がでるのかも分からなくて。
    でも、このグループがすごく好きになったから、すごく頑張りたいなって思って。
    気付いたらキャプテンになって、総監督になっていました。
    そして、総選挙があって。
    「私なんかが、1位になりたいなんて言っちゃいけないな」って思いました。
    グループが好きだからこそ、グループの先を見ました。
    「この人がセンターになったほうがいいな」
    「この人が次1位になったらいいんじゃないか」
    自分のことなんてどうでもよかったんですけど…。
    でも、きっとここにいるメンバーみんなが思っていることを、私も一緒に思っています。
    「1位になりたいって、言ってみたいな」ってことです。
    私は最後の総選挙で初めて「1位になりたい」と言いました。
    確かに、目標としていた順位には届かなかったし、ここまで呼ばれなかったから、1位になろうって思ったけど。
    でもね、今、本当に清々しいです。1位になりたいって言って、ファンのみなさんと一緒に、ひとつの目標に向かって頑張ってこれたことがとても嬉しいです。とても幸せです。
    ここに立ったら何を言おうかとすごく考えていました。
    何を言うのが正解なのか。最後の総選挙で私は、みんなに何を残せるのだろうと。
    なので、ここからは、是非メンバーに聞いてもらいたいなと思います。
    私は、メンバーに残したい言葉があります。
    多分みんな、いろんな活動をしていて、「悔しいなぁ」とか「頑張っても、100頑張っても1ぐらいしか評価されないなぁ」って、たくさん矛盾を感じていると思います。
    でもね、人生というのはね、きっと「矛盾と闘うもの」なんだと思います。
    色々思うことがあると思う。
    でも、頑張らなきゃいけない時っていうのがあるし。
    頑張らなきゃいけないときっていうのは、一瞬ではないということを、みんなに覚えておいてほしいなと思います。
    272人、今回立候補しました。
    呼ばれたのは80人でした。
    呼ばれなかったメンバーは、では、頑張っていなかったのか。
    違います。
    みんな頑張っています。
    劇場公演に立ち続け、学業を両立して頑張って、自分のやらなきゃいけないことと一緒に頑張っているんです。
    でも、ここに立てるのは80人なんです。
    だからきっと、AKBグループにいればいるほど、頑張り方がわからなくなると思います。
    どう頑張ったら選抜に入れるのか。
    どう頑張ったらテレビに出れるのか。
    どう頑張ったら人気がでるのか。
    みんな悩むと思うんです。
    でもね、未来は今なんです。今を頑張らないと、未来はないということ。
    頑張り続けることが、難しいことだって、すごくわかってます。
    でも、頑張らないと始まらないんだってことをみんなには忘れないで欲しいんです。
    私は毎年、「努力は必ず報われると、私、高橋みなみは、人生をもって証明します」と言ってきました。
    「努力は必ず報われるとは限らない」。そんなのわかってます。でもね、私は思います。頑張っている人が報われて欲しい。
    だから、みんな目標があると思うし夢があると思うんだけど、その頑張りがいつ報われるとかいつ評価されるのかとかわからないんだよ。
    わからない道を歩き続けなきゃいけないの。
    きついけどさ、誰も見ていないとか思わないで欲しいんです。
    絶対ね、ファンの人は見ててくれる。
    これだけは、私はAKB人生で一番言い切れることです。
    だから、あきらめないでね。
    松村がまさか私の名言を言ってくれるとは思わなかったんですけど。
    そうね。ネタにされるよね。
    キレイ事だもんね。
    でもね。今年も、卒業してからも、言わせてもらいます。
    最後なので。まあよく、「アコースティック・バージョン」とか麻里子様にいじられたりしたんだけど。
    これが、高橋みなみ・総選挙ラストバージョンです。
    みなさん、一緒に言ってくれますか?
    いきます。せーの!
    「努力は必ず報われる」と、私、高橋みなみは、これからも人生をもって証明します。
    ありがとうございました。」